映画「銀座の恋の物語(1962年公開)4Kリマスター版」を観た。
【解説】「アラブの嵐」の山田信夫と、「男と男の生きる街」の熊井啓が共同で脚本を執筆、「メキシコ無宿」の蔵原惟繕が監督した歌謡メロドラマ。撮影もコンビの間宮義雄。
銀座四丁目交差点を裕次郎が人力車を引っ張るシーンで始まるのだが、真っ暗な交差点に三愛ビルの「新築場」の看板や路面電車が映る。
今は無き日劇や昭和30年代当時の松屋通りも映るので、半世紀前の銀座が楽しめる。ちなみにタクシー初乗り60円だったらしい。
言わずと知れた石原裕次郎の代表曲である「銀座の恋の物語」であるが、裕次郎本人の歌唱よりも私にとっては亡父を始め、諸先輩方の歌唱で聴いた回数の方が圧倒的に多いと思われるほど歌い継がれている昭和の名曲で、劇中にも何度となく曲が出てくるのだが様々なバージョンがあるで、しつこく感じさせない。また51歳で改めて聴くと素敵な歌なんだな~と思った。ジェリー藤尾が懐かしく、江利チエミが片思いの乙女を好演し、美声も聴かせてくれる。
そして・・・何とも可愛らしい「ちゃこちゃん」が浅丘ルリ子だと気付いたのは観終えてからだった・・・顔の形が全然違うじゃないかぁぁ~