東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「歩いても 歩いても」

2011年11月01日 09時24分42秒 | 映画の話

2007年公開の「歩いても 歩いても」を観た。

【解説】『誰も知らない』『花よりもなほ』の是枝裕和が、家族の情景を鋭くとらえ、しんみりと描いたホームドラマ。15年前に死んだ兄と比較されて育ち、実家に居心地の悪さを抱いている男を阿部寛がユーモアと悲哀を込めて演じる。そのほか、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄などが家族にふんし、家族の何でもない会話や日常を絶妙な間合いで表現する。

解説にもあるように非常にどこにでもあるような日常的なシーンが続く。古い台所やタイルの欠けた風呂場やレースの掛かったピアノなど昭和的なほのぼのとした風景が心地良い。大きな盛り上がりがある訳では無く、最後まで淡々としていて、ドキュメンタリー映画に近い作品でもある。もう少し私が年齢を重ねたら、また違った立場で観るだろう。また先日亡くなった原田芳雄がいい感じである。

冒頭から食べるシーンや調理するシーンがとても出てくるのだが、それがまさに田舎のじいちゃんち、ばあちゃんちと言う感じを見事に表現していた。ただ舞台は三浦海岸(冒頭のシーンでチラッと映るので判明)で散歩道には舗装された道路が続くので、遠くの実家と言うよりも近くの実家って感じなのだろうか?

「歩いても 歩いても」ってタイトルにあるものの、大して歩かないな~と観終わって思ったが、後日その意味を他から知った。なるほどそういう意味だったのね~とちょっとニヤっとしてしまった。

【明日11月2日(水)は定休日です】

有限会社やな瀬不動産

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