映画「明日に向かって撃て!(1969年公開・原題BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID )」を観た。
【解説】実在した2人のアウトローをモデルに、彼らの自由奔放な生きざまをユーモラスかつシニカルに描いた青春西部劇の傑作。19世紀末のアメリカ西部。列車強盗で大金を手にしたブッチ・キャシディとサンダンス・キッドは、新たな夢を追い求めて南米ボリビアへと向かう。彼らはここでも銀行強盗を繰り返し、逃避行を続けるが……。主人公のブッチをポール・ニューマン、サンダンスをロバート・レッドフォードが演じる。
先日観た映画「スティング」を観て、ついこの二人のコンビ作品を観たくなり、DVDも持っているし、本ブログを始めた頃にもすでに一度掲示しているのだが、たまたま放送されていたので観てしまった。冒頭8mm映像で始まり、セピア色からカラーに変わる手法が実にお洒落で、ボリビアへ向かう時にもう一度セピア色に変わる。きっとこの最後のセピア色の世界の時が三人にとって一番楽しかったのかも知れない。不思議な三角関係は相変わらずであったが、自転車のシーンは実に美しい。余りにも有名なラストシーンは中学生の頃、ポスターを飾っていたものだ。
盗人たちの逃避行の末の悲劇ではあるが、これだけ支持されるのは実は人を撃ったことが無かったり、銃の腕は一流だが泳げない等の人間味溢れる二人のキャラクターなのかも知れない。