契約日当日40分前にキャンセルの連絡が客付け業者さんから入った。
「判子を押すまでは何が起きるかわからない」と先代からも教わってきたが、このタイミングでの連絡に様々な気持ちが入り混じる。電話を切った後に、作成した契約書類をひとつひとつ荒々しく処分するのだが、今回の場合はいつもと少しだけ違った。
大抵の場合は客付け業者さんからの連絡で終わりの所だが、今回は契約予定者さんからも直接お詫びの連絡が入ったからだ。設備修理依頼の催促電話は掛けてきても、修理完了後の連絡が来ないのと同様で、これってなかなか出来ないことである。
自動車保険のCMで事故の際に電話オペレーターが相手と話しましょうか?と語りかけるマキノさんに「自分で対応します」という人なんだろう。きっと・・・
厄介な事、面倒な事や嫌な事は誰かに任せたくなるのは誰でも一緒だろう。でも最低限自分自らが動いて、自分なりの誠意を見せる経験をせずに、何でもマキノさん任せになってしまうと、あとあと大変だろうなって思った。