街の声

2013-12-23 12:13:43 | Weblog
 結構張り付いていたんだけど(笑)、見にきた人たちの感想も聞けて楽しかった。
 初めてあひるちゃんと対面し、感動で胸が一杯になって、2ヶ月越しでやっと会えた……とこっそり半泣きしてた私のそばで、70代とおぼしき年配のご婦人二人連れの一人が「やっと会えた~3年、4年ごしや」と言っているのが聞こえてきて、我に返った。
 そうかと思えばちっさい女の子とお母さんが自転車で見にきて、「これで3回目やな」と言っていた。こんなにちいせーのに……と少しだけ複雑な気持ちになった。
 
 あひるちゃんのことを「あひちゃん」と呼んでいたファミリー。最初「あきちゃん?」かと耳を疑った。友だちのことを言ってるのか? と。(「る」までちゃんと言え! と立腹気味の私に「大阪人はなんでも略すのや~」と涼しい顔の地元産の従姉妹)。
 「うわ~これはパンチあるなー」と最初はテンションあがり気味の50代ぐらいのカップルの男性。左から見て右から見て、回って戻ってきた時には真面目な声で「横顔はかわいいな」と言う男性の声は一瞬連れの彼女のことを言っているのか? と思うくらい真剣な告白に聞こえた。

 もう皆さん間違いなくとりこよね(笑)。
 あんだけ言っていた従姉妹も、実際に見た時は「ほほ~う、これは…」と見直してたみたいだったし。
 来る人みんなが「うわ~」と歓声を上げ(殆どの人が「大きい!」とか「思ったより大きい」と続く)、携帯やカメラをかざす。あひるちゃん単体で撮った後友人と撮ったり自分を入れて撮ったり。ランナーも結構いたけど、「これかー」とか言って、これまたほとんどみんな立ち止まって撮ってた。みんな笑顔になって帰っていってたよ。すごいね、あひるちゃん!!
 
 私はと言えば、ほとんどノープランで行ったのもあるけど、こんなに張り付くとは思わなかったと思うくらい朝昼晩いつづけた。あひるちゃんをじっと見ていると、美術館で心惹かれた絵画の前で立ち尽くした時のようだと思ったし、そのうち子どものころ、大仏殿に鎮座まします大仏様をじっと見上げていた時のことを思い出したりもした。微笑みを絶やさず来る人すべてを笑顔で迎え、いつも変わらずにじっとそこに佇んでいる姿はまるで聖母マリヤなのか? とかね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿