台風の後の八王子

2010-08-13 16:23:45 | Weblog
 「ゲゲゲ展」を見たあと、その足で八王子へ。
 京王線の新宿から終点まで乗ったの、どれくらいぶりだろう。特急だと北野も停まらないから、北野天神も見そびれてしまった(車窓から、あそこの大きな木々を眺めるのが好きなのである)。京王線の特急の快適さは、騒音といい軽快さといい他の電車にはなかなか及ばないと思うのだけど、どうだろう(少なくともJRよりは全然まし)。
 八王子の地理もだいぶ詳しくなったので、進行方向先頭に乗って、京王八王子のもう一つの改札を出る。そこからほぼまっすぐに西を目指す。よく自転車でふらふらと通っているので、このあたりも本当に詳しくなりました(笑)。でも歩いていると、改めて小さな路地や抜け道に目が止まり、今まで知らなかった店や古い家屋を見つけられるので本当に楽しい。
 八王子は東西分割した場合の西側の街並は、昔の古い街並がそこかしこに残っていて、ここだけで地方の一都市に来たような(決して見下しているのではありません。むしろ羨ましいです)気持ちを味わえるので、歴史好き&旅好きにはたまらない。歩いているだけで「桑都」や「江戸」「戦国」、「甲州と武州の交差するところ」「絹の道」「交通の要衝」などということばが頭の中に浮かんでくる。
 一言では言えぬ興味が尽きない。

 西を目指して歩きながら、台風一過のおかげで山並みがはっきり見える。青い山々。
 こういうの、昔だったらもっとはっきり見えたんだろうな。あの山並みを見ながら、昔の人たちは何を思ったんだろう、といつも思ってしまう。
 それにしても、道の向こうに山が見える景色は、本当にうらやましい。これは私の心の中にいつもある原風景でもある。

   

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