哲学の帰り道

　考え事をしたり、頭の中を整理したりするときは、歩くのが一番。（たぶん、自転車よりいい。スピードがいいんだろうな～と思っている。）
　今日も今日とて会社を出たのは８時過ぎだったけど、９時じゃないので（笑）一駅歩いてみることにした。コンビニで買った、ほかほかの肉まんをかじりながら。
　祈りつつ、歌いつつ（どれも小声でね）、時には独り言を言いつつ（もう一度書くけど小声だからね）、歩いているうちに頭の中に風が通って、心の中の空気も入れ換わって、今までと違った方向から問題を眺められるようになる。いろいろな方向から問題を眺めて、取っ掛かりを見つけたら、それについてさらに考えていく。そのうちに物事の本質や背景が見えてくるようになって、時には自分が本当に感じていたことや考えていたことが言葉になって浮かび上がってくることもある。ふざけて、感情を爆発させて、本心を吐露させてみる。今日はこれまで感情的な自分の性格をあまり評価して来なかったが、それがゆえにかえって感情の処理が早かったりわかりやすかったりするのかな、と逆に思えるようになった。もちろん対人関係に置いては適宜調整が必要なものではあるけれど。
　そんなことを考えているうちに一駅は二駅になり、途中でふくらはぎを伸ばしつつ、家に着いたのは10時を回っていた。遅くなったけれど、頭の中はすっきり。なんとなく、気がつけば一月ほど抱えていた問題も一山越えたような気がする。
　歩くのは、大事だな。