プラダを着ていなくても悪魔

2013-06-07 23:04:19 | Weblog
 きっと本物の悪魔は何でも着るだろうな。何も着ないこともあるんだろうな。何かに化けることもあるな。間違いなく。


 という話は置いておいて、「プラダを着た悪魔」、今日も楽しかったー!! 未だにおかしいところは笑える(電車の中でも思わず笑ってしまった~)。テレビでは吹き替え版だったけれど、私はメリル・ストリープのぐーっと抑えた声が好きだ。
 前に観た時よりも、小さなディテールまでなぞるように観ることができた気がする。ちょっとした一言の意味を考えたり、視線や身振りを受け止めたり。うーん、よくわかった。きっと私が年齢を重ねたこともあるな(笑)。毎日一歩ずつアンディからミランダ側へ近づいていくんだ。
 仕事に対する考え方もそう。少しずつミランダ側へ近寄っていく。前回全然理解できなかったことが初めて身近に感じたり。職場や仕事のやり方に不満があって、愚痴を聞いてくれる友人はとても貴重だし限りなく有り難い存在だけど、裏を返せばいろんな意味で対応できてないという未熟さと全体を理解さえできない立ち位置の違いをはっきりと指摘してくれる容赦ない視点はもっと有り難いんだ。無責任な肯定や受容、人をダメにする優しさがせっかくのチャンスを形無しにしてしまう、実はその人こそ悪魔なんじゃないか?
 なんてことぐらいは考えられるようになったかも。(思えば、その有り難さの違いがわからなくてずーっともがいていたのが私の前職の在職中だったのかも。)
 今日はそういう意味でも、ちょっとすっきり。

 それと、前観た時よりもちょっとだけ、自分でがんばって認めてもらえた経験があるから、その意味はアンディに近づけた気がする。これは本当に得難い経験だったから、それができたことを何よりも有り難いと思う。
 あとは「断食のときのお茶」なるものを入手したので、明日にでも飲みながらそっちも近づこうと、食後のポッキーを食べながら思ったのでした。