タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

光のとこにいてね

2023年07月01日 | 読みました!見ました!

一穂ミチさんの「光のとこにいてね(文藝春秋)」を読了しました。単行本460ページというなかなかのボリュームのある小説でしたので、「最後まで読めるかなぁ…」と心配していたのですが、ボクが利用する中央図書館が図書整理のためにしばらく休館するということで、貸出期間がいつもより長くなっており、無事に期限内に読み終えることができました。

まずはAmazonの紹介文を抜粋しますね。


第168回直木賞候補作&2023年本屋大賞第3位

刊行以来、続々重版。大反響、感動、感涙の声、続々!
令和で最も美しい、愛と運命の物語


―ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。二人が出会った、たった一つの運命。切なくも美しい、四半世紀の物語。


まぁこんな感じの本です。7歳の時に出会い惹かれ合った2人の少女。その2人が15歳で再会し別れ、アラサーになって再び再会します。しかし、再会は偶然ではなく必然でした。3つの時代を縦断した四半世紀の物語。幼馴染でも同級生でも友達でもない、不思議な関係の特別な2人。青春小説でも恋愛小説でもない不思議な話でした。ボクが今まで読んだことも、経験したことも、聞いたこともない人間関係を紡ぐ小説でした。読後感は不思議な感覚でした。

読書っておもしろいですね。この年になっても、今まで知らなかった価値観や生き方を教えてくれます。

コメント
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