3月も半ばになり、だいぶ雪も溶けて車での移動もしやすくなったので、久しぶりに「県内の日帰り温泉めぐり」を再開することにしました。今回ねらいを定めた日帰り温泉はここです。
加茂七谷温泉「美人の湯」です。加茂市にあるこの温泉、ボクは行くのは初めての温泉です。「越後の小京都」と言われる加茂市は、わが家から一般道で40km強の距離です。今回の往路は、国道8号線ではなく三条市の下田地区を通るコースで行ったので、山道に雪がまだ結構残っていました。
実はこの「美人の湯」。昨年の9月に応募した懸賞に当選し、無料チケットをいただいていたんですよ。その有効期限がこの3月末なものですから、今回チョイスしたというわけです。無料チケットをムダにしたらもったいないですからね。
車のナビ通りに運転していったら、大きな「美人の湯」の看板が見えてきました。
コンクリート打ちっぱなしの外観も、なかなかいい雰囲気を醸し出しています。加茂市だけにね(笑)。まだ玄関前には結構な量の雪が残っていました。加茂市の中でもこの七谷地区は、雪が多い地域なんですね。
館内もコンクリート素材を上手く使い、窓が多く明るい雰囲気です。奥に進むとお待ちかねの大浴場です。
ちょうどお客さんが誰もいなかったので(平日の昼前だったからね)、撮影をさせてもらいました。左にある丸い浴槽は水風呂、その奥の大きな浴槽がメインの温泉です。右側は洗い場になっています。その洗い場の上を見上げると、あらびっくり!
「黒猫が何匹もいる!」ってビックリしたら、オブジェでした。黒猫がこの温泉のマスコットなんでしょうかね?館内の他の場所でも、何か所かで見ることができました。2つ上の玄関の写真にも写っていますね。
浴室の外には露天風呂があり、六角形のハニカムサウナの建物が建っていました。普段はサウナを利用することないボクですが、試しに入ってみました。屋外にあるので露天風呂と交互に入ることができ、気持ちよかったです。サウナは浴室内にもありました。
「美人の湯」というネーミングから「お肌つるつるのアルカリ温泉」を予想していましたが、pH6.8ですから弱酸性の温泉でした。源泉温度は22.1℃ですから、沸かし湯ですね。まぁ十分気持ちのよい温泉であることは間違いありませんが、ボクは男ですので、美人にはなれませんでした(笑)。
この温泉の大きな魅力の1つは、なんと言っても眺望の良さでしょう。眼前に広がる粟ヶ岳の壮大な絶景を、1階のロビーからも2階の大広間や食堂からも見ることができ、心が震えました。すばらしい!
「温泉に浸かりながら四季の粟ヶ岳を見る」というのも、なかなかオツでしょうね。新緑の季節にまた来てもいいな…と思いました。