山男の日記

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ナツメの甘露煮

2019-10-01 16:26:00 | 山菜・キノコ
9/28(土)に採ったナツメの甘露煮を作った。










特徴
葉は互生し、落葉樹らしからぬ光沢があり、3脈が目立つ。花は淡緑色で小さく目立たない。果実は核果で長さ2cmほどの卵型、熟すと赤黒くなり次第に乾燥してしわができる(英語名のとおりナツメヤシの果実に似る)。核には2個の種子を含む。
同属は多く熱帯から亜熱帯に分布し、ナツメ以外にも食用にされるものはあるが、ナツメが最も寒さに強い。
中国北部原産で非常に古くから栽培されてきた。

利用
木材としては、硬く、使い込むことで色艶が増す事から、高級工芸品(茶入れ、器具、仏具、家具)等に使われている。その他、ヴァイオリンのフィッティング(ペグ、テイルピース、顎当て、エンドピン)にも使われている。 比重としてはツゲと黒檀の中間程度。

食用
日本では、果実を砂糖と醤油で甘露煮にし、おかずとして食卓に並ぶ風習が、古くから飛騨地方のみで見受けられる。
韓国では、薬膳料理として日本でも知られるサムゲタンの材料に使われるほか、砂糖・蜂蜜と煮たものを「テチュ茶(ナツメ茶)」と称して飲用する。
欧米には19世紀に導入されキャンディ(当初はのど飴)の材料として使われるようになった。また葉に含まれる成分ジジフィン(Ziziphin)は、舌で甘味を感じにくくさせる効果がある。
乾果の砂糖漬を高級の菓子として賞味する。