2014/9/27に噴火した御嶽山。徐々に元の姿に戻りつつあるようだ。
木曽郡木曽町と岐阜県下呂市は27日、御嶽山の入山規制を28日正午に一部解除し、木曽側の黒沢口登山道から同市の小坂口登山道などへ行けるようにすると発表した。死者58人、行方不明者5人を出した2014年9月の噴火災害以降、利用者の多い登山ルートで初めて、岐阜県側とつながる。町は登山道を調査し案内板を設置するなど安全対策を取ったため、一部解除を決めたとしている。
一部解除区間は、黒沢口登山道9合目の山小屋「石室山荘」の500メートルほど先の地点から、摩利支天乗越(まりしてんのっこし)までの約1キロ。御嶽山登山の魅力の一つと言われる二ノ池や三ノ池、五ノ池などを巡ることもできるようになる。五の池小屋付近から下る小坂口登山道は、岐阜県側の登山口につながる。
御嶽山は現在、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)で、火口からおおむね1キロの入山が規制されている。今回の区間は入山規制の外にあるが、噴火の備えが済んでいないため、解除していなかった。
木曽町は昨年度、登山道沿いにある石室山荘や女人堂など山小屋4カ所に、噴火などを登山者に知らせるスピーカーを設置。山腹にある御岳ロープウェイも含めてヘルメットやゴーグルを置いた。登山者に情報提供する安全パトロール隊も設けた。その上で、町の職員が27日、登山道を確認し、主要な地点までの距離などを示した看板を設置し終えたため、規制解除を決めた。木曽町の原久仁男町長は「噴火以前に比べれば安全対策が進んだと考えている」としている。
木曽郡木曽町と岐阜県下呂市は27日、御嶽山の入山規制を28日正午に一部解除し、木曽側の黒沢口登山道から同市の小坂口登山道などへ行けるようにすると発表した。死者58人、行方不明者5人を出した2014年9月の噴火災害以降、利用者の多い登山ルートで初めて、岐阜県側とつながる。町は登山道を調査し案内板を設置するなど安全対策を取ったため、一部解除を決めたとしている。
一部解除区間は、黒沢口登山道9合目の山小屋「石室山荘」の500メートルほど先の地点から、摩利支天乗越(まりしてんのっこし)までの約1キロ。御嶽山登山の魅力の一つと言われる二ノ池や三ノ池、五ノ池などを巡ることもできるようになる。五の池小屋付近から下る小坂口登山道は、岐阜県側の登山口につながる。
御嶽山は現在、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)で、火口からおおむね1キロの入山が規制されている。今回の区間は入山規制の外にあるが、噴火の備えが済んでいないため、解除していなかった。
木曽町は昨年度、登山道沿いにある石室山荘や女人堂など山小屋4カ所に、噴火などを登山者に知らせるスピーカーを設置。山腹にある御岳ロープウェイも含めてヘルメットやゴーグルを置いた。登山者に情報提供する安全パトロール隊も設けた。その上で、町の職員が27日、登山道を確認し、主要な地点までの距離などを示した看板を設置し終えたため、規制解除を決めた。木曽町の原久仁男町長は「噴火以前に比べれば安全対策が進んだと考えている」としている。