劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

舞台美術

2018-10-18 08:33:37 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
ロゴス(論理)とパトス(共感)…
表現に関わる人間にとって、そのバランスは大事なことだろう。
言い換えれば 「言葉と身体」「理論と実践」のバランスがとれていないと信頼は失われる。
わかってはいるが、演劇ではアンバランスやミスマッチも魅力の力になることがある。
とりわけ、「共感」「身体」「実践」に傾く。しかもそれは個別であり少数に向く。
少数派であることに存在価値が増すように!
一見、世の中に逆行するように見えてしまうものだ。
信頼は回復できる。…持続する力が前提だ。

ブラジルから帰国して5日目の朝。
道具の整理やら事務仕事がおぼつかない。心配されて電話の応対に戸惑うこともある。
達成感というより、これからの活動に夢や希望が膨らむ。甘い、甘い。ここには不安もある。
報告書を書かなければならない。
それとはレベルを異にしたブラジル公演旅日記「南米道中膝栗毛」で芥川賞を狙う。(これは嘘八百。)

舞台美術の不思議について書き始めた。
星加先生とのお付き合いは二年弱くらいだから日が浅い。
直感的に「影 」の美術に共感した。
長年、舞台は「光と影」がテーマになっていたのだった。
ブラジル移民史劇においても同じ。…生と死をドラマチックに浮き上がらせることに重点を置いた。
危険を伴いながら稽古を重ねてきて、ブラジル現地で学べたことがある。
大きいということだった。
空も地も!ここに人間がいる。…時を超えて死者との話が聞こえた。

時間が経つに連れ、発見は膨らむ。

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