劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

6月18日 ブラジル移民記念日

2018-06-18 12:58:18 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
6月18日の今日が日本人ブラジル移民の歴史の始まり。
110年になる。
加えてプロミッソン入植百年(プロミッソン市政百周年)
サンパウロ州プロミッソンにブラジル移民の父 上塚周平の第1植民地としてジャングルだった土地を開拓した。
明治政府は日本の過剰労働を海外に向けて国益を図った。ブラジルの労働力不足を補うための契約移民として開始された。
移民した多くの日本人は「金のなる木=コヒー」の従事労働者として海を渡った。果たして天国だったか?
大変な苦労が待ち受けているのだった。…

劇では人間のドラマを描く。
歌ありオドリ有り!といえばミュージカルを思い浮かべるだろう。演劇としての分野、伝え方に苦労するが、表現の方法としてはシュールリアリズム路線。
移民一世の人々が舞台上では生き返ってくる。
今を生きている私たちがタイムスリップして時間を遡り出会うという仕掛けでドラマを構成する。

名付けて、「万華鏡〜百年物語」は時間の魔法である。
脚本◎坂本真里…美術と音楽と演劇の総合的な融合を実験してお祝いしよう。

喜びも悲しみも、共有できればと思う。ここには笑いも涙もある。日本式伝統も取り入れる。未来型演劇も重なる。
過去や現在を物語ることは、演劇自体に未来に向けたメッセージを秘めていることを意識したい。

移民問題は今からも大きな課題になるだろう。
文化の交流、民間の小さな関係がこれからは見逃せない時代になることを信じて!…今日も稽古である。