山本ひろふみの一歩、一歩。

京都市会議員山本ひろふみ(伏見区選出・42歳)の日々の雑感、活動の報告等を綴ったブログです。

「相乗り」について。

2012-02-06 22:32:52 | 日常活動
昨日の京都市長選挙、開票の結果・・

門川候補:221765票
中村候補:189971票

31794票差で、門川候補が勝利しました。

勝ちきったという印象です。

投票率は36.77%。相変わらずの低調ぶりです。
更に、伏見区においては32.89%。11行政区で最低でした。
残念ですが、現実ですので、重く受け止めたいと思います。

新聞紙面には「相乗り批判」の文字が散見されます。
でも、私は、相乗りが絶対に悪いとは思っていません。
「分かりにくい」と言うご意見はあると思いますので、私の思いを綴らせていただきます。

議員、首長はいずれも、自らの政策を実現するために立候補をし、地位を得て、その実現に向けた取り組みを行うのが使命です。
私にとって自らの政策とは、日頃の活動の中で感じた疑問や、課題を解消することであり、その多くは、市民の皆様から「あれ、なんとかならへんか?」みたいな感じでいただく市政に対するご意見です。
そのような大小様々な課題をコツコツ解決していくことが、市政の発展につながると信じて議会活動、地域活動を行っています。

物事を動かすには、執行機関である行政機関の理解も必要です。
委員会などでの発言を通じて、問題を提起し、その解決策を示し、議論を重ね、理解しあい事業化していくのが議員の役割でもあります。

予算が必要なものについては、予算を計上していただき(予算提案は執行機関の役割)、議会で承認する必要もあります。
もちろん、納得できない予算については予算修正という方法はありますが、議会は多数決により意思決定をする機関であり、議会の過半数(京都市会でいうと、35以上の議席)を有する会派がない京都市会においては、他会派を説得し、理解を得る事を考えると、簡単なことではありません。

裏返して言うと、一つの会派が議会の過半数を有している議会では、そのことは比較的容易に出来ます。

だからこそ、特に二元代表制で意思決定される地方政治においては、他会派に説得・納得していただくことも含めて、自らの政策を実現するためには、時には、執行機関を見方につけておく必要があります。

私達は、今回の門川市長の立候補に際し、様々な政策的条件を提示し、マニフェストも精査し、多くの注文もつけ、議論をし、想いを伝え、推薦を決定しました。

途中で、決裂していた可能性もあったし、他会派も当然、そういう過程を経て推薦に至っているはずです。

首長側としても同じことだと思います。
ただ、応援してくれと言うわけではなく、政策的に合致しないところがあれば、「約束は出来ません」ということになり、決裂することもあります。

そういうプロセスを経て、お互いが理解しあい、細かな政策では相容れないところがあっても、目指すべきところ、大きなプロセスには共通理解をして自らの政策の実現を図るものです。
それが二元代表制というものだと思います。

相乗り批判の多くは、国ではガチンコでけんかしているのに、地方では同じ候補を応援するのが「分かりにくい」と言うものではないかと思います。

国と地方はそもそもシステムが違います。
地方政治は「二元代表制」。
国政は「議員内閣制」。
国政において、執行機関のトップであり、絶大な権力を持つ総理大臣は議会における最大会派から選ばれます。だからこそ、時には見苦しいとも感じる政局、政権争いが展開されます。

「二元代表制」と「議員内閣制」、どちらが民意を現すかはまだまだ研究が必要ですが、制度・システムが違うことを度外視して「相乗り批判」をすることは少し違うと思うので敢えて、綴らせていただきました。


市長選挙を経て一夜。
とにかく、議論の出来る相手が市長に当選されて安堵しております。
これからも、是々非々の議論を積み重ね、自らの政策実現の為に頑張ります。


それではまた。


☆☆☆☆ 泉ケンタと過ごす新春の集い ☆☆☆☆

〇日時:2月19日(日) 18:00から
〇会場:リーガロイヤルホテル京都
〇会費:8000円
※チケットを山本ひろふみ事務所でご用意しておりますので、ご参加いただける方は、ご連絡ください。


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