山本ひろふみの一歩、一歩。

京都市会議員山本ひろふみ(伏見区選出・42歳)の日々の雑感、活動の報告等を綴ったブログです。

1月臨時市会が始まりました。

2011-01-24 11:56:31 | Weblog
本日、10時より本会議が召集され、1月臨時市会が始まりました。
会期は1月31日までの8日間です。

今市会では「京都市会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき市会議員の数に関する条例の一部を改正する条例の制定の請求について」と少し長ったらしい名称ですが、要するに市会議員の定数削減について議論するものです。

この条例は住民の直接請求(地方自治法第74条の規定「有権者総数の50分の1以上の署名をもって代表者が地方公共団体の長に請求する。首長は、請求を受理した日から20日以内に議会を招集し、審議しその結果を公表しなければならない。」)により開かれるものであり、左京区において2人、北区・上京区・中京区・下京区・南区・右京区・伏見区において1人の定数を削減しようというものです。(全部で9名の削減)

私の議員定数削減についての考えは1月22日のブログに記しておりますのでご覧いただければと思います。

私はいたずらに議員の数を減らすことには反対です。

いただいた資料によると、請求の要旨として以下の3点が挙げられています。

○行財政改革はしの最優先課題であり、改革の先頭に立つ議会は率先して議会改革に取り組むべきである。

→それはその通りです。でも「議会改革」=「定数削減」ということではないと思います。1月22日のブログでも少し述べましたが、議会は合議の機関として民意を表し、独人制の行政に対峙しなければなりません。議会の機能は充分に残しながら、議会費全体で改革はすすめるべきですし、これまでも歳費や、政務調査費、費用弁償等の削減、議会活動記録集の廃止などの取り組みを引き続き行うべきです。


○不公平感のある1.5倍を超える一票の格差を是正し、公平な選挙を実現すること。

→これも表向きはその通りです。一票の格差は少ないほうがいいです。現在の格差は1.54。議員一人当たりの人口が上京区で16457人なのに対し、西京区では25316人です。
今回提案されている9名の削減案ではこの格差が1.31に縮減されます。
一方で、2名の削減(上京区・左京区において1名づつ削減)でも同様に格差は1.31となります。

さらに、9名削減と、2名削減の場合の各選挙区の格差を比較してみると・・・

     9名削減   2名削減
北区   1.21   1.05
上京区  1.03   1.07
左京区  1.19   1.08
中京区  1.31   1.08
東山区  1.00   1.03
山科区  1.14   1.17
下京区  1.29   1.00
南区   1.23   1.02
右京区  1.27   1.17
西京区  1.27   1.31
伏見区  1.29   1.22  となります。

格差というと最大格差が数値として一人歩きしますが、全体的に、1.0台が増える2名削減のほうが、1.2台の増える9名削減よりも一票の格差ということに焦点を絞れば効率的で、効果的なのです。

9名削減の根拠が良く分かりません。


○京都府でも定数削減が実施。他都市と比べても定数の多い京都市は定員の見直しをするべきである。

→なぜ役割の違う、京都府と比較するのか?他都市と比べて定数が多いというのはどういう意味か?京都市における議員一人当たりの人口(総人口/議員定数)は21209人。
政令市で最も多いのは42806人。最も少ないのは静岡市の13506人。他都市と比較するのではなく、議会の機能を充分に発揮する為に何人が適正かということを議論することが必要だと思います。


とにかく、議会が始まりました。
この件は、明後日の議事運営委員会で審議されます。


それではまた。


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【南浜地域】
日時:2月19日(土)19時から
会場:三栖会館(京阪中書島駅より徒歩約1分)

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日時:2月26日(土)14時から
会場:納所会館(京阪淀駅より徒歩約10分)

【藤城地域】
日時:2月26日(土)19時から
会場:万帖敷会館(JR藤森駅より徒歩約10分)

【伏見地域】
日時:3月6日(日)14時から
会場:砂川四郎記念ホール(近鉄伏見駅より徒歩約5分)

当日は、私からの市政報告と、諸課題に関する意見交換をさせていただく予定です。

いずれも事前申し込み不要。入場料・会費は無料です。
地域にかかわらずご参加いただけることも大歓迎です。
お問い合わせは山本ひろふみ事務所まで。


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「衆議院議員泉ケンタと過ごす新春の集い」

○日 時:2011年2月6日(日)18:00~(受付:17:00~)
○会 場:リーガロイヤルホテル京都2階
○会 費:8000円

※お申し込みお問い合わせは下記、山本ひろふみ事務所まで。


☆☆☆☆☆ イベントのご案内 NEW!! ☆☆☆☆☆☆

○日 時:2011年1月30日(日)15:00~17:00
○会 場:京都テルサ西館3階
○会 費:1000円
○テーマ:パーソナル・サポート・サービスをめぐる課題と展望
○講 師:湯浅誠(内閣府参与・反貧困ネットワーク事務局長)
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※くわしくはこちらをご覧ください。

☆☆☆☆☆ 予算要望 ☆☆☆☆☆☆

民主・都みらい 平成23年度予算要望NEW!!
民主・都みらい 平成22年度予算要望
民主・都みらい 平成21年度予算要望

☆☆☆☆ 動画で観る「山本ひろふみ」 ☆☆☆☆

2010年5月19日 「代表質問」
2010年3月10日 「市長総括質疑」
2009年3月11日 「市長総括質疑」
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2008年11月21日 「代表質問」
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2008年3月18日 「普通予算特別委員会(市長総括質疑)」
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2008年1月26日 未来の京都を創る会・総決起大会
2007年11月21日 「代表質問」
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2007年5月15日 初登庁のニュース(KBS京都)
2007年3月1日インタビュー「立候補への道のり編」
2007年3月1日インタビュー「政策への提言編」
2007年3月3日オープニングビデオ
2007年2月21日朝の演説(向島駅)
2007年2月16日朝の演説(竹田駅)


☆☆☆☆ 記事で見る「山本ひろふみ」 ☆☆☆☆

2010年7月30日 京都新聞朝刊 NEW!!
2010年5月20日 京都新聞朝刊 
2008年11月22日 毎日新聞朝刊
2008年2月15日 京都新聞 朝刊
2007年4月9日 京都新聞 夕刊
2007年3月17日 読売新聞 朝刊

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4 コメント

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Unknown ()
2011-01-25 15:04:52
国会でも超党派国会改革勉強会(CKB)が、議会改革の良い提言をまとめましたね。京都市会でも同様の取り組みを期待しているところです。

定数削減の声に負けないくらい、議会改革の大声をあげて、市民に信を問うてください。
返信する
コメントありがとうございます。 (山本ひろふみ)
2011-02-01 20:47:24
ふさん。

コメント、ありがとうございます。

超党派国会議員の勉強会。本当にいい提言ですね。

http://www.ikenta.net/diet.pdf

泉ケンタ議員も積極的にかかわっておられたようです。
簡単に言うと、与野党問わず、本当に国会で国民の為の議論をしようじゃないか、、、という提言だと思います。

議会において与野党が分断される国会で超党派で取りまとめられたことは本当に意義深いです。

京都市会では・・・というよりも地方自治においては半質的に与野党は存在しません。
議会と市長を先頭とする執行機関はそれぞれが住民の直接選挙によって選ばれる独立した機関です。

だから、与党も野党も存在しません。

だから、、実は、議会改革は常に行われています。

あまりマスコミは報じませんが・・・

私たちももっと声を大にして、議会のあり方を説かなければならないのでしょうね。
返信する
要は (Unknown)
2011-02-23 21:16:19
自分らで自分の首を締めるようなことはできない、、、ってことでしょ?
適切な人数なんてどうせ議論しないでしょ?
他県でもこれはニュースになりました。
統一地方選挙が楽しみですね。
返信する
コメントありがとうございます。 (山本ひろふみ)
2011-02-24 17:38:35
「要は」というタイトルのコメントありがとうございます。

そう受け取られると残念ですが、市民の未来にとっての適正人数は徹底的に議論します。
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