もうホタルの写真はあきらめようとおもっていた
今日も雨はなく どんよりとした天気 なんとなくホタルがいっぱい出そうな日だ
冷蔵庫のビールに手をかけるがためらっていた ホタルが呼んでいる気がした
見切り千両とおもった しかし金はなくても何とかなる ホタルは今しか舞わない
昨日と同じ場所へ出かけた 今日は誰も来ない 自由に撮れる
昨日より多く舞っている 30分露光を試そうとしたが 時間が待てない
10分くらいでシャッターを切る 闇でもかすかな光はある 空が明るい
長時間露光では草木の緑にホタルの光が重なり 見えなくなることがわかった
余り露光時間が長すぎてもだめなのだ 適度がいい
何回も試すが 誰もこない場所 淋しくなる 人がくれば邪魔になり 来なければ淋しい
撮影技術だけでなく 精神も養わなければ 撮影は出来ない
ホタルが呼んだのは 5月の知覧もそうだった あれもホタルが呼んだのだ
久し振りに晴れた 3度目の挑戦でホタルの写真を撮りに行く
この間見た場所よりも近くでも見れる 練習ならどこでも良い
ここは人も来ないだろう 明るいうちからカメラをセットした
感度はISO800にした ピントも固定した 絞りも開放にした
昨日の雨で水かさが多い ホタルが出るかは判らないがしばらく待った
薄暮から一気に闇になった 緑色の光が見え出した 今日も蛍は出た
露光30分ぐらいかけたかった 10分ぐらいしたところで
親子づれの車が入ってきた ヘッドライトで明るくなった 写真は失敗した
その後も時たま車のライトが当る30分露光はは無理だった
暗幕持参でレンズを隠せばよかった
欠点はほかにもあったデジタルカメラで 長時間露光はノイズが入り
ホタルの緑とノイズの赤いタマが写ってしまう
デジタルではノイズ処理ソフトでも使わなければ無理かもしれない
何枚か撮り合成してもいいが その技術がない
合成も長時間露光も 理屈は同じだから許されるだろう
その失敗写真↓ 4回目の挑戦しないかも 見切り千両
理想はこれくらいだった↓
「沖縄全戦没者追悼式」が開かれ
恒久平和の誓いが発信された
沖縄戦から63年 来賓の福田首相は
沖縄県民はデイゴの花に特別な思いがある
この花が咲く時期に沖縄戦が始まり
人の命も花が散るように亡くなっていったと挨拶
戦没者の思いを平和の尊さの礎として
大切に引き継ぐことを誓った
来賓挨拶の前には
読谷小学校4年の嘉納英佑君が
「争いからは何も生まれない お互いに傷つくだけ憎しみがつのるだけ
人間の犯した過ちの大きさを感じた」 と自分で作った詩を朗読した 子どもに諭された
英佑君は大人に気を使い 人間の犯した過ちと表現したが 大人と言いたかったかもしれない
争いに合法はない まして子供たちには何も罪はないのだから
広島の「こども平和宣言」も毎年感動するが 沖縄の「平和の詩」も感動した
写真はデイゴの花 ネットから無断借用
「世界を見つめる目」
やせっぽっちの男の子が
ほほえみながら、ぼくを見つめた
テレビの画面の中で…
ぼくも男の子を見つめた
どんな事があったの?
何があったの?
何も食べる物がないんだ
でも、ぼくは生きたい
くるしいけど、あきらめない
ぼく がんばるよ
えがおが あふれる
生きる人間の力強さを感じた
ぼくは 真実を見つめる目を
持ちたいと思った
悲しそうな目をした女の子が
なみだをうかべながら、ぼくを見つめた
テレビの画面の中で
ぼくもその女の子を見つめた
なぜ、悲しい顔をしているの?
なぜ、ないているの?
せんそうで、家族もいなくなっちゃった
家も 友達も
全部、全部なくなっちゃった
悲しいよ さびしいよ
どうすればいいの 助けて
大切なものをなくした人間の弱さを感じた
ぼくは 涙をふいてあげる
やさしい手を持ちたいと思った
きずだらけの男の人が
苦しそうな顔をして ぼくを見つめた
本の写真の中で…
ぼくも男の人を見つめた
どうしたの?
いたいでしょ 大じょうぶ?
あらそいからは なにも生まれはしない
おたがいにきずつくだけ
にくしみがつのるだけ
人間のおかしたあやまちの大きさを感じた
ぼくは やさしくてあてしてあげる
あたたかい心を持ちたいと思った
ぼくのとなりで
おじいちゃんが
自分の目で見てきたできごとを
ぼくに伝えた
苦しかったせんそうのできごと
おばあちゃんが
自分が体験してきたできごとを
ぼくに伝えた
こわかった そかい先でのできごと
お父さんが
自分が聞いたできごとを
ぼくに伝えた
食べる物がなく 苦しんでいる人がいる事
家がなく つらい思いをしている人がいる事
家族とはなればなれになってしまっている人
ざんこくでひさんなできごと
悲しくなった つらくなった
お母さんが何も言わず
ぼくをだきしめた
むねがいっぱいになった
あたたかいぬくもりが
ずっとずっと ぼくの中にのこった
みんながしあわせになれるように
ぼくは、
世の中をしっかりと見つめ
世の中の声に耳をかたむけたい
そしていつまでも
やさしい手と
あたたかい心を持っていたい
浜名湖の西 湖西市
そこにある伝統芸能
湖西歌舞伎を見た
幼稚園年長から大人まで
女性も含む地元の人が演ずる
地域の歌舞伎
会館の入り口には
芸名を染めぬいたノボリ旗が立つていた
子役の可愛いしぐさや言葉づかいが人気で
投銭が多く飛んでいた
舞台も衣装も本物の歌舞伎に
ひけをとらないほど立派で
十分楽しめた
今日は私のまちでは 東京ロイヤルフィルハーモニックの演奏会があった
そちらもいきたかったが写真を撮るには歌舞伎かとおもい 妻とは別行動だった
本物のオーケストラも良かったそうだが 農村歌舞伎も良かった
先に失敗したホタルの乱舞 カメラが悪かったのかと思ったがそうでもなかった
撮影を再度試みたが やはりだめだった
これでは乱舞とはいえない もっといっぱい写らなくてはだめだ
堤防の上では見物者も多くにぎやかだった
河原に下りて撮影している人もいた その人の横にカメラを据えた
リモコンシャッターを押した時 AF補助光ランプが点滅して注意された
リセットの仕方を覚えてないので その後は指で光を抑えて撮影した
闇夜のホタル 置きピンで長時間露光 すればよかった
その後堤防の上から狙ったが 河原で撮影の度に確認している液晶の光が邪魔になった
もう少し近寄らないと写らない 河原の人はうまく写っているのだろうか
光がないと写るはずのない写真 プロが撮ると草や木も写っている
どのようにして撮るのだろう
明るいうちにピントを合わせもっと長い時間露光していれば良かったのかなと思ったら
また挑戦したくなった が今日は雨 天気にまで見放された
と言うわけで今日朝から雨が降ったりやんだり
梅雨の見本のような日だった あじさいは雨で活き活きしていた