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ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

博物館講座 絵画の話

2013-12-08 16:46:17 | セミナー


午前中公民館で刀の話を聞き 午後からは博物館講座
昼食に独りでは洒落た店に入る勇気もないコンビニへ

オバアの様子を確かめようとケイタイを見ると妻からのメール
「きょうは比較的穏やかだから午後もゆっくりしてきてください」

博物館の駐車場でパンとコーヒーをほおばりひと眠りしてから館内へ
「画家山本晶司60年の歩み展」を開催中 その先生の講義がある

絵は空想である見たものをよりシンプルにして素朴の一途につきる
下手でも自分の主張がはいていればよい デファルメ(強調)

薔薇や蘭より野に咲く花を描く 厳しい中に美しさが見える
馬もサラブレットよりも 寒立馬(かんだてめ)に魅かれる

堀文子の言葉 群れない 頼らない 真似しないを貫く
変な絵を描くと狂人扱いされた時期 励ましてくれた母がいた

蟹は甲羅に似せて穴を掘る 後ろ指さされるな
恩を返す 笑う門には福が来るなどを今でも教訓としている

浜の漁師は大漁で喜ぶが海ではイワシの弔いがある
と 金子み々ずの「大漁」の詩を紹介した

他にも咲いた桜になぜ駒つなぐ 駒が勇めば花が散る
萌えたワラビは ややこのこぶし あおよ踏まずに よけてゆけ

表ばかりを見ているのではなく裏の姿も見るようにする
などの話を 吉本興行かと思うように面白く話してくれた

先生の話を聞きながら絵をみると抽象画も楽しめる
博物館では後半はわかりやすい絵も展示する

ちなみに私は先生に絵を教わったが いまは恥じしか描けない
その時色紙に書いてもらった元旦の馬があるので24年も前になる