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ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

山百合の季節

2008-07-14 19:35:17 | 百花繚乱

道端の山百合が
強烈な匂いを発し
咲き誇っている

坂の上の白い
三角形の建物は
喫茶去「お茶ぼっこ」
癒しの空間である

喫茶去(きっさこ)とは
茶を飲み去る意味ではない

禅語で「お茶を召し上がれ」だそうだ
お茶を飲む時はお茶のみに集中していればいいと言うことだ
中国の有名な禅僧 趙州(しょうしゅう)禅師の言葉だという

私はここに立ち寄ると長居してしまうが 集中力が足りないのか
外でさえずる鳥の声 窓辺に咲く花何でも気になる 
鳥の声を聞くときは鳥の声に集中して 花を見るときは花に集中しなければならないのだ

喫茶去の店主は大人にも子どもにも 長にも末にも同じように接待する
趙州禅師のように誰にも同じようにお茶をいれる
二つの耳で二つ聞き一つの口で一つ喋る聞き上手でもある 

道端の山百合も この辺りでは買ってまで生けないが 都会では値が付くそうだ
蒼い蕾が3個から6個ついたものなら出荷できると聞いた
お茶を頂ながら ビジネスチャンスを考えた やっぱり集中していない