先日行って来ました【豊田市美術館】の続きです。
この美術館見学では楽しみにしていたことが
さらにもう一つあって…
それが、茶室のある『童子苑(どうじえん)』↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/85/e275866e19f1b16399c3afeac20cae9c.jpg)
こちらも美術館同様、谷口吉生 氏の設計です。
豊田市美術館から少し離れていますが
同じ敷地内にあり、歩いて行けます。
『童子苑』という名前の由来は、かつて拳母藩(ころもはん)の居城が
この美術館が建つ前にあって
敷地一帯が「童子山(どうじやま)」と呼ばれていたことから、と。
『童子苑』の表札です ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7d/1433e25b2fc2d35b2b71145e4bf66b35.jpg)
ここでは
立礼席呈茶(りゅうれいせきていちゃ)があり
一般の人も気軽にお抹茶をいただくことが出来ます ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a5/358987ce210438d19a86e86a6e01c392.jpg)
2023年12月の時点では
一服 450円となっていました。
建物も気になりますが
やっぱりお抹茶とお茶菓子も気になります(笑)
それではお邪魔します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e3/dcafc6afec8e440140a996fd04fc95ea.jpg)
中に足を踏み入れると
先ほど見ていた豊田市美術館の近代的な建物とは対照的に
日本の茶室!です。
これぞ日本の和、って感じで
とにかく落ち着く場所になっていました。
こちらの茶室は「一歩亭(いっぽてい)」と
名前がついていて ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/f3/aa90c7f05b95be8831339de9113729de.jpg)
“ どんなこともまず一歩の歩みから ”という思いが
込められた建物なのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ec/007cb6682513bbbf4cb4d97ef5380295.jpg)
そういえば、谷口吉生 氏にとっても
茶室を造るという設計は
これが初めてだった、という話を読んだことがあります。
当たり前ですが
誰にでも初心者だった時があるのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/d3/15a2cde4d68eb39d5b662d85dbc4caa6.jpg)
でも、そんなことを感じさせないくらい
貫禄があって素敵で、和の建築って良いなぁ…!と。
蹲踞(つくばい)もあります ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/5d/27b819266586b3cab3749e30090cfc14.jpg)
それではお抹茶をいただきたいと思います。
立礼席(りゅうれいせき)はこちらです ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/d0/88f7327af703b1614ba20c38592d284c.jpg)
和室へあがって靴を脱ぐこともなく、
椅子に腰掛けてお抹茶をいただくことが出来ます。
室内は天井にも窓があり、程よい明るさで
すっきりとした空間になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/94/8cf9269e3f11fa28fa3e43c9e1338e50.jpg)
↓ 床の間もありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/b4/0368279163b5e1303d1494ab610c7ea9.jpg)
注文をしてから
庭を眺めていると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/19/fd776ceb55e9fc1786c3a4b314a589a9.jpg)
まずは、お茶菓子が出されました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4a/767ff0de4d0055ffbe9ce3e1afa0e12f.jpg)
柿の形をした生菓子で
「ころ柿」というのだそうです。
こちらで出てくるお茶菓子は
豊田市内にある和菓子屋さん数店舗から
取り寄せをしているそうで
季節に合わせたお茶菓子が出されるので
これも茶道と同じく
一期一会(いちごいちえ)の縁です。
本日は、松花堂(しょうかどう)宮上(みやがみ)店さんの
和菓子だということでした。
奥でお抹茶を点(た)て、
着物姿で運んできて下さいました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/16/b9929091278f3e95efd455592d31ee31.jpg)
着物が似合う人って素敵です。
お抹茶とお茶菓子です ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/d0/c2c17ca4cb86fdc9fa15c1deb545b391.jpg)
生菓子の「ころ柿」は羽二重餅の中に刻んだ柿が
入っていて、
萼(がく)の部分も和菓子で作られていて
この生菓子、とっても美味しかったです。
点ててもらった
お抹茶も、もちろん美味しかったです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4f/e4607fd5938fa034b0bca547a47bb9ad.jpg)
庭を見ながらお茶をいただく、という
贅沢な時間を過ごしました。
ありがとうございました。
敷地内には他にも茶室があり、
豊祥庵 (ほうしょうあん) ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/f4/9b4e4299d51cb7a6b248ad5321a2203f.jpg)
こちらでも予約制で
茶会を開催されているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/80/07116f9a20077062804ebb6a06372739.jpg)
腰掛待合(こしかけまちあい)もありました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/19/8b0cb86c8c5f6c3d9e76a6e378d3ffda.jpg)
壁面には竹も植わっていて
風情があります ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/eb/1e27c51266ff6d3653e85ecd11e4ecb7.jpg)
近代的な建築も素敵ですが
こうしてじっくりと見ていると
日本の和の建築って素晴らしいものだな、と
新たに発見した気分になりました。
【童子苑】満喫しました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/5f/e140e603f0170ef9dd16dc92d57b3093.jpg)
その後、
美術館の敷地内をぐるりと歩いてみると
小高い丘の上にあるのだ、ということが
良く分かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/d3/498ace88d497ee07a72eb1a4cece061e.jpg)
敷地内には他にも…
昔あったという拳母城、隅櫓(すみやぐら)跡です ↓
昭和53年に復元されました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/97/e465f9347fed0ab5af277ba0452823bf.jpg)
隅櫓というのは
城に立てこもって戦う時の見張り台であり、
また、城を立派に見せるための飾りなのだ、と
説明板に書いてありました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ab/75622f3ceb644bc9a134a9a2f0d38606.jpg)
さらに歩くと見えてきたのが
茶室『又日亭(ようじつてい)』↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/80/73cb99c513b447c2435971784c542f32.jpg)
もともと城内に書院と茶席としてあったもので
昭和52年に解体されるのを惜しんで
市が譲り受けて復元した、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/66/8aec78f292351197fd002e12416db962.jpg)
驚くことにこの又日亭と
先ほど紹介した隅櫓(すみやぐら)のどちらも
予約をすれば茶会を開催することが出来るのだとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/cb/1726b348a3e4112f2496f633a5cfa396.jpg)
歴史的な建物(復元とはいえ)でいただくお茶は
普段とは違い
趣(おもむき)があってさらに良いように思います。
詳しくは【 豊田市美術館 茶室 】
( ↑ こちらをクリックすると詳細が分かりますよ)
というわけで、3回続いた
【豊田市美術館】の感想もこれにて終了です。
お疲れ様でした!
この美術館見学では楽しみにしていたことが
さらにもう一つあって…
それが、茶室のある『童子苑(どうじえん)』↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/85/e275866e19f1b16399c3afeac20cae9c.jpg)
こちらも美術館同様、谷口吉生 氏の設計です。
豊田市美術館から少し離れていますが
同じ敷地内にあり、歩いて行けます。
『童子苑』という名前の由来は、かつて拳母藩(ころもはん)の居城が
この美術館が建つ前にあって
敷地一帯が「童子山(どうじやま)」と呼ばれていたことから、と。
『童子苑』の表札です ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7d/1433e25b2fc2d35b2b71145e4bf66b35.jpg)
ここでは
立礼席呈茶(りゅうれいせきていちゃ)があり
一般の人も気軽にお抹茶をいただくことが出来ます ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a5/358987ce210438d19a86e86a6e01c392.jpg)
2023年12月の時点では
一服 450円となっていました。
建物も気になりますが
やっぱりお抹茶とお茶菓子も気になります(笑)
それではお邪魔します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e3/dcafc6afec8e440140a996fd04fc95ea.jpg)
中に足を踏み入れると
先ほど見ていた豊田市美術館の近代的な建物とは対照的に
日本の茶室!です。
これぞ日本の和、って感じで
とにかく落ち着く場所になっていました。
こちらの茶室は「一歩亭(いっぽてい)」と
名前がついていて ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/f3/aa90c7f05b95be8831339de9113729de.jpg)
“ どんなこともまず一歩の歩みから ”という思いが
込められた建物なのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ec/007cb6682513bbbf4cb4d97ef5380295.jpg)
そういえば、谷口吉生 氏にとっても
茶室を造るという設計は
これが初めてだった、という話を読んだことがあります。
当たり前ですが
誰にでも初心者だった時があるのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/d3/15a2cde4d68eb39d5b662d85dbc4caa6.jpg)
でも、そんなことを感じさせないくらい
貫禄があって素敵で、和の建築って良いなぁ…!と。
蹲踞(つくばい)もあります ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/5d/27b819266586b3cab3749e30090cfc14.jpg)
それではお抹茶をいただきたいと思います。
立礼席(りゅうれいせき)はこちらです ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/d0/88f7327af703b1614ba20c38592d284c.jpg)
和室へあがって靴を脱ぐこともなく、
椅子に腰掛けてお抹茶をいただくことが出来ます。
室内は天井にも窓があり、程よい明るさで
すっきりとした空間になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/94/8cf9269e3f11fa28fa3e43c9e1338e50.jpg)
↓ 床の間もありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/b4/0368279163b5e1303d1494ab610c7ea9.jpg)
注文をしてから
庭を眺めていると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/19/fd776ceb55e9fc1786c3a4b314a589a9.jpg)
まずは、お茶菓子が出されました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4a/767ff0de4d0055ffbe9ce3e1afa0e12f.jpg)
柿の形をした生菓子で
「ころ柿」というのだそうです。
こちらで出てくるお茶菓子は
豊田市内にある和菓子屋さん数店舗から
取り寄せをしているそうで
季節に合わせたお茶菓子が出されるので
これも茶道と同じく
一期一会(いちごいちえ)の縁です。
本日は、松花堂(しょうかどう)宮上(みやがみ)店さんの
和菓子だということでした。
奥でお抹茶を点(た)て、
着物姿で運んできて下さいました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/16/b9929091278f3e95efd455592d31ee31.jpg)
着物が似合う人って素敵です。
お抹茶とお茶菓子です ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/d0/c2c17ca4cb86fdc9fa15c1deb545b391.jpg)
生菓子の「ころ柿」は羽二重餅の中に刻んだ柿が
入っていて、
萼(がく)の部分も和菓子で作られていて
この生菓子、とっても美味しかったです。
点ててもらった
お抹茶も、もちろん美味しかったです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4f/e4607fd5938fa034b0bca547a47bb9ad.jpg)
庭を見ながらお茶をいただく、という
贅沢な時間を過ごしました。
ありがとうございました。
敷地内には他にも茶室があり、
豊祥庵 (ほうしょうあん) ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/f4/9b4e4299d51cb7a6b248ad5321a2203f.jpg)
こちらでも予約制で
茶会を開催されているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/80/07116f9a20077062804ebb6a06372739.jpg)
腰掛待合(こしかけまちあい)もありました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/19/8b0cb86c8c5f6c3d9e76a6e378d3ffda.jpg)
壁面には竹も植わっていて
風情があります ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/eb/1e27c51266ff6d3653e85ecd11e4ecb7.jpg)
近代的な建築も素敵ですが
こうしてじっくりと見ていると
日本の和の建築って素晴らしいものだな、と
新たに発見した気分になりました。
【童子苑】満喫しました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/5f/e140e603f0170ef9dd16dc92d57b3093.jpg)
その後、
美術館の敷地内をぐるりと歩いてみると
小高い丘の上にあるのだ、ということが
良く分かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/d3/498ace88d497ee07a72eb1a4cece061e.jpg)
敷地内には他にも…
昔あったという拳母城、隅櫓(すみやぐら)跡です ↓
昭和53年に復元されました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/97/e465f9347fed0ab5af277ba0452823bf.jpg)
隅櫓というのは
城に立てこもって戦う時の見張り台であり、
また、城を立派に見せるための飾りなのだ、と
説明板に書いてありました ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ab/75622f3ceb644bc9a134a9a2f0d38606.jpg)
さらに歩くと見えてきたのが
茶室『又日亭(ようじつてい)』↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/80/73cb99c513b447c2435971784c542f32.jpg)
もともと城内に書院と茶席としてあったもので
昭和52年に解体されるのを惜しんで
市が譲り受けて復元した、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/66/8aec78f292351197fd002e12416db962.jpg)
驚くことにこの又日亭と
先ほど紹介した隅櫓(すみやぐら)のどちらも
予約をすれば茶会を開催することが出来るのだとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/cb/1726b348a3e4112f2496f633a5cfa396.jpg)
歴史的な建物(復元とはいえ)でいただくお茶は
普段とは違い
趣(おもむき)があってさらに良いように思います。
詳しくは【 豊田市美術館 茶室 】
( ↑ こちらをクリックすると詳細が分かりますよ)
というわけで、3回続いた
【豊田市美術館】の感想もこれにて終了です。
お疲れ様でした!