実家の倉庫の奥から新品のラジカセが出てきたのを貰った
未開封の段ボール箱には「1998年3月19日に配達しました」の伝票が貼ってあって、何かの景品として届いたものらしい
20年の時を超えて開封されたCASIOのラジカセの型番「CASIO ND-50DW」は、オーディオメーカーではないので当時の情報も少ない
取説もリモコンも付いてるので使う分には問題ないけど、CASIO製と言うのは珍しいような…
左右のスピーカーは本体に上から引っ掛けてあるだけなので取り外してコンポ風に設置することも可能
スピーカー裏にほっそいスピーカーコードが巻きつけてあるのが良心的で、このお蔭で本体から30cm程度は離せるだろうと思う
スピーカー自体はツイーターとミッドレンジ風の2ウェイで、バスレフ用の穴も開いている
ただし、軽~いプラスチック製なので効果の程は…
いや、もしかしてこれはミニコンポのジャンルなんかな?とも思ったけど、電池駆動できるし、やっぱりラジカセなんだろうw
面白かったのは上部に2つ並んだCD再生部分で、開ボタンを押すとゆっくり蓋が上がってなかなかの高級感やんと思ったけど
再生メカが入っているのは右側だけで、左側の方はがらんどうw
左右に「A」と「B」の独立したCD再生ボタンがあるのに中身が空って…どうなんだろう?不思議な仕様だ
その疑問が、取説を読んだら、あっさりと解決した!
まさかの、ピックアップを含むメカ全体が左右に移動する仕様だったw
画像の場合、右側のB側にピックアップがあって、左側のAは空の状態だと分かる
この何もない空のA側にCDを乗せて蓋を閉じ「A」の再生ボタンを押すと…
「ガッチャン!!」と大きな音を立てて、ピックアップメカが「B」から「A」側に移動!ちゃんと再生されるw
なんじゃこれw
1998年当時はピックアップレンズを2基装備するより、ひとつのメカを左右に動かす仕様の方が安価だったのだろうか?
そもそも2連奏のCDラジカセ自体を始めて見るので当時はみんなこうだったのかも知れない
メカメカしくて面白いなあw
この珍しいCDの他に、ラジオチューナーにイコライザー、そしてダブルカセットが装備されている
恐る恐るカセット部分を開けてみたら、こっちはちゃんと両方にメカが見える!そらそうだろうw
この一番壊れやすいと思われるカセット部分、これにはもし巻き込まれて再生不能になっても構わないカセットテープを入れてテスト
これがなんと「A」「B」ともに正常に巻き戻し、再生が可能で回転ムラもなく普通に音楽を再生できる!
20年以上放置されていたので、内部のメカやゴムベルト部分が死んでるかもと心配したけど
さすが日本製!ちゃんと動いた!
あと、ラジオもOK、ちゃんと受信できた!
これはラッキー!新しいおもちゃが出来たw
さっそく、寝室に持ち込んで、古いカセットテープを順番に聞いてみることにしよう