表紙買いしてしまった「ぼんち」は定価3000円のDVDが割引価格1800円で手に入る
市川雷蔵と若尾文子共演の映画で、1960年4月13日公開の大映作品
何が凄いって豪華共演者が素晴らしいと思う
市川雷蔵主演で若尾文子、越路吹雪、山田五十鈴、草笛光子、中村玉緒、船越英二、京マチ子
俺が生まれる前の作品やけど、聞いた事のある何となく顔の分かる女優さんばかりなのが嬉しい
裏表紙には「女はこうしてくどくのや!」と過激な言葉が踊るけど、実際は紳士的で粋な出会いばかり
素人目に見ても生地の良さがわかる着物や、その着こなしも関西の粋を感じさせてくれる
おまけとして写真館や予告編が収録されているのも嬉しい
ちなみにこの場面、本編をみると全然エロくありませんw
ロビーカードの色合いが、何とも言えないレトロ感があってたまらないw
襖の柄、土壁、畳に脇息…
う~ん渋いなあ…
全編を通じて、当時の商売人の作法や屋敷の様子、それに粋な関西弁で交わされる会話が素晴らしいと思う
吉本新喜劇とはちょっと違う関西弁w あと、芸者言葉も印象的だったなあ…
「大阪では良家の坊ちゃんのことを「ぼんぼん」と言いますが、根性が座り地に足がついたスケールの大きなぼんぼん、
たとえ放蕩を重ねてもピシリと帳ジリの合った粋な遊び方をするやつには『ぼんち』という敬愛をこめた呼び方をします」
と、いう説明がまさにその通りでなるほどなあーと思った
市川雷蔵の「ぼんち」良い映画でした、女性の強かさがちょっと恐いけどね…