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困ったら小樽へリターンズ その10「中国風の石門」

2012年03月04日 18時04分56秒 | 建築

 この「猪股邸」は小樽市の歴史的建造物に指定されているとはいえ、個人の邸宅なので本体の写真をUPするのは少々気が引ける。そこでトップの写真の石門を選んだのだが、この石門の意匠がなかなか面白い。デザインの元となったのは、建築主が中国旅行にて行ったスケッチなのだそうである。いかにも中国風なデザインで面白い。

 敷地の道路に面した箇所に石蔵が建っていて、蔦で覆われていた。中国風の石門と合わせ、どこか小樽っぽくない感じがしてしまう。建物本体は和風であるが玄関脇に洋風の応接室が有るとのことだ。そのような造りは様々な土地で見てきたが、小樽でも多く存在していたようだ。

「猪股邸」
設計者:? 竣工:1906年 小樽市住吉町4-9
小樽市指定歴史的建造物



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