さて、今年最後の1日になった。今年も沢山の建築を見た。別に一番を決める必要もないのだが、何か1つ取り上げて区切りとしたい。で、「今年最も心に残った建築」として磯崎新氏の「なら100年会館」を上げたい。
この建築は、学生達と予約なしで訪れたにもかかわらず、奈良市の職員の方が実に親切に案内してくださった。そんなわけで、細部もよく見ることが出来、最も心に残った建築である。勿論建物自体も素晴らしかった。パンタドーム構法という新技術もそうであるし、奈良という土地を意識した「和」を随所に感じさせる意匠、外構のデザインも良かった。大ホール観客席は移動式で様々な舞台に対応出来るし、ガラス張りの中ホールはこれまた和風を強調した雅なデザイン。さてこのガラスホールの音響は是非確認してみたいところである。意匠にばかり意識がとらわれ、音を無視していなければ良いのだが。ガラスという素材は音に対して使用するのは難しい気がするのだ。
その他、今年は「愛知万博」「岐阜市内」「厚岸臨海実験場」「上野界隈」「函館」など実に沢山見てまわった。来年も、もっともっと見てまわりたいと切に思う。
「なら100年会館」
設計者:磯崎新 竣工:1998年 奈良市三条宮前町7-1
この建築は、学生達と予約なしで訪れたにもかかわらず、奈良市の職員の方が実に親切に案内してくださった。そんなわけで、細部もよく見ることが出来、最も心に残った建築である。勿論建物自体も素晴らしかった。パンタドーム構法という新技術もそうであるし、奈良という土地を意識した「和」を随所に感じさせる意匠、外構のデザインも良かった。大ホール観客席は移動式で様々な舞台に対応出来るし、ガラス張りの中ホールはこれまた和風を強調した雅なデザイン。さてこのガラスホールの音響は是非確認してみたいところである。意匠にばかり意識がとらわれ、音を無視していなければ良いのだが。ガラスという素材は音に対して使用するのは難しい気がするのだ。
その他、今年は「愛知万博」「岐阜市内」「厚岸臨海実験場」「上野界隈」「函館」など実に沢山見てまわった。来年も、もっともっと見てまわりたいと切に思う。
「なら100年会館」
設計者:磯崎新 竣工:1998年 奈良市三条宮前町7-1
いろいろな建物を紹介して下さりありがとうございます。
建築物にはまったく造詣のない自分ですが
興味はつきないもので、たいへん勉強になります。
毎日、これだけボリュームのある記事を書く作業は
たいへんだとお察ししますが、
また来年も期待しております。
東京のさまざまな建物をxwingさまの解説付きで
巡るツアーなど、いつか企画したいですねぇ・・・。
先ほどpenkou師のサイトを見て、かるさんの「女王の教室」考を読みなおしました。やはり、素晴らしい文章をお書きになってますね。実はあの意見に私は両手を挙げて賛成です。(更に本心を書くと小学校教師に刺されるので止めますが。)
私もかるさんの記事を期待してます!