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モダニズムだけじゃない建築ブログ

秋までに予習復習函館 其の4「函館の玄関」

2009年02月17日 19時20分41秒 | 建築
 「小樽築港駅」「新千歳空港駅」そしてこの「函館駅」と、JR北海道では姉妹鉄道であるデンマーク国鉄と共同デザインした駅が3つ在る。学生時代には青函連絡船が就航していたので、函館駅と言えば“階段と長い連絡通路”のイメージであった。2003年から使われている新駅舎は、バリアフリーを積極的に取り入れた建築となっている。ホームから改札までの動線がフラットで実にスムーズだ。
 デザイン性も高い建築で、改札を抜けた空間の上部円筒形が印象的である。


 また、改札前後には流政之氏のレリーフや彫刻が展示してあって、思わぬお土産を頂いた気分だ。

 「SAKIMORI」は素材の違うものが、北海道知事公館にも設置されている。

 写真上部のブリッジは、2階の多目的ホール「イカすホール」に繋がっている。(ネーミングがどうもイカしてないようだが…。)無料で使用出来るホールで、沢山の人が足を運ぶようだ。竣工後6年目を迎えた函館駅の評判は、良いようである。

「JR函館駅」
設計者:北海道日建設計 竣工:2003年 函館市若松町11-55他
設計協力デンマーク国鉄