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モダニズムだけじゃない建築ブログ

予習復習欠かさずに!

2009年02月04日 23時07分11秒 | 建築
 函館にも新潟と縁のある建築が建つ。北蒲原郡出身の相馬哲平が創立した「旧相馬合名会社」の社屋である。緑に塗られた外壁が特徴的であるが、戦時中茶色に塗られた以外はずっと緑であったそうだ。現在も社屋として大切に使用されているのが素晴らしい。

 写真では分かりずらいのだが、この建築の屋根は、四方が二段勾配の、本当のマンサード屋根である。よく北海道の牧場などで見られる、切妻の二段勾配屋根はギャンブレル屋根という。数多く設けられたぺディメントも特徴的だ。

 さて今年は秋までに函館の予習、復習をしなければ。

「相馬株式会社函館本社/旧相馬合名会社」
設計者:筒井長左衛門 竣工:1916年 函館市大町9-1
函館市指定伝統的建造物
昭和59年歴風文化賞