トップの写真とはまったく関係ありませんが、本日サッカーJ1が開幕いたしました。コンサドーレ札幌の初戦は、ホーム札幌ドームでジュビロ磐田戦です。結果は0対0のスコアレスドロー!つっ、疲れた…。コンサのDFの皆さんも疲れてました。J1で4年ぶりに勝ち点を獲得しました。あー、サッカーは心臓に良くない。
写真は昨年のGWに訪れた「博物館網走監獄」の「五翼放射状舎房」で、昭和60年に移築されたものだが、昭和59年まで使用されていたそうだ。以前も記したが訪れた日はとても寒く、この中で過ごすのはとても大変であったろうと、当時収容された者達に同情してしまった。
「五翼放射状舎房」
設計者:? 竣工:1912年 網走市字呼人1-1
登録有形文化財
昨秋、ニセコに向かう途中に建つ「ホテルドローム」を紹介した。内部の写真も何枚か有るので掲載したいと思う。このホテルのコンセプトはスエ―デン風の建築ということだが、内装の感じはどうだろう。スエ―デンに行ったことが無いので、よく分からない。
レストランの窓からは、自然の風景がよく見える。しかし訪ねた翌日には、昨シーズンの営業を終えてしまうとのことだった。昨年は秋まで気温が高めだったので、この時はまだ木々が青々としており、紅葉を期待した宿泊客にとっては残念だったかもしれない。
壁に彫り込みを作って、炊事道具を装飾品として用いていた。
北欧をイメージした内装デザインを行うと、こうなるのだろうか。
「ホテルドローム」
設計者:? 竣工:1995年 北海道余市郡赤井川村明治56
しぶとく粘ったのだが、いよいよこの時がやってきた…。今度こそ本当に写真のストックが無い!
観光客が訪れる道の端部は、入船七叉路(メルヘン交差点)という交差点となっている。そこに建つ建築の一つが「旧戸出物産小樽支店」である。正面はお土産屋さんとして綺麗にされている。背後に回ると、煉瓦造りの倉庫建築の様子がよく分かるのだが、写真撮影していなかった。雪が溶けたら、撮影したいと思う。
「旧戸出物産小樽支店」
設計者:? 竣工:1926年 小樽市入船1-1-1
小樽市指定歴史的建造物
この「猪股邸」は小樽市の歴史的建造物に指定されているとはいえ、個人の邸宅なので本体の写真をUPするのは少々気が引ける。そこでトップの写真の石門を選んだのだが、この石門の意匠がなかなか面白い。デザインの元となったのは、建築主が中国旅行にて行ったスケッチなのだそうである。いかにも中国風なデザインで面白い。
敷地の道路に面した箇所に石蔵が建っていて、蔦で覆われていた。中国風の石門と合わせ、どこか小樽っぽくない感じがしてしまう。建物本体は和風であるが玄関脇に洋風の応接室が有るとのことだ。そのような造りは様々な土地で見てきたが、小樽でも多く存在していたようだ。
「猪股邸」
設計者:? 竣工:1906年 小樽市住吉町4-9
小樽市指定歴史的建造物
現在はお菓子の販売店舗やカフェとなっているこの建築は「旧中越銀行小樽支店」である。写真が小さく分かり辛いかもしれないが、石造ではなくモルタルで仕上げたRC造建築だ。特徴は2階窓周りのモザイク調タイルである。どことなく、具象を禁じたトルコなどのイスラム建築を連想させる。トルコに行ったことは無いけれど。
「旧中越銀行小樽支店」
設計者:? 竣工:1924年 小樽市入船1-1-2
小樽市指定歴史的建造物
この「さかい家/旧久保商店」は以前、外観のみUPしたことがある。その時は、開店時間よりも大分早く訪ねた為、開店まで待っていられなかった。その後、出直してコーヒーを頂いた。店内の雰囲気も良いし、コーヒーも美味しかった。
トップの写真に写っている天井の照明類が良い感じだ。配線はむき出しで、時代を感じさせる器具やガラス製のカサも、ずっと見ていても飽きない。例によって観光客の多い場所に在る為、いつもお客さんが沢山いらっしゃるのだが、それでもこの雰囲気を楽しみに又行きたいと思っている。
(2008年撮影)
「さかい家/旧久保商店」
設計者:? 竣工:1907年 小樽市堺町4-5
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞(平成4年)
何だか探せば小樽の建築の写真が結構出てくる。「旧魁陽亭」は日露戦役による樺太国境画定会議後の宴会が開かれた、文字通り歴史のある建築だ。名称は二度変わり、魁陽亭から開陽亭、そして現在は海陽亭という名で営業されている。
明治29年には大火に遭ったり、大正期には増築が行われているそうである。玄関庇部の菱葺き鉄板屋根は、なんとなく昭和以前に生まれた北海道民の心をくすぐる意匠だ。
(2008年撮影)
「旧魁陽亭」
設計者:? 竣工:1896年 小樽市住吉町4-7
小樽市指定歴史的建造物
四方全て、途中から角度の変わる中折れの勾配屋根が、本当のマンサード屋根である。この「旧共成株式会社」の屋根はマンサード屋根だ。ただ下から見上げても中折れ部分が見えないのだが。
この建築は、小樽の観光地の端に位置している。「小樽オルゴール堂」の店舗となっていて、内部は大きな吹き抜けで2階の回廊部分にも商品が並んでいる。この廻廊部分がなかなか良い感じだ。
オルゴール堂は小樽以外にも、函館、鎌倉、京都、博多などに店舗があるようだ。小樽のオルゴール堂は平成6年に小樽市都市景観賞を受賞している。
(2008年撮影)
「旧共成株式会社」
設計者:? 竣工:1912年 小樽市住吉町4-1
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞(平成6年)
「旧小樽倉庫」は以前事務所部分をUPしたことがある。その事務所はカフェとして利用されており、倉庫部分の南側が「運河プラザ」、北側が博物館となっている。トップの写真のように中庭があり、春から秋まではちょっと休むのにちょうど良い感じだ。倉庫群に囲まれた中庭は異国情緒に溢れているのだが、例によって石造瓦屋根なので無国籍空間とも感じる。
(2007年撮影)
「旧小樽倉庫」
設計者? 竣工1890年~1894年 小樽市色内2-1-20
小樽市指定歴史的建造物
この「旧第四十七銀行小樽支店」と道路を挟んですぐ隣に「旧安田銀行小樽支店」が建っている。大きさはこちらの建築の方が若干小さめだ。ファサードはよく似ていて、四本の列柱が設置されている。旧安田銀行の建築は全国でこの形に統一されていたようだが、同じ銀行建築ということで真似たのか。昭和初期の銀行建築の流行だったのだろうか。
(2007年撮影)
「旧第四十七銀行小樽支店」
設計者:? 竣工:?年(昭和初期) 小樽市色内1-6-25
小樽市指定歴史的建造物
石造建築に瓦屋根の第三弾は「旧金子元三郎商店」である。札幌にも古くから札幌軟石を使った構築物は多いが、ここ小樽で用いられている軟石は小樽軟石と呼ばれており、札幌軟石とは違う火山によって出来たものだ。
暗くて分かり辛いが、下屋の上部両端に石造の立派な防火壁が設置されている。防火壁のことを「うだつ」と呼ぶ説から考えると、この建築は「うだつが上がりまくったリッチな商店建築」である。
「旧金子元三郎商店」
設計者:? 竣工:1887年 小樽市堺町1-22
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞(平成5年)
この建築を写す際には、本当はもっと遠距離からの方が良い。木骨石造の瓦屋根葺きで、棟には鯱鉾が据えられている。是非その様子を撮影したかったのだが、屋根には雪が積もっているし、「小樽雪あかりの路」の開始時間に合わせて訪ねたものだから、辺りはすっかり暗くなってしまった。よって外観の様子がよく分からない。その為、ちょっと妥協してこのような写真となった。春、暖かくなったらまた撮影したいと思う。
「岩永時計店」
設計者:? 竣工:1896年 修復1991年 小樽市堺町1-21
小樽市指定歴史的建造物
恐らく全国で、少子化の影響による廃校が増えていると思う。廃校になった校舎は解体されるものもあれば、別用途に用いられるものもあるだろう。北海道でもそのような廃校校舎を利用する例が多く見られる。ニセコを超えて、岩内方向へ向かう途中の蘭越という町に、小学校の校舎だった建物を利用した木工房がある。名前は「木工房 湯の里デスク」という。この工房で製作された、木製品はとても良い評判で、千歳空港などでも入手可能だ。訪ねた当日は工房の御主人がいらっしゃって、工房についての詳しい説明を聞かせて頂いた。
更に、建物内でカフェも営業していて、お客さんが数組いらっしゃった。山深い場所にあるが、ほっと一息つきたいときには丁度良い雰囲気を持ったカフェであった。因みに元は職員室である。
「木工房 湯の里デスク」
設計者:? 竣工:? 北海道磯谷郡蘭越町字湯里131
「事実は小説よりも奇なり」
嘗てフィンランドの建築家、マッティ・スローネンが設計した「FUTURO」というカプセルハウスが日本に二つ輸入されたと、CASA BRUTUSなどで紹介された。ところが、3つ目のFUTUROが釧路市にほど近い鶴居村に存在していた。この幻のFUTUROは雪で潰れてしまった為、現存していないのだが、専門学校の講師時代に釧路出身の学生から「確かに有った」と聞いている。
さて私のクラッシックギターのお師匠様が、コンサートの為、札幌を離れられた。向かった先は、さる著名な音楽家の御自宅である。お師匠様は、その御自宅を見て「これは建築家の設計した家だ」と思われ、その設計者の名を訪ねられた。
その設計者とは、アルバ・アアルト。
「アアルトの住宅が日本に在るのか!?」それを知った瞬間、私は絶句状態であった。詳細は、お師匠様が帰札された後に伺いたいと思っているが、アアルトの空間でアンサンブルの合わせ練習を行うお師匠様が、とてもとても羨ましい!ああ、羨ましい!
「北海製罐小樽工場」に隣接し、同社の「第3倉庫」が建っている。こちらは内部見学は出来なかったが、建築自体は周囲の道路から間近に見ることが出来る。運河側の各階バルコニーはかなり傷んでおり、所々に設置された昇降設備は朽ちかけていたりするのだが、モダニズムの雰囲気が満天の建築だ。この痛み加減が運河とよくマッチしている。
「北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫」
設計者:? 竣工:1921年~1935年 小樽市港町4-6