昨日松江高校五期傘寿同窓会がありました。その時の集合写真です。８０歳の方々のお顔です。菩薩顔です。どの顔を見ても素晴らしいお顔でしょう。このような素晴らしいお顔を菩薩顔といっています。８２名集まりました。
８０歳の顔が８２名それぞれ人生と戦ってきて完成されつつあるお顔です。このような写真はめったに撮れるものではありません。
昭和１０年生まれがほとんどです。戦争の直接参加などの経験はありませんが、空襲警報が出て毎日のように小さな防空壕に逃げ込んだ経験のある方々のみです。戦前戦後の食糧難に耐え忍んだ方々です。終戦の時の天皇陛下のお言葉を正座して聞いて涙を流した方々です。
中学生が集団就職をして「金のたまご」と言われた時代に親のおかげで松江高等学校に難関を突破して入学した方々です。今の高校生とは違い優秀な生徒だけ入学を許された時代です。当時松江に普通高校は一校しかありませんでした。一学年６００名位でした。
あれから６１年が経過しました。食糧難から就職難などを経験してきました。また日本の素晴らしい経済成長をささへてきました。働きに働いてきた年齢です。
あらゆる経験をしてきてある程度人生を切り開いた方々の集まりが傘寿の同窓会です。あらゆることを体験して切磋琢磨してくると人間はこのように高貴な顔になることを実証しています。
次回は８８歳の米寿まで頑張りましょうと誓いを立て楽しい同窓会を無事終えました。出席を予定した方が当日急病になられて４名欠席されました。高齢者は何が起こるかわかりません。
