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**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

生命力    2004.10月

2005年02月21日 | 生活
新潟の地震で 自動車に乗ったまま土砂崩れに巻き込まれた男の子が生きて発見されたと、嬉しいニュースがありました。残念ながらお母さんは天国へ。お姉ちゃんも反応がないようです。とても悲しい状況ですが、きっとお母さんは空の上で喜んでいるはずです。強運を持って生き延びた男の子の生命力を。まだ二歳、何も覚えていないかもしれませんが、自分だけ生き延びたことに負い目を感じないで、逞しく幸せな人生を歩んで欲しい。

こういう状況に出会うと必ず心に浮かぶ映画のシーンがあります。
ユダヤ人の母と息子と娘。ガス室に送られることになりますが、お母さんはこの世で一番残酷な選択を迫られるのです。「子供を一人とお前を助けてやる。どちらか一人を選べ」と、二人の子供を前にして。選ばれなかった子供が、母を振り返り振り返りガス室へ歩いていく、そのシーンが鋭い棘となって苦しくてたまりませんでした。・・・・いまでも苦しいのです。時折、子供の顔が自分の子供たちに変わって、あのお母さんの立場になった自分が このまま心が潰れて死んでしまえばいいと願う夢を見ます。・・・トラウマでしょうか。
映画は「ソフィーの選択」でした。

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