新型コロナウイルスの感染拡大で群馬県は11日、伊勢崎、富岡、安中3市に在住在勤する20~90代の男女計35人の感染を確認したと発表した。このほか入院していた伊勢崎市の80代男性が死亡した。県内の死者は2人目。1日当たりの感染者数は2日続けて最多を更新した。35人のうち、33人はクラスターの発生が疑われる同市の有料老人ホーム「藤和の苑(その)」の入所者と職員ら関係者。県内の感染確認は計79人となり、この2日で倍以上に急増した。◎富岡の60代会社員男性と安中の30代飲食店アルバイト男性も 亡くなった80代男性は同施設入所者で、県内の医療機関に入院していた。基礎疾患があったという。.山本一太知事は同日の臨時記者会見で、「予断を許さない厳しい流れになっている」と述べ、改めて県民に不要不急の外出を控えるよう求めた。市町村や関係団体と協力し、外出自粛を呼び掛ける。県警に対しても、繁華街での県民への呼び掛けを依頼したという。藤和の苑で感染が確認されたのは50~90代の入所者23人と、20~60代の職員や施設に関わる業者計10人。入所者のうち14人は既に入院しており、残り9人と職員ら10人は調整中。同施設の感染者はこれまでの8人を加え、計41人となった。厚生労働省のクラスター対策班は12日午後に来県予定。このほか富岡市の「IHIエアロスペース富岡事業所」に勤務する同市の60代男性と安中市の飲食店アルバイトの30代男性の感染も確認した。富岡市の男性と既に感染が確認されている同市の会社員男性2人は同じ勤務先という。10日に感染が確認された伊勢崎市の50代女性が飲食店を経営していたことも判明した。高崎市は11日、市内で感染が確認された50代の保育園調理員と50代主婦の行動歴を公表した。調理員の濃厚接触者は同僚の調理員2人と市外に住む親族4人。主婦の濃厚接触者は、夫と成人男性の子1人。前橋市によると、この主婦は基礎疾患治療などで善衆会病院(同市)を受診していたが、他の患者と時間をずらすなどしていたという。【クラスター】感染者の集団を意味する。新型コロナウイルスによる肺炎は、多くが他の人に感染させないが、一部の人が複数に感染させて拡大している恐れがある。クラスターが次のクラスターを生み出すという感染の連鎖が各地で起きると、感染者が爆発的に増えるため、政府はクラスターの発生防止が極めて重要と位置付けている。厚生労働省は2月下旬、クラスターが発生した自治体に専門家を派遣し、対策を検討するクラスター対策班を設置した。※引用しました!
テレビ朝日は12日、「報道ステーション」のメインキャスターを務める同局の富川悠太アナウンサー(43)が、新型コロナウイルスの感染検査で陽性と確認されたことを報道各社に宛てたFAXで発表した。同局によると、富川アナは在宅勤務だった3日と、休日だった4日に38度の発熱。すぐに平熱に戻り、6日から通常出勤していたが、7日の「報道ステーション」本番中に痰がからむ症状が現れた。8日ごろから息切れを感じるようになり、9日も平熱ではあったものの階段を昇ったり早歩きすると息苦しさを感じ、10日朝も同様の症状が続いたため都内の病院に入院。CT検査で肺炎の症状が確認され、11日にPCR検査を受け、陽性と判定された。富川アナと接触のあった番組共演者、スタッフには現時点で体調の異変は確認されていないという。同局は「既に社内で当該社員と接触したスタッフの自宅待機や消毒等必要な措置を行いました。引き続き保健所など関係各所と連携し社内および社外への感染拡大防止と番組出演者、業務にあたる社員・スタッフの安全確保に努めて参ります」としている。 テレビ画面に映る富川アナに異変があったのは今月7日。政府が緊急事態宣言を発令した日で、番組途中から明らかなかすれ声になり、苦しそうな表情も見せた。終了後には視聴者から心配する声が上がるほどだった。関係者によると、富川アナは週明けの13日から番組出演を見合わせ。さらにコンビを組むフリーの徳永有美アナ(44)も濃厚接触の疑いがあるため、同日から欠席する予定。そのため、金曜日を担当する同局の小木逸平アナ(45)とフィールドリポーターの森葉子アナ(33)がピンチヒッターを務める方向。また、共演する森川夕貴アナ(26)はすでに10日から番組を休んでいる。※引用しました!