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9月20日(火)
天安門広場→故宮→胡同(フートン)→万里の長城→明十三陵(みんのじゅうさんりょう)
朝8時にホテルロビーに集合。大きいものが見たくて中国に来たというOさんUさんと、明るい女性ガイドのヘレイナさんと4人で天安門広場へ。
ちょうどラッシュアワーの時間帯だったので、途中ものすごい数の自転車乗りの人々が通り過ぎていく光景にまた圧倒される。
天安門に着く。幅が80メートルもある道路を横切り、故宮へ。軽く通り過ぎるだけでも最低1時間はかかる。奥の名掛け軸展示室みたいなところでお茶休憩。
その後、北京のレトロな暮らしぶりが残る胡同(フートン)へ。人力車(150元)に乗って一通り回る。途中、400年前の家の造りを今も残しているお宅拝見。金魚が泳いでいる大きな鉢の水を飲んでいた飼い猫がいたので、家の主人に名前を聞いてみたら「ホアホア(花花)」ということだった。
当時はエンターテイメントが少なかったので、花や鳥をとりわけ大事にして愛でる人が多かったらしい。
でも、今も中国テレビ事情は変わってないんじゃないだろうか? あと、ネット環境もまだ整ってないんだろうか? ちなみにケータイは結構普及してて、ノキアがトップシェアと聞いた。
そんなこんなで、テレビは面白くないし、ネット環境も不十分だからみんな外でたむろってカードしたりおしゃべりしたりするっていうのは、ごく自然のことに思える。外にイスを出して読書している人の姿も見かけた。
その後、ツアーに含まれているらしいひすい店にも行ったが、興味ひかれるものがなかったので、お昼のレストランに向かう。
お土産コーナーも併設しているそのレストランは、量がもりだくさんだったがこれもまたおいしかった。ただ、肉味噌めんだけはたれが塩辛すぎていただけなかったな。
そして本日のハイライト、万里の長城。全長6000キロメートル。2500年もの歴史。ここには人類の一員として(大げさか)、一度は訪れる価値のあるところだと思う。あの雄大さには本当に圧倒された。テレビや写真で見大違いだ。いきなり切り立った山の斜面に、くねくねとあるんだもの。上の方はめまいがするほど高い。階段は思いのほかきつかった。一歩踏み間違えるとどこまで転んでいってしまうかという緊張感がたまらない。
観光客は老若男女さまざまで、人種もいろんな人々を見かけた。イスラム圏の女性が頭にスカーフ巻いてふらふらしながらグループで上っていたり、中近東の人のような顔立ちのグループが中国語っぽい言葉を話していたり。ニューヨークの文字が入ったTシャツを着ていたせいで、ほんとのニューヨーカーに話しかけられ、「おいらは実はオーストラリア人」と告白していた人もいたなあ。
とにかく、どこの国の人でも万里はきついよね。でも上の方に上ったら爽快なのだ。
その後、おいしそうな桃を売っているおばさんたちのリヤカーを眺めつつ、明十三陵に行く。後で聞くと、この辺は桃の産地だそうだ。帰りに中国茶専門の土産店で、いろんな味のお茶を試飲。お茶は上海の茶葉市場で買おうと思っていたので結局ここでは何も買わなかったが、結構楽しかった。
そして北京ダックを食べにレストランへ。こじんまりした店だったが、「ダックの巻き巻き」おいしかった!他の料理もいろいろ出てきた。Oさん、Uさんらと堪能。三国志ファンの2人は私とはまた違った中国の魅力にもひかれているらしい。
この日、ホテルが変わった。金橋国際公寓というホテルで、かなり広く清潔。キッチンや洗濯機もついており、なかなか快適だった。夕食後、フロントの女性に一番近くてよさそうなマッサージ店を教えてもらい、タクシーで行った。車で5分もかからないところにあったその大きな店は確か「白金沐浴倶楽部」というちょっとゴージャスというかあやしいというかエントランスはエンタメ系が入ってる店だった。受付の女性、白雪姫みたいなドレス着てんだもの。
中に入ると、限りなく男性ビジネスマンの娯楽場の雰囲気。レストランコーナーでは軽食が置いてあり、いつでも食べられるようになっている。筆談で足ツボマッサージ40分コースを選んだ。134元(約1700円)なり。ここではまず皆シャワーを浴びることになっているらしい。そして上の階へ。
通された薄暗い大広間には、大きなテレビがボリューム低めに置かれ、マッサージチェアが50台くらい並んでいた。そこでは男性も女性も丈の短いパジャマ姿で(もちろん私も)お好みのメニューをやってもらっていた。ある人は吸い玉(をやってもらい(炎があやしかった)、またある人は足や腰をほぐしてもらっている。
一瞬、場違いなところに来てしまったかとひるんだが、マッサージ自体は普通だったし、やってくれた女性も感じのいい人だった。ただ、スカートの丈は短かったような気が。ホテルに帰りついたのは真夜中近くだった。ホテル内にはコンビニがあって助かった。
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