Everyone says I love you

「世界中がアイラヴユー」★★★★
ウッディアレン、最初は彼もぱっとしない時代があったと知る。登場人物のコスチュームや会話、舞台など、ＮＹスタイルでおしゃれ。しがない中年男性の主人公が、もてもて。アレンの夢、だよなあ。エドワード・ノートンってそのインテリ度が演技に生きてる。ドリュー・バリモアもお色気たっぷり。ウッディアレンのコメディは大好き。ちょっと神経質でしゃべりすぎなとこもあるが、が、軽快でセンスいい。

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American History X

「アメリカン・ヒストリーＸ」★★★★★
エドワード・ノートン主演、エドワード・ファーロング助演（弟役）。久々に思い出し泣きできる映画。最後、意外な展開。前見た２５時も足を洗いたいのにいったん踏み入れるとなかなか困難なことをよく描いていた。刑務所行きが空白の３年で、そこで起こったこと、黒人とさいしょ口もきかなかったのに、心が通じて、最終的にはそれがノートン自身の命を救ってくれることになったのだった。一方、仲間だと思ってたム所内の白人も平気で裏切り行為をして、しかも自分が無視されると極めてひどいことをやり返す。自分が間違っていたことを認め、出所しても、周りは相変わらずで、そのあたりの描き方がうまかった。憎しみや怒りを通して生きるには、人生はあまりに短いという、ダニー（ファーロング）が、兄がよく引用するのが好きだからとその言葉でしめくくる、海の風景（まだ兄弟が圧さなかった頃の回想シーンの延長のシーン）がなんとも泣けた。そして、弟の作文が死んでるそばに転がっている・・・すごくいい映画だ。

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Twin Falls Idaho

「ツイン・フォールズ・アイダホ」★★★★
あの淡々さ加減がすごいひきつけられる。泣けた。色合いとか全編に漂うなんともいえない哀愁がイギリス映画みたいだった。あのイケメン・ポーリッシュ兄弟が、主演だけじゃなくて脚本も監督もしてたなんて知らなかったから最初、本物のシャム兄弟かと思った。なわけないって。あの、主演女優のミシェル・ヒックス超キレイ。

「悲劇は途中で舞台が途切れるだけ。語られないだけで、それは幸せにつながるんだ」という弟フランシスの言葉が印象的にリフレインするのがよかった。

兄ブレイクもかっこよかった。

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Untold Scandal

「スキャンダル」★★★
ペ・ヨンジュンがどうというより、話の筋書きが、やっぱり奥深いというか、愛とか嫉妬がよく描けてる作品なんだなとラクロ作品に感動。何度もいろんな焼き直しに耐えうる作品って、やっぱりすごい。だって、それが古典ということだから。にしてもペっていい体してる。

スキャンダル アミューズソフトエンタテインメント このアイテムの詳細を見る

25th Hour

「25時」★★★★
久々にいい映画を観た。スパイク・リーの作品を見なくなったのはマルコムXあたりから。久々に見て、描き方がぐんと深くなったと思った。表面的でない描き方。観る側のいろんな感情をひきおこして、深く考えさせる。ピアノレッスンのアンナパキンが大人になってて驚いた！でもまた踊ってたけど。エドワード・ノートンもいい。最後の終わり方がなんとも印象的。

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Something to talk about

「愛に迷った時」★★☆☆☆
ジュリア・ロバーツ主演、ハレルストム監督。夫の浮気で、今まで自分の夢（獣医になるという）をあきらめてたのが、自分を大切にするようになって、学校に行き始める話。離婚はするけれども、もと夫とはいい仲のままで。いまいち内容が陳腐。唯一おもしろかったのは、夫と最後の晩餐のとき、一番彼の得意料理を作って、毒を入れるというくだり。伯母さんから伝授されたジュリアはそうする。馬の動きで内容の平坦さに動きを出したかったのかもしれないが、うーん。いまいちもいまにもだった。

愛に迷った時 ワーナー・ホーム・ビデオ このアイテムの詳細を見る

Ong-Bak

「マッハ！！！」★★★
タイ映画。トニー・ジャーがかっこいい。生でやってワイヤーを使わないのはかえって新鮮。

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Under the Tuscan Sun

「トスカーナの休日」★★★
ダイアン・レインが意外とよかった。オードリーという女性監督だったからか、視点が等身大というのもよかった。でも筋書きはクラシックかも。美しい風景やファッションは魅力。あと料理。自分の家をもつって、いいなあ。改築して、自分が住みやすく、快適に過ごせるようにしていくって面白そう。日々の暮らしを快適にするのって、住むとこも大きいよなあ。

施工のポーランド人（もと大学教授）についてのダイアンのモノローグ：
「人を理解するのには時間がかかることがある」

トスカーナの休日 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント このアイテムの詳細を見る

Sex and the City

「セックス・アンド・ザ・シティ」★★★★★
すごくおもしろい！やっと見た。女性の本音で語ってるのがたまらなくいい。

セックス・アンド・ザ・シティ Season1-1 パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る

Farenheit 911

「華氏９１１」★★★
いろんなことを考えさせられた。グロテスクなシーンも多かったが。ブッシュのロクでもなさをうまく描いた作品。アメリカの黒人の貧困社会のティーンエージャーが、命をかけずに、大学に行けたり青春を謳歌できるんだったらその方がいいに決まってる（軍隊に入ることが最良の選択である現実を受けて）という言葉が印象深かった。貧富の差が、本当に激しい国。日本もそうだが、そこまでではない、と思うのは、私がよく知らないからだろうか。

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Bowling for Columbine

「ボウリング・フォー・コロンバイン」★★★★
予想以上に面白かった。ムーア監督の原動力はユーモア感覚だという。編集にしても、あらかじめアウトラインを引いて取材するのではなく、直感に任せて追っていくというもの。恐怖感を与えられて銃を持とうとする白人至上主義のチャールトン・ヘストンが醜く見えた。視点がユニーク。メディアの影響力も分かりやすく描写していた。恐怖と不安と嫉妬。自分の中にあるこれらを自覚して、客観視するユーモア感覚は大事だと思う。カナダ人との対比もおもしろかった。多少カナダ人が牧歌的に見えたが、全体に通じる空気や各個人の意識がアメリカ人とは違うとつくづく思った。あれ見たら誰でもアメリカよりカナダが好きになるかも。

ボウリング・フォー・コロンバイン ジェネオン エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

Days of Being Wild

「欲望の翼」★★★★
レスリーチャンがすごく合ってる役。雰囲気とマンボの音楽がやっぱりカーウァイだ。いいなあ。敗退的で、美しい映像。親子のエゴと恋愛のエゴ、アンディラウの良心。どうしようもない息子、レスリー。でも彼も母を知らず、やっとたずねていっても（フィリピン）会ってくれない。そして電車で撃たれて野垂れ死に。

優秀ないとこ夫婦のことをアンディに愚痴るマギーに、「人と比べないほうがいいよ。僕は小学生のとき、自分の家が貧乏と知った。みなと同じ制服を変えなかったんだ。そのときから人と比べるのをやめた」とアンディ。逃げていくアンディとレスリー。
レスリーが汽車の中で、「人生最後には何が見たい？考えておいたほうがいいぜ、どうせ船乗りはヒマなんだろ」。

欲望の翼 ジェネオン エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

Howl's Moving Castle

「ハウルの動く城」★★★★
いつもながらビジュアルがすごい。さいご、かかしの「カブ」が王子様になったところはあれえ？と思ったけど、全体に、ソフィーの温かさが感じられるいい映画だった。ハウルもかっこよかったが、ちょっとアニメチックだったな。宮崎駿アニメはいつも、深読みがいくらでもできる。火と人間と自然の共生。お正月に見るのに何かぴったりの映画。

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The Iron Ladies

「アタック・ナンバー・ハーフ」★★★★★
今年の初笑い映画。前編後編いっきに見てしまった。後編はまあまあだったけど、前編は傑作コメディ。タイの生活（男性が洗濯してるとか）も分かったり、なんかこんなコメディを作る国に親近感を覚える。言語を超えておもしろい。スポーツものは、感動の要素「友情、勝利、根性」がぜんぶ入ってるから面白い。イタリア人とタイ人のハーフのノン役の俳優が意外とかっこよかった。あとジュン子は最高！あの底抜けのハッピーさ加減がいい。

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