「坂」

登りつめ坂の上見た明治の世

江戸の地は坂なき坂に富士が見え

昭和の世まさかの坂のマッカーサ

つねお

「早い」

年寄は早め早めに前のめり

早食いは兄弟多い家育ち

つねお

千三句集（４００）

友と酒蕎麦屋の庭の若葉かな
　富翁

甲府盆地

富士山がタライの葡萄覗いてる

平地にも温泉ぞろり不思議かな

つねお

山梨県立美術館

西欧の絵画の暗さ何故だろう
青空いっぱいの日も多いのに

暗すぎる種まく人の情景は
落ち穂拾いの意味にも通ず

先輩

山梨県立文学館にて

花子より白蓮好きな俺がいる
美しきかな顔にも書にも

熱情あふれる明治女性
美貌と知性

先輩

千三句集（３９９）

波静か跳ぼか潜ろか夏の鴨
　富翁

千三句集（３９８）

夏期講座少し辛抱中ジョッキ
　富翁

ゲリラ雨、早くも

(散歩がビショビショ)

晴れた朝 オヤ雨雲が ドド降らす
油断なく するべき季節に なったのか
安楽 with Hakkushon!

薔薇

桃色のクレヨン割れて花となる

先輩

夏のよう

目に眩し青葉の光風に揺れ

先輩

千三句集（３９７）

さくらんぼ紅いほっぺの女の子
　富翁

千三句集（３９６）

夏蒲団はねのけ起きる暗い朝
　富翁

千三句集（３９５）

夏の風邪いやな咳する散髪屋
　富翁

今週は晴れっぱなしですね!

(鼻歌を歌いつつ、植物に水を撒く)

爽やかな　風に吹かれて　水を撒く
嫌なこと　みんな浮かばす　水を撒く
ギャンブルに　大敗しても　水を撒く
物忘れ　老化の進捗　困ります
水を撒き　ごまかし歌うよ　午後の春
安楽