……・・たとえば、わたしが今まで述べてきたことは、シェレ―の次のようなことばの繰り返えしにすぎません。「言語の生命は隠喩にある。すなわち、言語は、事物の、まだ理解されずにいた関係を明確にし、その理解を永続せしめるものであるが、事物を表わすことばが、時の経過とともに、ついには、完全な思想の画像ではなくなり、わずかに、思想の一部またはある部類の記号に堕する時がくる。かくて、もしそのとき、新たに詩人が現われて、かように組織を破壊された連想を創造しなおさないならば、言語は、ついには、人類交際の一切の高尚な目的にとって死物と化すであろう。」
「新修辞学原論」I.A.リチャーズ著 石橋幸太郎訳 南雲堂
富翁
「新修辞学原論」I.A.リチャーズ著 石橋幸太郎訳 南雲堂
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