ふとめざめたらなみだこぼれてゐた
酒を飲まず、しかも風邪の床での、ふとした目覚めのときの句だが、これにはなんの気負いもなく、自己感動もなく、しかし切実にこう言いたくて書いた、という自然な感動の流露があった。それだけに、身を切られるようにじつに哀しい。
「放浪行乞 山頭火百二十句」金子兜太著 集英社文庫 1992年
富翁
酒を飲まず、しかも風邪の床での、ふとした目覚めのときの句だが、これにはなんの気負いもなく、自己感動もなく、しかし切実にこう言いたくて書いた、という自然な感動の流露があった。それだけに、身を切られるようにじつに哀しい。
「放浪行乞 山頭火百二十句」金子兜太著 集英社文庫 1992年
富翁
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