しゃけの携帯写真

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同時に二作品(着工編)

2012-09-13 20:26:26 | 携帯写真 クラフト 革工芸


同時に二作品手がけると、接着剤の乾く間に
他の作業ができて効率が良くなる。

暇は有り余るほどあり、効率あげる理由はない。
Sさんから依頼のあったコインケースと、クラフト学園
の製作課題のショルダーバッグを作ることにした。




メンフィス・ミニーをご存じだろうか・・・俺は知らなかった。
元祖アメリカンブルースの女王で大変素晴らしく有名らしい。
1890年代の生まれで南北戦争もそう遠くない時代だ。

レザークラフトを始めたのは、子供のころカウボーイやインディアンに
浪漫を
感じたからだろうと彼女の歌声を聴いて気がついた。




Sさんのコインケースは10か所以上を縫合し、もっとも厚い部分は5枚の革を重ね縫いする。
革の端の接着する部分は丸カンナで薄く削ぐ。
今回はTANカラーに染色されたピアノ・レザーという牛革を使う。しなやかだが縫うとしっかりコシがガ出る。

M・ミニーの曲は、くりかえし聞いていると、馬糞と牛糞のにおいが嗅ぎ分けられる気分になる。




牛の脛油に樹脂を配合したオイルで保革する。



革がよいのか、腕がよいのか・・・・・・?
1.5mm幅で一気に手縫いする。



コインケース部分の内側のバックスキンに硬化剤を刷り込み、桜材のスリッカーでこすって仕上げる。



スナップボタンを取り付け、合わせを確認。



小ぶりのショルダーバッグだが、模様は大柄。
のびやかなカッティングが要求される。



いまどき、こんなバッグを使う女性がいるとも思えないが、初級Bクラスの最終課題。
写真のカッター一本で強弱をつけながらカッティング。




十数種の刻印を使い模様に陰影をつける。
形が女性のお尻っぽく見えて、刺青彫ってる気分。

これも修行が進んだ結果??




刻印を終了し、花弁や茎にデコレーションカットを入れて、
バックグラウンドに色をさす。


今回はここまで・・・

今迄レザークラフトはリハビリのK先生に習った意外は時計作りで
一回スクーリングを受けただけ。
口数少ないその師匠の金言。

『どうすればよいか習うのではなく、
どうすれば良いかわかるように自分を鍛えるのだ。』

次回も、奮闘記(完成編)です。



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