働き盛り夫婦で世界一周旅行

30代後半で世界一周旅行。いい年して文無しで帰国した2年後、子供を授かる。そして2012年ジャカルタへの赴任辞令が。

サンチャゴ1のつづき

2006-09-08 12:42:43 | 南米

空港からバスを利用して、予約していた宿に向かいました。

チェックインしようとフロントに行くと、

「予約システムに障害がおきているのでちょっと待ってって」と、言われました。

しばらくすると、宿泊客であろう爺さんがやって来て、「スペイン語、英語、フランス語どれなら話せるか?」と聞かれました。

すごい爺さんですよね。

「英語を少しだけ」と答えるとやはり「予約システムの障害で予約が取れていないため、利用できる部屋がない。でも彼女が(フロント係)この近くの同じような宿を知っていて、ここよりも少し安いところを紹介するので、それでなんとか考えてはくれまいか?」と言うのです。

えぇ~やだよ、めんどくさいもんと思ったものの、がたがた騒いでもないものはないだろうし、仕方ないので、宿の事務の女性と紹介してくれると言う宿を見に行ってみることにしました。

通りを挟んだ向かいの立派な宿で、部屋もとても快適そうでした。

それもそのはず5スターのアパートメントホテルでした。

しかも予約していた宿より1000円も安いらしい。

もしかしてラッキー?なのかな?と思えてきました。

しかし予約していた宿は朝食付でしたが、その宿は朝食付ではなかったので、「朝食をつけてくれませんか?」と聞いてみると、「うちの宿に食べてきて」と言ってくれたので、問題なくチェックインすることに決めました。

旅はいろんなことが起きますね。でもこの部屋快適です。夫もいまいち調子が優れないため、翌日さっそく延泊の手続きをして、少し静養することにしました。

早速昼食をとりに街に繰り出しましたが、ほんと空気が悪いです。

ここもペルー同様スペイン語圏なので、食事もおいしいだろうと期待していました。しかも私の大好きなチリワインの国だし。

適当な店に入り注文したのですが、英語が全く通じません。

ぎゃ~やっぱりスペインと一緒だぁ。

ペルーは観光地しか行っていないので英語を話す人が多くいましたが、ここは観光地ではないようです。

あの押しの強いスペイン語で、こっちが話せようが話せまいが、わかっちゃいないのにがんがんスペイン語で話してきます。

でも笑顔でお愛想がとてもよいので、すっかりペースに巻き込まれます。

なんとか注文し料理が来たのですが、これがめちゃまずい。

たいていのものは残さず食べますが、さすがの夫も私もあまりにまず過ぎてほとんどを残してしまいました。

前菜のスープはまだ何とか飲めたのですが、メインが×でした。

このメイン3つの中からチョイス出来たのですが、時間が遅かったため残っていたのはパスタだけで、仕方なくそれを二人で頼みました。

これが笑っちゃうくらいまずくて英国を彷彿させました。このパスタを平気で出せる料理人の顔が見たいわ、と笑ってしまいました。

で、オーダーを取りに来てくれた彼女に「ごめん、食べ切れませんでした」と言うと元気な笑顔で、でもちょっと不安そうに「もう食べないの?もしかしてまずかった?」と聞くのです。

またこれもおかしくて「まずかった?」って聞かれて、「まずかったよ」って言えるかっていうの。

でも彼女明るく元気にお皿をさげて行きました。さすがラテン系の人はいいわ。憎めない。あんなにまずい物にお金払っても、笑っていられた。怒れないよあんな明るく言われたら。愛すべきチリ人でした。

こうしてまたスペイン語に悩まされる私たち。でもみんな明るく感じよく接してくれるので、全くいやな気がしません。スペイン語学校に短期間でも行こうかと思って、パンフレットもらってきたけど、ペルーの方が全然安かったわぁ。学校も少なくて選択できないし。ペルーでやっぱり行っとけば良かったぁ。

お口直しに、早速帰りにスーパーでチリワイン(今日のは約400円、思ってたほど安くない!)を買ってきました。今からたっぷりと楽しみたいと思いまぁす。

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今日のワイン。体調不調の夫の分まで一人で飲みきった感じ。ほんと幸せぃ、おいしかったわぁ。

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<o:p>今日のバイク。</o:p>

サンチャゴ1

2006-09-08 11:04:12 | 南米

チリサンチャゴに着きました。

今回は空港税関で止められました。

「このかばん二つあけて。」

チリは税関が厳しく、食品などは徹底して調べられます。開けてと言われたかばんも、パリで買った日本食などがはいっていました。やばい・・・。

日本食は、ふじっこの塩昆布がしつこく何か聴かれましたが、なんとか無事でした。不思議なことにキューピーマヨネーズもお咎めなしでした。

没収されたのはフィンランドのAuneにもらった蜂蜜です。確かに生ものだけど、まだ未開封だったのに。こんなことなら味見だけでもしておきゃよかった。Auneごめん。Auneにはこの話を後日連絡しておこうと思います。

そして、チリでは黄熱病のイエローカードの提示があると聞いていたので、予防接種を日本で受けていたのに、それを提示させられることはありませんでした。なんで・・・?まあ、いいんですけど。

 

名前今だ不明。味はメロンかな?

 

そして、サンチャゴはペルー同様毎日曇りみたいです。

と言うより、やはり大気汚染のようです。

周りを高い山に囲まれているため、吹き溜まってしまうというか、

風でも吹かない限りきれいに晴れないようです。

晴れると高い雪山に囲まれているので、素晴らしい景色が見れるようです。

私たちが滞在している間に果たして見れることやら??

せっかく素晴らしい景色があるというのに・・・もったいない。

そういえば、昔私が某団体に所属していた頃から、南米のこの問題は取り上げられていたのを思い出しました。

さて、サンチャゴ他の周辺諸国同様、貧富の差はかなりのようで、空港から街の中心に到着するまでの景色と、街中では全く違うものでした。

日本でも年々貧富の差が大きくなっているというニュースを耳にします。

今はまだここ南米のようにはひどくないにしても、このまま行くといずれこのような状況までひどくなる日も来るのではないかと思うと、やりきれない気持ちでいっぱいになります。

なんとか一部の特権階級の人たちだけでなく、全国民が豊かであると感じられる国づくりを少しずつでも歩んでいってほしいものだと思います。