空港からバスを利用して、予約していた宿に向かいました。
チェックインしようとフロントに行くと、
「予約システムに障害がおきているのでちょっと待ってって」と、言われました。
しばらくすると、宿泊客であろう爺さんがやって来て、「スペイン語、英語、フランス語どれなら話せるか?」と聞かれました。
すごい爺さんですよね。
「英語を少しだけ」と答えるとやはり「予約システムの障害で予約が取れていないため、利用できる部屋がない。でも彼女が(フロント係)この近くの同じような宿を知っていて、ここよりも少し安いところを紹介するので、それでなんとか考えてはくれまいか?」と言うのです。
えぇ~やだよ、めんどくさいもんと思ったものの、がたがた騒いでもないものはないだろうし、仕方ないので、宿の事務の女性と紹介してくれると言う宿を見に行ってみることにしました。
通りを挟んだ向かいの立派な宿で、部屋もとても快適そうでした。
それもそのはず5スターのアパートメントホテルでした。
しかも予約していた宿より1000円も安いらしい。
もしかしてラッキー?なのかな?と思えてきました。
しかし予約していた宿は朝食付でしたが、その宿は朝食付ではなかったので、「朝食をつけてくれませんか?」と聞いてみると、「うちの宿に食べてきて」と言ってくれたので、問題なくチェックインすることに決めました。
旅はいろんなことが起きますね。でもこの部屋快適です。夫もいまいち調子が優れないため、翌日さっそく延泊の手続きをして、少し静養することにしました。
早速昼食をとりに街に繰り出しましたが、ほんと空気が悪いです。
ここもペルー同様スペイン語圏なので、食事もおいしいだろうと期待していました。しかも私の大好きなチリワインの国だし。
適当な店に入り注文したのですが、英語が全く通じません。
ぎゃ~やっぱりスペインと一緒だぁ。
ペルーは観光地しか行っていないので英語を話す人が多くいましたが、ここは観光地ではないようです。
あの押しの強いスペイン語で、こっちが話せようが話せまいが、わかっちゃいないのにがんがんスペイン語で話してきます。
でも笑顔でお愛想がとてもよいので、すっかりペースに巻き込まれます。
なんとか注文し料理が来たのですが、これがめちゃまずい。
たいていのものは残さず食べますが、さすがの夫も私もあまりにまず過ぎてほとんどを残してしまいました。
前菜のスープはまだ何とか飲めたのですが、メインが×でした。
このメイン3つの中からチョイス出来たのですが、時間が遅かったため残っていたのはパスタだけで、仕方なくそれを二人で頼みました。
これが笑っちゃうくらいまずくて英国を彷彿させました。このパスタを平気で出せる料理人の顔が見たいわ、と笑ってしまいました。
で、オーダーを取りに来てくれた彼女に「ごめん、食べ切れませんでした」と言うと元気な笑顔で、でもちょっと不安そうに「もう食べないの?もしかしてまずかった?」と聞くのです。
またこれもおかしくて「まずかった?」って聞かれて、「まずかったよ」って言えるかっていうの。
でも彼女明るく元気にお皿をさげて行きました。さすがラテン系の人はいいわ。憎めない。あんなにまずい物にお金払っても、笑っていられた。怒れないよあんな明るく言われたら。愛すべきチリ人でした。
こうしてまたスペイン語に悩まされる私たち。でもみんな明るく感じよく接してくれるので、全くいやな気がしません。スペイン語学校に短期間でも行こうかと思って、パンフレットもらってきたけど、ペルーの方が全然安かったわぁ。学校も少なくて選択できないし。ペルーでやっぱり行っとけば良かったぁ。
お口直しに、早速帰りにスーパーでチリワイン(今日のは約400円、思ってたほど安くない!)を買ってきました。今からたっぷりと楽しみたいと思いまぁす。
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今日のワイン。体調不調の夫の分まで一人で飲みきった感じ。ほんと幸せぃ、おいしかったわぁ。
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<o:p>今日のバイク。</o:p>