いよいよ楽しかったカラファテFUJI旅館を後に、最果ての地ウスアイアへ出発。
途中チリとの国境を2度も通過したり、船でマゼラン海峡を渡ったりで計16時間以上のバス旅となります。かなりしんどそう。
しかし、カラファテの物価は相当高かったけど、本当にいろいろなことがあって楽しかったなぁ。
さすがに1ヶ月弱も滞在していると、街中に知り合いが出来て、スーパーなどで会うと「君たちここに住んでるの?」などと声をかけられたりもしました。
しかし、近所のパン屋のおばちゃんだけは、毎日のように通ったけど、お愛想は良くならず、いつも帰るときはドスの聞いた声で「チャオ」と冷たく笑顔なしで挨拶してましたっけ。ほんと怖いんだけど、そこのパンおいしかったなぁ。
カラファテはこの数年、世界中から氷河観光目当てに人が集まっているようで、街のインフラ整備が間に合わず、シーズン前のこの11月でさえも何度か断水がありました。いったいシーズン真っ只中に入ったらどうなってしまうのでしょうか?あんまり街が大きくなりすぎるのもなんだか寂しいような気もしますね。
宿のオーナー夫妻にもホントにお世話になりました。美味しいものもたくさんご馳走になりました。そして、作り方も教えてもらいました。早速これからキッチン付きの安宿でトライしてみたいと思っています。
ウスアイアへのバスは、深夜3時にカラファテバスターミナルを出発して同日夜9時頃ウスアイア上野亭に到着予定です。
ウスアイアからの旅人に聞くと、「何も見るとこないよ」と口々に言うので、当初全く行く気はありませんでした。距離の割りにバスの乗車時間が長いし。でもみんな「ウスアイアに行くのではなく、上野亭の綾子ばあちゃんと犬のトゥルーチャに会いに行くんだよ」と言うのです。話を聞けば聞くほど上野亭に興味がわいてきて、とうとう最果ての地「上野亭」を目指すことにしてしまいました。80歳を超えたいまだ現役ばりばりの綾子ばあちゃんと、異常なほど甘えん坊のメス犬トゥルーチャに会うことだけを楽しみに、カラファテを発ち、上野亭に向かいます。ほんとに旅は体力勝負ですねぇ。
FUJI旅館 オーナー島藤さん キレンさん キレンさん特製のすいとん
左がカラファテのアイス(カラファテの実を食べるとまたパタゴニアに戻ってくると言う)
私たちのブログにコメントを下さるみのわ夫婦先輩も以前にFUJI旅館へ