働き盛り夫婦で世界一周旅行

30代後半で世界一周旅行。いい年して文無しで帰国した2年後、子供を授かる。そして2012年ジャカルタへの赴任辞令が。

カラファテをあとに

2006-11-30 03:30:42 | 南米

いよいよ楽しかったカラファテFUJI旅館を後に、最果ての地ウスアイアへ出発。

途中チリとの国境を2度も通過したり、船でマゼラン海峡を渡ったりで計16時間以上のバス旅となります。かなりしんどそう。

しかし、カラファテの物価は相当高かったけど、本当にいろいろなことがあって楽しかったなぁ。

さすがに1ヶ月弱も滞在していると、街中に知り合いが出来て、スーパーなどで会うと「君たちここに住んでるの?」などと声をかけられたりもしました。

しかし、近所のパン屋のおばちゃんだけは、毎日のように通ったけど、お愛想は良くならず、いつも帰るときはドスの聞いた声で「チャオ」と冷たく笑顔なしで挨拶してましたっけ。ほんと怖いんだけど、そこのパンおいしかったなぁ。

カラファテはこの数年、世界中から氷河観光目当てに人が集まっているようで、街のインフラ整備が間に合わず、シーズン前のこの11月でさえも何度か断水がありました。いったいシーズン真っ只中に入ったらどうなってしまうのでしょうか?あんまり街が大きくなりすぎるのもなんだか寂しいような気もしますね。

宿のオーナー夫妻にもホントにお世話になりました。美味しいものもたくさんご馳走になりました。そして、作り方も教えてもらいました。早速これからキッチン付きの安宿でトライしてみたいと思っています。

ウスアイアへのバスは、深夜3時にカラファテバスターミナルを出発して同日夜9時頃ウスアイア上野亭に到着予定です。

ウスアイアからの旅人に聞くと、「何も見るとこないよ」と口々に言うので、当初全く行く気はありませんでした。距離の割りにバスの乗車時間が長いし。でもみんな「ウスアイアに行くのではなく、上野亭の綾子ばあちゃんと犬のトゥルーチャに会いに行くんだよ」と言うのです。話を聞けば聞くほど上野亭に興味がわいてきて、とうとう最果ての地「上野亭」を目指すことにしてしまいました。80歳を超えたいまだ現役ばりばりの綾子ばあちゃんと、異常なほど甘えん坊のメス犬トゥルーチャに会うことだけを楽しみに、カラファテを発ち、上野亭に向かいます。ほんとに旅は体力勝負ですねぇ。

 

 FUJI旅館 オーナー島藤さん キレンさん キレンさん特製のすいとん

 

左がカラファテのアイス(カラファテの実を食べるとまたパタゴニアに戻ってくると言う)

       

私たちのブログにコメントを下さるみのわ夫婦先輩も以前にFUJI旅館へ


カラファテ8リベンジペリトモレノ

2006-11-29 00:10:58 | 南米

 

 

カラファテに到着して3日目くらいに、ペリトモレノ氷河観光したときは極寒の雨の日でした。どうしてもスカッと晴れたペリトモレノをこの目で見て見たいと思い、カラファテを出発する前日の午後からリベンジすることにしました。

合計して約1ヶ月弱もカラファテに滞在したのに、なんでまたわざわざ最終日間際に行こうと思ったのか、自分たちでもわかりません。

しかしなななんと、またしてもバスで向かう途中から、今度は雪がチラホラ降る出す始末。一体どういうこと?晴れ男晴れ女のはずの私たち、めったに雨に降られることなんてなかったはずなのに、このペリトモレノ氷河観光するとき度に、いつもお天道様に見放されているようです。

午後3時にバスは、カラファテの街中のバスターミナルから出発し、1時間ちょっとで展望台に到着しましたが、雪はまだ降り続いています。

でも今日は、氷河崩落を見るために来たのだし、雪とはいえ寒いなどとは言ってられず、展望台で2時間半を過ごす覚悟を決めています。

とは言うものの、とにかく寒い!とりあえず、キヨスクでコーヒーを買って雪が小降りになるのを待ちました。

そして30分ほどそこで過ごしていると、なんとか雪も止み展望台へ向かいました。

何度見てもペリトモレノ氷河はため息が出るくらい美しく、見る者を圧倒させます。

10分ほどした頃でしょうか?氷河が落ちるパキッンという音でハッとし、見とれていると氷河の上のほうから小さな塊が崩れ落ちている場所が何箇所かありました。

しばらくするとそのうちの一箇所が、ゴッーという音のあと、大きな塊ごと湖へと崩れ落ちているのが見れました。そりゃぁその迫力と言ったら言葉では言い表すことが出来ません。

そしてまたしばらくすると、今度は湖面に近い所が崩れるというより、湖に吸い込まれるようにスッー沈んで行くのが見え、そのあと湖底に突き出した巨大なコバルトブルー色した氷の塊がボコボコ浮き上がってきました。最初何が起きてるのかわからず、私は「鯨だ~」と叫んでしまいました。あまりに色も青黒かったし、大きさも半端ではなかったので鯨が浮上してきたように見えたのです。(んな、あほな!)

しかし、よく見てみるとそれはやはり湖底に隠れていた氷河の塊が浮き上がってきたのです。しかもその氷の大きさといい、量といい途轍もないもので、二人ともしばし言葉を失いました。我に返ってみると、そのあたり一面浮上した真っ青な巨大氷が浮いていました。

 

 

初めはこんな感じ

 

 

湖底から巨大な氷が・・・轟音とともに。

 

 

我に返ると・・・

 

 

近くで見るとかなり大きく青い

 

カラファテの街中まで漂流して来ている、真っ青で巨大な氷河の正体は、まさしくこの湖底から浮上してきた氷だと思いました。

その一部終始をこの目で確認できたことは、ホントにラッキーだったかもしれません。

なんせ一回目は極寒の雨でしたし、この日も小雪降る寒空。それでもこんな大自然の息吹を見させてもらって、ありがたや~ありがたや~。

これからの季節は、もっともっと大崩落の瞬間に立ち会うことが出来る人がいるのだろうなと思うと、またもう少しカラファテ滞在を伸ばそうかとも思ってしまうのでありました。

 


カラファテ7大好きな乗馬へ

2006-11-27 02:33:25 | 南米

ここのところすこぶる天気が良い日が続いています。

あまりに天気が良いので乗馬に行くことにしました。

朝、宿までピックアップしてもらい、車で1時間弱のところにある山のふもとから乗馬トレッキングの開始です。

この日の参加者は、総勢10名ほど。一列に並んで出発しました。

 

     

 

私の乗った馬は「エレクトラ」と言う雌馬で、ほんとにキュートな顔をした賢い馬でした。夫の乗った馬は牡馬で、なんて名前だった?と聞いても、「あんなじゃじゃ馬知らん!」と嘆いていました。馬はよく人を見ています。馬に舐められてしまったら全く言う事を聞いてくれなくなります。

オセアニアなどの国でも何度か乗馬をしていますが、この国の馬は特に少しの合図で言うことを聞いてくれるように感じました。馬が良かったのかな?

そういえば急に思い出しましたが、カラファテの犬もとても賢いです。

私たちが散歩していても、どっからともなく近づいてきて、ちょっとなんか話しかけたりしたら、ずーと付いてきます。ものすごく大きい犬なのに、全く怖さがなく、じーと人の顔を見てきて、遊んでくれそうかな?と思うとどこまでも一緒に歩きます。

アルゼンティンの犬がみんなそうなのか、カラファテの犬だけなのかわかりませんが、ほんとに人懐っこい犬が多いです。そしてこの町に犬はごろごろいます。しかもみんな放し飼い。あまり犬同士けんかしている姿も見かけません。スーパーの前などでも店内に入らず、必ず入り口で主人を待っています。聞き分けが良いと言うか、なんというか日本の犬とは大違い!ロープをつけなくても全く問題なく一緒に散歩できます。すごいよほんと。この町に来て、いったい何匹の犬と散歩したことか、日替わりでいろいろな犬を散歩できます。これもまたこの町の醍醐味。犬も馬もしつけがよいと言うのか、よく調教されているようです。

 

   

 

さて話は戻り、このツアー。聞いていた話によると山頂まで行くとパノラミックな素晴らしい景色が広がっているらしく、とても楽しみにしていたのですが、この日はほとんどの人が初心者で山頂まで行くことが出来ず、途中中腹で折り返して戻ってきてしまいました。

私たちは何度か乗馬体験があったので、ただ平らな平原を歩くだけではちょっと不満足でしたが、賢い馬エレクトラと超男前(多分アルゼンティンで私が会った中ではNo.1!)のインストラクターと一緒にすごせた2時間はかなり幸せな時間でした。ウフッ!

 

そして、乗馬のあとは一緒にツアーを同行した人たちと、同じテーブルを囲んでランチをとりました。釜焼した野菜や肉、デザートやコーヒーが振舞われました。

   

 

私たちの隣に座ったカップルは、イギリス人とアメリカ人のカップルでしたが、二人とも現在はカナダのケベック州に住んでいて、女性のほうはB&Bを経営しているそうです。(そういえば、欧米にはパートナーと言うのでしょうか?年をとっても結婚と言う形式にとらわれず、夫婦のような関係を維持しているカップルがとても多いので驚きます。この二人もそのようでした。)

そして、なんとずうずうしいことに、特産のメープルシロップを送ってもらう約束まで取付けてしまいました。

話の途中アメリカ人であるそのおじさんは、戦争で爆弾を日本に落としたことを私たちに謝ったあと、日本人は今自分たちアメリカ人をどう思っているのか?と聞いてきました。この旅中いろいろなアメリカ人に会ってきましたが、面と向かって謝られたのは初めてだったしとりあえずは、日本人はすでにアメリカ人を許しているはずです、とだけ伝えたつもりです。言いたいことはたくさんありましたが、何せ変な英語ですからね、仕方ないですね。

こうして楽しい半日は終わり、親しくなった人たちと記念写真を撮って解散となりました。

乗馬は何度してもホントに楽しいものです。


カラファテ6ある釣りの帰り

2006-11-27 02:26:07 | 南米

  

この日は朝から風もなく快晴の日でした。

オーナー夫妻のお知り合いのNさんから電話があり、「絶好の釣り日和、一緒に行きませんか?」と言うお誘いがありました。

外出先から戻ってきたオーナー夫妻に伝えると、すぐに話はまとまり、出発することになりました。

しかし、オーナーはここのところ忙しくお疲れ気味と言うことで、オーナー婦人とNさん、Nさんの知り合いの地元の人と私たち5人で行くことになりました。

以前行ったLago ArgentinaNさんの運転で向かい、2時間半ほど釣りを楽しみました。

しかし、風はほとんどないものの、かなり波があり、結局5人行って釣果はNさんの1匹だけという結果に終わってしまいました。しかし、これがかなりの大きさで、59cmもありました。いつも見るTruchaとは魚の模様も少し違う感じでしたが、Nさん曰くやはりマスだそうです。5人で1匹しか釣れなかったので、疲れも倍増な感じで帰路に向かいました。

 

 

 

帰る途中のこと、前方に何やら道路を横切る生き物がいました。近づくにつれそれがアルマジロであることがわかると、何やら運転していたNさんと、助手席に座っていたNさんの知り合いが話し出し、急ブレーキで車を急停車させました。

すぐに助手席から飛び出し、走ってアルマジロを追いかけ、あっという間に2匹を捕まえてしまいました。それを車に乗せて持ち帰る途中、Nさんは捕まえて来た青年に「それをどうするんだ?」と聞いているようでした。私たちもアルマジロの行く末を思い、どきどきしながらNさんのほうに耳を傾けました。しかし想像以上の返答に、私たちは言葉を失うことになりました。その彼はなんと普通に「食べる!」と言うのです。そしてその甲羅も貴重で高く売れるそうなのです。

 

 

 

な、な、なんと。(冷汗)スペイン語が全くわからない私たちは、それがこの国では許されていることなのかどうかも聞くことは出来ませんでした。しかし、捕まえたら普通に食べるそうです。

すでに相当数かずが増え続けているにもかかわらず、世界中からいまだ鯨を食べるな、と言われている国民の一人である以上、もしアルマジロもこの国では古くから普通に食べてきたものであるなら、それは尊重しなければいけないのではないかという気持ちが横切りました。しかし、その反面もしや保護しなければいけない貴重な生き物にもかかわらず、それを無視している可能性もあるのでは?と思うとなんともやりきれない気持ちになりました。このあたりのこと詳しくご存知の方がいれば、ぜひお知らせください。もしやそれが発覚したら、罰せられる可能性もあるのでしょうか?

そんなことがあって以来、アルマジロの姿を見かけると「早く逃げろ!」と叫ばずにはいられない自分が存在しています。


エルチャルテントレッキング

2006-11-22 16:12:07 | 南米

 チャルテン村

 

バスで入村する際、村の入り口にあるビジターセンターで全員降ろされ、入山に際しての注意事項の説明がありました。

そこで明日明後日の天気予報も張り出されていたのですが、なんと両日とも曇り。しかも昨日と今朝は、雪が降っていたとの説明もありました。

氷河観光と同様またしても雨か?と不安がよぎりましたが、ここまで来たからには引き返せません。明日の晴天を祈る思いで待つことにしました。

6時に起床し朝食を食べ、ランチを持参し7時過ぎに出発。どうやら天候は良好のようで、風もほとんどありませんでした。よかったぁ。

初日は村の北側の登山口から、最も一般的なフィッツロイ山を展望しながらトレッキングするコースを選びました。

そのフィッツロイ間近のキャンプ場付近でランチを取り、そこからマドレ湖、イーハ湖の側道を通り、トーレ湖へ向かう道へと合流したところから村に戻ると言うコースを約9時間かけて歩きました。途中泥濘や急なのぼり坂、下り坂もありますが、ゆっくり行けば私たちのような初心者でも歩くことが出来ます。

そりゃぁもう途中のいくつかの展望台からの眺めは、ため息が出るほど素晴らしく、山道では雑魚キャラとなった大きな野うさぎや啄木鳥も見ることも出来ます。

しかし、やはり素晴らしいのはフィッツロイ山の展望です。鋭利な岩峰の主峰、超かっこよいフィッツロイ山の背景には、澄み切った濃紺の大きな空がより一層引き立てていました。

この山は先住民に、山頂から煙を吐いているように見える雲が出来ることが多いと言うことから、「煙を吐く山」エルチャルテンと呼ばれていたそうです。

この日も午前中は雲ひとつない澄み切った青空でしたが、午後からは急にフィッツロイ山の背景に、雲が出始めあっという間にその風貌を消されてしまいました。

ホントに山の天気は変わりやすいものですね。

そして、翌日も6時に起床し、チェックアウトの準備をしたあと、8時過ぎに出発。

この日はトーレ湖へとせり出す、尖峰セロトーレ山(3128m)からの氷河も見ることが出来るコースを歩きました。約8時間。昨日の疲れも残っていたので、連ちゃんトレッキングは老体の私たちにはかなりきついものとなり、行けども行けども目標の氷河まで到着せず、途中何度も引き返すことを考えましたが、小高い砂利山を登った先に見えたトーレ湖氷河はまたしても素晴らしく、しんどかった分だけより一層感動しました。

しかし、とにかくこの帰り道は、ばりばり乳酸が体内に作り出されていたのでしょうか、笑っちゃうくらいへとへとでした。

こうして私たちは23日の強行スケジュールをこなし、またカラファテの街へ向け、バスは夕方6時に出発しました。

天候に恵まれたせいもあって、とにかく素晴らしい景色を見ながらのトレッキングは最高に気持ちよいものとなりました。もう1,2泊位するともう少しゆったりトレッキングが楽しめるかもしれないな言う感じでした。

あぁホント疲れたぁ。FUJI旅館に帰って、ゆっくり眠ろうっと。


エルチャルテン

2006-11-20 08:15:06 | 南米

カラファテの大自然と景色が素晴らしく、ここに来てかれこれ2週間も経ってしまいました。

まだまだ本格的なシーズンではないものの、この2週間で街中の人も徐々に多くなって来ているように感じます。

また全く行く計画には入っていなかったのですが、ブエノスでもご一緒だった通称「釣り夫婦」(世界一周釣り旅行すでに5年経過!のご夫妻)の勧めもあって、ここからバスで4時間ほどのトレッキングの基点の村「エルチャルテン」へ行くことにしました。

このチャルテンはフィッツロイ山(3405m)へのゲートになる村で、素晴らしい景色を見ながらのトレッキングやキャンプが楽しめます。

日帰りも可能と言うことでしたが、どうせ行くならと言うことで、23日で行くことにしました。

2泊分だけの荷物を持って、大きな荷物はFUJI旅館に預け、またここに戻ってくることにしました。

初心者のトレッキングとは言え、やはり天気しだいだそうなのでかなり心配しましたが、こればかりはどうなるかわかりません。

どうなることやら・・・


カラファテ5初めての釣り(続)!

2006-11-15 18:14:29 | 南米

このお刺身を前菜に、cordero(ラム)をAsadoしようということになりました。

 

 絶品刺身 いくらもあります

 

ご一緒したNさんは、以前レストランでお肉を焼いていた経験があるそうで、とても上手にcorderoを焼く名人だそうです。

でも実は私はラムが苦手。日本でも本場NZのラムでさえも、あのちょっとした癖がどうも苦手でいつも一口いただいてご馳走さましていました。

しかし、南米長期滞在者は口々に「パタゴニアのcorderoはかなり違う」と力説するので、一度は味見してみたいと思っていました。

しかもそんな名人に焼いてもらえるなんて、なんてラッキーなんでしょうか!

私たちからするとお肉は、炭火にしてもかなり多めの炭で強火の遠火で焼くのが良いと思っていましたが、実は全く逆だそうです。ごくごく少量の炭火で遠めでゆっくり時間をかけて焼くのだそうです。

なるほど~勉強になります。

名人にお任せして待つこと1時間、まずはチョリソが焼きあがりました。

1時間もしてやっとソーセージですよ!

 

血のソーセージ(鉄分たっぷり!)

 

しかし、一口食べてたまげました!

今まで食べてたソーセージは一体なんだったの?

ナイフを入れると中から肉汁が程よく出てきて、周りの皮はパリッと、と言うよりしっとりした感じでした。

うまく表現できませんが、とにかく絶品でした。

ソーセージ嫌いの夫でさえも終わったあと、次また焼いてもらえるときがあったら、3本くらいは焼いて貰おうと言っていたくらいです。

ソーセージで驚いた私たちは、次のラムもかなり期待していました。

そしてそこから待つことまた1時間、やっとお待ちかねのラムが焼きあがりました。

 

  この焼色どうよ! 

 

さすがプロ!

肉の部位によって出す順番があるらしく、最後まであきさせず美味しく食べれるよう、出してもらいました。

結局一人あたり、500gもラムを食べてしまいました。

骨付きとはいえ、おそろしや~この生活、太るはずです。

ラム嫌いの私がバリバリいただきましたぁ。

ホントに全くラム臭くありません。

そして脂っこくもありませんでした。

釣り上げられなかったとはいえ、釣り+asadoで大満足の日となりました。

あぁ、このコルデロ日本に輸入したいよ!

asado+アルゼンティンワイン最高です!


カラファテ4初めての釣り!

2006-11-15 08:05:34 | 南米

ある朝、宿のオーナー夫妻から釣りのお誘いを受け、一瞬足手まといにならないかと思いましたが、ご一緒させていただきした。

Lago Argentinaという、宿から見える湖の対岸のポイントへ、オーナー夫妻と夫妻のご友人のNさんと5人で、車に乗り1時間ほどかけて向かいました。

パタゴニアの素晴らしい景色の中をドライブしながら、湖に到着すると湖畔はかなり風が出ていました。

それでもみんなすぐにルアーをつけ、それぞれ好きなポイントへ散ってスタートしました。

夫は何度か子供のころルアー釣りを体験したことがあるそうですが、私はルアー釣りどころか餌釣りもほとんど経験がありません。

どんな風に投げたらよいのかも見よう見まねで始めましたが、ド素人にはとても難しく、しかもその湖底は小さな岩が多い場所のようで、3度に1回は根掛りすると言う状態でした。

釣りを楽しむ時間より、根掛りした針を外すために費やした時間のほうが長かったくらいです。そんな状態だったにもかかわらず、無くしたルアーは1個だけで、それが唯一の救いでした。みんな3つや4つは無くしてしまったようでした。

釣り始めて10分位たつと、オーナー婦人が早速釣り上げている様子が見えました。がぜん夫も私もやる気が沸いてきて投入する竿に力が入ります。

しかし、やはりそう簡単には食いついてはくれません。しかも私のほうはルアーが重過ぎるのか、ただただ下手なのか根掛りしまくりで、相変わらず根掛り外しに時間をとられました。

冷たい風もかなり強く吹く中、鼻水をたらしながら、何度も何度も竿を投げ込みながら、あっという間に時間は過ぎて行き、約2時間半位たった頃でした。

「来たぁ~」とすぐ隣にいた夫が叫んでいました。なんと釣り上げたのはその日最高の41cmtruchaでした。

 

釣り上げてすぐのtruchaはきらきらしてめちゃめちゃきれいでした。

大喜びの夫はバシャシャ写真を撮りまくり大はしゃぎで喜んでいました。なんとルアーで初めて釣れた魚だったそうです。ルアー釣りは実は日本ではとても難しいらしく、ド素人にはそう簡単には釣れないそうです。それがいきなり41cmの大物(ここパタゴニアでは並の大きさらしいですが)を釣り上げてしまったので、そりゃうれしかったのでしょう。

1匹釣った夫はかなり余裕が出たのでしょう?

その後、私にも丁寧に教えてくれるようになりました(笑)が、結局私は釣果なしでした。

合計3時間の釣果は、オーナー2匹、オーナー婦人1匹、Nさん1匹、夫1匹、私0匹でしたぁ。みんな大満足で帰路に着きましたが、釣果なしの私だけなんとも寂しい思いをしました。

しかし、釣り上げられなかったけれども、大自然の中の釣りはとても気持ちよく楽しく、また次回機会があれば、ぜひ挑戦したいと思うようになりました。

そして宿に戻り、早速釣りたての魚をお刺身で頂くことになりました。

 

 

実は先週すでに釣りたてtruchaの味は体験済みで、パタゴニアの正真正銘の天然truchaは日本で食べるマスとは全く別物で、臭みなど微塵もなく、甘みがものすご~くありかつ濃厚な味です。これを1度食べてしまったら釣らずにはいられなくなりますよ~!(続く)