エリサルドHC解任：それで終わるなよ！

初の外人監督であるエリサルドHCの「無断兼務」問題で迷走を続けたラグビー日本代表監督問題は、同氏の解任と言う事で結論を見ました。

まあ、「責任をとりたがらない」ことにかけては天下一品のラグビー協会ですから、下手すりゃ契約続行の可能性もあるかと思ってたので、ホッと一息ではあります。

しかし、これで済ませてもらっちゃあ困るんですよ。サンスポの記事によれば、やはり契約上「兼務を認めない」と規定していなかったらしいですね。
・・・バカじゃないですかね、契約担当。確かに、「慣例として代表監督が兼務などあり得ない」とは思うんです。でも、それは一般論であって、今回のように「基本はフランスにいまーす」「代表スケジュールの時だけ来日しまーす」「選手選考で試合を見に行かないので、ビデオ送ってくださーい」なんてヌルい契約をするんだったら、業務範囲をきちっと縛って当たり前でしょうに。

いや、そもそもエリサルドに対して、こんな程度の契約を結ぶ方がどうかしてるとも思うし、その力量をきちんと測っていたのかも疑問なのです。つまり、

○エリサルドは日本代表監督として適切であったか
（人間的な部分も含めてね...日本代表に愛情はあったのか？）
○契約内容・手続きに落ち度はなかったのか

という点に対しては、キッチリと総括して落とし前をつけて欲しいのですよ。もちろん、エリサルド在任期間に為されたことも検証しなくてはなりません。
とにかく面倒な事は先送りにしてきた（と傍目に映る）ラグビー協会さん、ファンの心が離れないうちにやる事やってくださいね。

そして、こんな状況で代表HCを引き受けてしまう太田GM。協会の公式ブログでもたった一人で戦わされている感があって同情しますが、今年のアジア予選なんて監督不在だって勝てるでしょう。本番に向けて新監督の人選を進めて、チーム力向上策を打ち出してください。

ラグビーファンは本当に悲しんでいるんですからね。