ありがとう、さようなら。ジョブズ。

とうとう、この日が来てしまいました。
S.ジョブズが亡くなってしまいました。

いま、僕は一応は「ICTにちょっと詳しい人」という立ち位置にいます。
でも、大学は文系、コンピュータの授業を取ってみたけどチンプンカンプンといったレベルでまともにコンピュータに関する教育などは受けていません。

会社に入っても、基本的にはワープロの世界でした。表計算ソフト（当時はLotus1-2-3ですね）を動かすために、PC98とかをたまに触る程度でした。
ひょんなことから、外資系のコンサル会社と仕事をする機会があり、その時に初めてMacなるものに触れました。（連中は20年も前から、プレゼンスライドをMacで作ってたんですよね）

こういうパソコンがあるんだ、と驚きました。そして、いとも簡単にキレイな資料が作れてしまうことに感動しました。その時にMacの使い方を覚え、個人的にもPowerBookを買うに至りました。すっごく高かったけど。

また、ある時は会社内でLANを組むかという話になり（昔からMacは簡単にLANが組めた）、長い電話線を調達してきて社内中に張り巡らせたりして、メールソフトも運用してみたりしました。こんな事をしているうちに、システムとかネットワーク、そして、当時流行のマルチメディアとかにも興味が湧き、当然少しは詳しくなりました。

それから、世間の本流であるWindowsではなくMacを使い続けていることで、マイナーな部分から物事を見ることができたり、人とは違う考え方をするような癖もつきました。
最近では、もちろんiPhoneとiPadに未来を見ています。


あの時Macに触っていなかったら、僕は普通に事務処理マシンとしてワープロやWindowsを使い、あまりICTには興味の無い人のままだったかもしれません。
今のように、仕事をしていなかったかもしれません。

今の僕があるのも、あなたが生み出してくれた数々のプロダクトのお陰です。
本当にありがとう。そして、さようなら。