昨夜のMacBook発表と本日の展示・発売開始で、Macコミュニティは浮かれまくってますね(笑
このMacBookによって、“PowerBook”というプロダクトが終焉を迎えてしまいました。「ノート型Macの代名詞」でもあり、ノートパソコンのデザインに多大な影響を与えたPowerBookのブランド名は、もうラインアップにないのです。
思えば、僕のMac歴はPowerBookと共にあったと言っても過言ではありません。
PowerBookが世に出たのは、1991年です。アラン・ケイにならって「DynaBook」と名付けたかったのに、東芝が先取りしたために使えなかった、と言う噂もありますね。
登場したのは、PowerBook100,140,170。100はソニーのOEMで、当時としては珍しくFDDが外付けで軽量でした。フラッグシップモデルは、圧倒的に美しいTFT液晶の170。デスクトップのメインストリームだったIIciに比肩するスペックでした。そして、僕が初めて自分のものにしたMacでもあります。

これがまた、半端なく高かった。知人から10ヶ月程度使用の中古で譲ってもらったのですが、買値の半値で売ってくれたのに、30万円払いました。しかし、キータッチの良いキーボード、キレイな液晶、そしてデスクトップに負けない能力という、アップルのこだわりが詰まったマシンでしたよ。
その後、PBのラインは145とか160/180、しょぼいけどカラー液晶モデルなんかも出ましたが、注目すべきはDuoシリーズですね。最終モデルだけアップルのデータシートにありました(こちら)。本体からは極力インターフェイスを排除し、DuoDockと呼ばれるポートリプリケーターで周辺機器と繋ぐものです。何より、折り畳んでドックに収納するとデスクトップに様変わりというのは、メチャかっこよく見えたものです。値段もとてつもなくて、とても手が出せませんでした。
んで、MacのCPUがモトローラの030から040、そしてPowerPCへと移っていく中で、PowerBookもデスクトップからやや遅れる感じでニューモデルを出していきます。やや不評だった500シリーズの次に出た、1400,2400,3400というラインアップは、PowerBookの「中興の祖」という感じでしょうか。エントリーモデルの1400は、廉価でしたがパネルが替えられるギミックがありました(今の着せ替えケータイみたいな感じです)。2400はモバイル向けで大人気となりました。3400はハイエンドという位置づけです。
PowerBook2400cシリーズは、「小さなPowerBookが欲しい」という多くのユーザーの声に応えた、Mac史上に残る名機だと思います。IBMが設計するサブノートMacという噂に、ThinkPadのようなPBが出ると熱い期待が集まったものです。実際出てきたマシンは、1スピンドルでありながらそれほど小さくもありませんでしたが、独創的なデザインもあって大人気となりました。
僕は当時1400を使ってましたが、早々に売り払って2400を買いました。

下のハコも懐かしいでしょ?
とにかく、お金を掛けて使ったマシンです。メモリもハードディスクも増強しました。そして、このマシンはチップの交換ができたんです。17万くらい出して、PowerPCに載せ替えました。海外出張にも持っていきましたし、お金を掛けた分は使いましたね。そういえば、米国でも結構珍しがられました。「こんな小さいMacがあるんだ」って。向こうじゃ売れなかったんですよね。
この後、5300シリーズを経てPowerBookG3シリーズになるわけですが、個人的には魅力を感じませんでした。やたら大きいし、皆が褒めるほどデザインも好きじゃなかったのです。もちろん、能力的にもG3化してある2400でそこそこ働けた、と言うのもあります。
で、その後はiBookラインに流れてしまいました。最初は貝殻モデルのグラファイトで、「白くて小さなiBook」になった時に飛びつき、さらにそのスピードバンプ版も買いました。
久しぶりにPowerBookに戻ってきたのが、今使っている12インチの最終モデル(厳密には最終モデルの一つ前なんですが、スペック変わってないので)です。

前にも書きましたが、家では液晶モニタとキーボードを外付けで使い、必要な時は外して持ち出します。当時の憧れだった、Duoにちょっと似ている使い方をやってますね。
奇しくも、PowerBookのファーストモデルとラストモデルを購入した事になりました。こうしてみると、やっぱり愛着があるんだなあ。
次からはMacBook(PRO)になりますが、これからもワクワクするようなプロダクトを世に出して欲しいです。
このMacBookによって、“PowerBook”というプロダクトが終焉を迎えてしまいました。「ノート型Macの代名詞」でもあり、ノートパソコンのデザインに多大な影響を与えたPowerBookのブランド名は、もうラインアップにないのです。
思えば、僕のMac歴はPowerBookと共にあったと言っても過言ではありません。
PowerBookが世に出たのは、1991年です。アラン・ケイにならって「DynaBook」と名付けたかったのに、東芝が先取りしたために使えなかった、と言う噂もありますね。
登場したのは、PowerBook100,140,170。100はソニーのOEMで、当時としては珍しくFDDが外付けで軽量でした。フラッグシップモデルは、圧倒的に美しいTFT液晶の170。デスクトップのメインストリームだったIIciに比肩するスペックでした。そして、僕が初めて自分のものにしたMacでもあります。

これがまた、半端なく高かった。知人から10ヶ月程度使用の中古で譲ってもらったのですが、買値の半値で売ってくれたのに、30万円払いました。しかし、キータッチの良いキーボード、キレイな液晶、そしてデスクトップに負けない能力という、アップルのこだわりが詰まったマシンでしたよ。
その後、PBのラインは145とか160/180、しょぼいけどカラー液晶モデルなんかも出ましたが、注目すべきはDuoシリーズですね。最終モデルだけアップルのデータシートにありました(こちら)。本体からは極力インターフェイスを排除し、DuoDockと呼ばれるポートリプリケーターで周辺機器と繋ぐものです。何より、折り畳んでドックに収納するとデスクトップに様変わりというのは、メチャかっこよく見えたものです。値段もとてつもなくて、とても手が出せませんでした。
んで、MacのCPUがモトローラの030から040、そしてPowerPCへと移っていく中で、PowerBookもデスクトップからやや遅れる感じでニューモデルを出していきます。やや不評だった500シリーズの次に出た、1400,2400,3400というラインアップは、PowerBookの「中興の祖」という感じでしょうか。エントリーモデルの1400は、廉価でしたがパネルが替えられるギミックがありました(今の着せ替えケータイみたいな感じです)。2400はモバイル向けで大人気となりました。3400はハイエンドという位置づけです。
PowerBook2400cシリーズは、「小さなPowerBookが欲しい」という多くのユーザーの声に応えた、Mac史上に残る名機だと思います。IBMが設計するサブノートMacという噂に、ThinkPadのようなPBが出ると熱い期待が集まったものです。実際出てきたマシンは、1スピンドルでありながらそれほど小さくもありませんでしたが、独創的なデザインもあって大人気となりました。
僕は当時1400を使ってましたが、早々に売り払って2400を買いました。

下のハコも懐かしいでしょ?
とにかく、お金を掛けて使ったマシンです。メモリもハードディスクも増強しました。そして、このマシンはチップの交換ができたんです。17万くらい出して、PowerPCに載せ替えました。海外出張にも持っていきましたし、お金を掛けた分は使いましたね。そういえば、米国でも結構珍しがられました。「こんな小さいMacがあるんだ」って。向こうじゃ売れなかったんですよね。
この後、5300シリーズを経てPowerBookG3シリーズになるわけですが、個人的には魅力を感じませんでした。やたら大きいし、皆が褒めるほどデザインも好きじゃなかったのです。もちろん、能力的にもG3化してある2400でそこそこ働けた、と言うのもあります。
で、その後はiBookラインに流れてしまいました。最初は貝殻モデルのグラファイトで、「白くて小さなiBook」になった時に飛びつき、さらにそのスピードバンプ版も買いました。
久しぶりにPowerBookに戻ってきたのが、今使っている12インチの最終モデル(厳密には最終モデルの一つ前なんですが、スペック変わってないので)です。

前にも書きましたが、家では液晶モニタとキーボードを外付けで使い、必要な時は外して持ち出します。当時の憧れだった、Duoにちょっと似ている使い方をやってますね。
奇しくも、PowerBookのファーストモデルとラストモデルを購入した事になりました。こうしてみると、やっぱり愛着があるんだなあ。
次からはMacBook(PRO)になりますが、これからもワクワクするようなプロダクトを世に出して欲しいです。