ゴールデンウイークも終盤、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は特段出社する必要もなかったのですが、これ以上休みが続くと会社に出てこれなくなりそうな気がして、会社に出てきましたよ。
さて、遅ればせながら、MacOSXの最新バージョン、Tigerについて少々。旅から戻ってきて以降使ってますが、いい感じです。
なお、マイマシンの環境は、PowerBookG4 12インチ/1.5GHz/メモリ768M です。
【全体的なパフォーマンス】
新機能を盛り込んでいる割には、パフォーマンスの低下は感じません。XBenchでベンチマークして見ると、総合スコアは126.65(10.3.9)から128.14とわずかながら向上しています。
【Dashboard】
すでに、似たような環境としてKonfabulatorってのがありました。パッと見面白かったのですが、マシンのパフォーマンスが落ちるし、画面上が乱雑になるので結局使うことはありませんでした。Tigerのdashboardでは、デスクトップと別画面を表示させることで(よく考えたなあ)、逆に使い勝手を向上させていると感じます。写真は現在利用しているウイジエット。純正以外は、左にあるバッテリー残量表示と、真ん中のメモですね。オンラインでも新作がガンガン出てきてるので、楽しみです。
【Spotlight】
実は、シャーロックの二の舞いかと思ってあまり期待していなかったのですが、いやいや素晴らしい機能です。メタデータ検索がこんなに有効なものとは思いませんでした。一度索引を作ってしまえば、サーチする時間はごくわずかです。やはり、Officeなどのファイルを直接なめられるから便利なんですよね。必要な情報やファイルは、分類や整理を気にせず何かのフォルダに突っ込んでおく。あとは必要な時に検索するだけと、Macで情報を扱う手法ががらっと変わりそうです。もう、spotlightに対応していないアプリを使うのはちょっと嫌かも。Office、EGWORD、それとomniのOutlinerとGraffleも対応済みです。Outlinerはしばらく使ってなかったのですが、ver3のライセンスをさっそく購入しましたよ。ユーザー登録情報とかソフトのシリアル番号とか、メモ的なものも全部これで管理してみます。
#使っているメーラー、GyazMailが対応してくれればさらによいのですが
あと、日本語変換にもインクリメンタルサーチがかかるようになりました。ケータイの推測変換みたいなものですが、これはどうなんでしょうか。便利なような気もするし、思考が邪魔されるような感じもします。新機能なのでしばらくは使ってみようと思いますが...
【Automator】
こちらも、AppleScriptの便利版程度のものかと思ってましたが、結構使えそうです。手っ取り早く有効そうなのは、複数のPDFを一まとめにするフローでしょうか(
JEFFさんの解説がわかりやすいです)。
やや脱線しますが、TigerになってPDFなどの表示アプリ「プレビュー」がとても進化しましたね。ファイルの結合だけではなく、簡単な書き込みもできるようになりました。結構ありがたいです。
Spotlightが提供する情報の検索や、Automatorによる自動処理は従来Macが苦手と言われてきたような分野です。特にメタデータ検索は、アップルらしい解決策を提示してきたかなと感心します。Windowsユーザーの方々にもぜひ使ってみてほしいですね。