高樹のぶ子のSIAブログ
宝塚
ある会社のご招待で、久しぶりに宝塚を見てきました。
会場は、近頃あまり催しものがなくなった「市民会館」でした。
スペインはバレンシアを舞台にした革命と恋の物語・・・
あらためて、宝塚のエッセンスに浸ってきましたが、歌舞伎と真反対に、
男装の女性たちが主役。
不思議な世界です。
なにが不思議かって?
決して進化せず、古びもしない、一定の様式でキッチリと作られた舞台なんです。
その様式は、衣装であり化粧であり、歌唱法であり、そしてなにより、目の使い方・・
衣装や化粧や歌唱法はわかりやすいですが、目の使いかたは多分、各自が先輩から盗むようにして、継承されているのではないでしょうか・・
そしてそれはそのまま「色気」になるのです。
ただし、オトコの色気ではなく、もちろんオンナのものでもなく、オンナがオトコに扮した色気なんですね。この場にしかない色気。
原則、流し目なんですが、眉やホホとの連動、あるいは口の端の動きとも関係しています。
宝塚独特の「演技」です。
これが上手くいかないと、どんなに背が高くて、ハンサム?であっても、いまひとつ存在感が出ません。
スターとなる男役は、それが上手です。
以前、一度だけ、本拠地宝塚で舞台を見たことがあります。
驚きました。
まるで観客用の指揮者でもいるように、拍手が一度に起こり、一斉にぴたりと止まるのです。
ふつう、拍手というのは、ばらばらと起こり、五月雨式に止むもんですが・・
あまりの呼吸の合いかたに、感動してしまいました。
ファンの人たちは、何度も同じ舞台を見て、拍手のタイミングをすべて会得しているんですね。
まさに、舞台の上と下の共同作業でした。
ああ、これが「宝塚」なんだと思いました。
たぶん、本拠地だけの共同作業だと思いますが。
小春日和に出かけた宝塚観劇、幽霊で盛り上がったブログのあとは、華やかな一興で良いんじゃないかと・・
福岡のイチョウは、ようやく黄色くなりました。
高樹のぶ子
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いや、いや、気分転換に[千夜一夜物語のあらすじ]を読んでた所です。(笑)
宝塚を観劇したことが有りませんが、話題として明るくてホッとしました。(笑)
宝塚は何とも不思議な世界に日頃から感じてます。
続いてる事にも、海外の演劇世界を見ても驚異的な劇団と思います。
北朝鮮には有りそう??
宝塚市の歴史も劇場が出来てからの発展と聞きました。
劇団が進出?するまでは、何もない不毛の原野だったそうです。
今日の宝塚劇のテーマは高樹さん達、女性群のお得意の分野なのでお任せ致します。(笑)
ただ、脚本・演出が男性らしく、女流とは縁遠い世界の様に感じてます。
その点では、千一夜物語と通じる所が有りそうです。
子供の頃、千夜一夜物語の古い訳のルビ付きの全集が本棚に有り、挿絵が入ってるので、よく分からないまま読んでました。
亡父は高校時に文芸部長をしてたので、本棚はかなり充実してました。
その頃、隣家に五才位年上の超美人のお姉様が居て、彼女が高校入学したので、お姉様はその高校に彼女の妹と僕を、見学に連れて行ってくれました。
その後、お姉様の元来の在は宝塚なので、僕の姉が芦屋に住んでた頃、彼女の消息を宝塚の方に聞くと、地元でも美人麗人で有名でした。
もちろん、僕もその高校卒業です。(笑)
[千夜一夜物語のあらすじ]を読んでましたら、太陽の光り輝く中にストーリーが展開、度々出現する鬼神や人食い神も、明るく渇いた感じがします。(笑)
しばらく、千一夜に病み付きになりそうです。(笑)
それは、各個人によっても違うでしょうが。
慣習を引き継いだ宝塚独特の「演技」の世界があるのですね。
それとは別に、ブログの一つ(上記名前クリックリンク先・「しみるブロ」)をクリスマスの装いに替えました。
鹿にまたがり、月面から地球を見たいですね。
鹿⇒馴鹿(トナカイ)に訂正。
こちらはプラタナスが黄葉し始めました。
イチョウは例年は師走に入ってからですね。
バレンシアはオレンジで有名な場所でしたね。
宝塚は男性の脚本・演出のみは訂正です。
[ベルサイユの薔薇]は漫画家の池田理依子?原作でした。
宝塚は何となく苦手ですが・・・。
少し女流の域に達してるからかも・・・(笑)
[前置き]これは当時の週刊誌にも出たので・・・。
男裝の麗人のオスカルと言えば雪組Jさんが演じてました。
若い頃(26才)、僕は少し彼女に注目してました。
理由は当時は組んでた上司で、今も交流のある人の婚約者でした。
ところが、好い男なのに事務所内で婚約解消の噂。
僕はえ~っ!どうして?!と本人を問い詰めました。
彼女は結婚は考えてないんだってさ!
仕方ないんだょ!との返事・・。
僕としては、当時は宝塚なんて花嫁学校替わりの所、と思ってましたから、芸能からは足を洗える筈と考えてました。
その方も当時は30才、ポジション・学歴・人物、その上、勝負運も良い男を断る??
スターとはいえ[芸]の恐ろしさを思い知りました。(苦笑)
[愛されるより、愛することだけ]で満足するのは、不遜と言えば不遜の様に今も思います。
ベルばらの頃から、女性もぐぅ~んと[恋愛]に行動的になった様に思いますが・・・。
もちろん、現在も彼はその業界でポリシーを持ってリードしてます。(笑)
[芸]も様式より個人的[愛]に支えられたものが好いと思いますが・・。
最近は、宝塚も女性の演出家が、
素晴らしい作品を生んでいますよ。
植田景子さんの
↓
『THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』
宙組:大和悠河主演
l『THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』
月組:大空祐飛主演
児玉明子さんの
↓
『龍星―闇を裂き天翔けよ。朕は、皇帝なり―』(星組:安蘭けい主演)
など、素晴らしいので、機会があったら、
TVかDVD でも、御覧になってください。