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高樹のぶ子のSIAブログ

2009年03月19日 / 最近の出来事

不可能

 先日の東京での「キャリア塾」でも、思わずそんな話が出てしまいましたが、小説を書く上で、一番大変で、また読んで面白いのは、EM・フォースターの「小説指南本」(タイトルは違いますし、すでに廃刊)に出てくる「ラウンドな人間造形」です。
彼はフラットな人間に対して、ラウンドな人間、という呼び方をしていますが・・
人間の奥行き、というか、影、というか。


 この人間(登場人物)が絶対に考えそうにないことを、考えさせる。
この人間が絶対にしそうにないことをさせる。
なぜならば、それが人間というものだから。


 小説でわたしは、そうした造形をまだ十分に出来ていません。
より明快な個性、人格を作ればつくるほど、それをひっくり返して見せることが難しい。
すこしでも、ラウンドな人間に近づけたいと思って努力はしているのですが・・


 フォースターは「インドへの道」や「眺めのいい部屋」「モーリス」など、「個と社会」の関係を描いたホモの作家ですが、それをひたすらかくして、死後、オープンになりました。
保守的な当時のイギリスで、仕方のないことだったと思います。
けれど彼のその生前の苦悩が解って初めて、彼が小説に期待した「ラウンドな人間」という意味も見えてきます・・つまり、彼自身が、イギリス社会から見て「絶対に考えそうにないことを考え」「しそうないことをする」人間だったからです。


 とりあえず今わたしが書いている「甘苦上海」
紅子も京も周敏も松本も・・いまそこに表れている姿をひっくり返さなくてはならない。
上海の街や出来事や経済情報を取材することの、何十倍もエネルギーの要ることです。
どんなにお金や時間や組織を動員しても、こればかりは出来ないことだから。
そしてまた、上手く行かない可能性も大きい。
たぶん、失敗する。
でも、人間を描こうとする限り、この失敗に向かって突っ込んでいくしかないですね・・


 紅子さんを描きながら、「でも貴女は、いまの描写と眞反対の部分を持ってるよね・・」と語りかけています。


 人間一人を描こうなんて、ほんとうに「不可能」なことなんです。


                                             高樹のぶ子




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コメント ( 28 ) | Trackback ( 0 )

« SIA-Day 終わ... ドー・ホアン... »

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コメント
 
 
 
すごい! (のあ いちい)
2009-03-19 14:11:19
これって、すごいことです!
 
 
 
可能 (みずうみ)
2009-03-19 17:59:37
高樹先生になら、きっと書けますよ、ラウンドな人間造形。期待しています。

正直に言ってもいいですか?私は、甘苦上海に登場する紅子さんや京や松本のことを愛せないでいました。

紅子さんと京は、自分と違いすぎること、或いは傲慢なところがあることがその理由。
松本は愛すべきキャラですが、大阪人という紋切型のイメージに違和感を感じたのがその理由(同じ大阪人でもいろんな人がいると思うので)。

けれども、それぞれの登場人物が、今の描写と反対の部分を見せてくれるのだとしたら、今後の展開が楽しみになります。

SIAとキャリア塾の御報告、ありがとうございました。
ピータンさんの報告のなかにあったライフバランスの優先順位には少なからず驚きました。小説を書くことが最後になっていたのが意外だったのです。
でも、私も、家族のことを第一義に考えている点では同じかもしれません。

SIAの内容は、もう少しうかがいたいものです。誰か参加された方、教えて頂けませんか?

窓の外に見える桜が半分、開花しています。
さっきまで、世の中絶望的で不可能なことだらけだ!と思っていたのに・・・。一年に一度だけ咲き誇る花の美しさにふれた途端に、不可能なことなど何もないと思う自分が不思議です。

不可能を可能にするのは「きっと可能だ!」と信じ続けることに他ならない気がします。だから、先生、御自分の才能を信じて頑張って下さい!!私も頑張りますから。
 
 
 
ポジティブ思考 (クッカバラ)
2009-03-19 20:02:38
今朝のパリも太陽のみ(フランス語で快晴の意)、気温7℃。

鯨の腹の中の如き漆黒の世界にうっすらと背骨とアバラ骨が浮き上がった様な雲が広がっていてる世界。遠くにジェペット爺さんの筏が見えるかと思いきや、車のテールランプの列、列、列。全国的ストの日。子供の教師もストで、授業なし。国鉄、バスなど公共交通手段麻痺。郵便局も然り。ピノッキオの如く鼻が伸びている人々が彷徨っている鯨の腹の中。おっと。我が鼻にもそっと手をやる。。。

高樹さんのコメント、いつも楽しく、読ませていただいています。いたってポジティブ思考なんですよね。

人間の多面性。だからこそ複雑な世の中なのですが、意外な多面性を持っている人間は、やはり愛しい存在。

愛する子供を叱りつつ、思い高まり、そのぷっくらとした頬に平手打ちを与えてしまった時。激昂し、怒鳴った後、恐ろしさに震える子供の足を見た時。どんなに後悔して、心が悲しみに満ち溢れ切なくなるか。

自分自身が良く分かっている、自己の矛盾。自分でも制御できない滾る情熱。

そんな人間達が織り成す世界。。。深淵で複雑で、時にため息をついても、だからこそ新たな発見がある。。。許し合っていかねば、認め合っていかねば、、、。

と、強く思いました。ポジティブ思考。ありがとうございます。
 
 
 
はじめまして (レイ子)
2009-03-19 21:57:46
初めてコメントいたします。
今日の記事を見て、高樹さんって本当は奥の深い人なんだと思えました。
いろんな批判にいちいち反応せず、プロとして仕事の行方をひたすら見つめていらっしゃたのだと納得しました。
さすがです!さすが!!
うまくいかないかもしれない事にこそ、挑戦したくなる部類の人ですね。
そして、コメント欄に現れるいろんな人の思いをも受け止めて、許容されている懐の深さを今日感じました。
媚びない女ですね。
私も同じ山口県生まれ。同じ気性を感じます。
応援してます。
失敗したって何だって!!
 
 
 
可能、不可能 ()
2009-03-20 00:53:37

かといって過程というよりは、作家の苦闘そのものが、物語を生むのでしょうね?

この時代に人を描こうとすれば、その人物の人生を描くことでも有り、全ての人の人生には過去というイマージュ、そこには悲しみが必ず横たわっています。

この覚悟はされて、物語を紡ぐことをされてるのは尊敬に値します。



 
 
 
上海 (礼子チャン)
2009-03-20 13:33:45
キャリア塾本当に面白かった。心の中が軽くなった部分がありますね。主な読者層は、30代とのことですが、50代にさしかかった私、楽しんで呼んでおります。
2年半まえ上海の女性社長(中国人)のオフィスに行きました。
上海蟹パーティは最高[今では食べないようです)
活気のある街で私は大好きです。
朝もや、の
ワイタン、夜景もどきどきしました。

紅子さんが、これからどのように行動するのか、私も勝手に想像して、います。

小説を書くとき、人物に意外な行動をとらせる というのも
興味深いことでした。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-03-21 00:33:20
E.M.フォースターがノーベル賞を貰つたと云ふことは聞いたことがない。
それにあの時代の大学生は殆どがホモだらう。イギリスだけではなく日本でも。ニーチェもさうだつたと云ふ説もあるさうだ。
高樹のぶ子は勿論フォースターではないが、親や配偶者の世話が第一と云ふのでは立派な作品は書けさうもない。
川端康成も寺田透から文体のない作家と批判されたが、現代の女流作家は週刊誌の記者(或は新聞記者)の感覚で書いてゐるのが一番の問題なのだらう。

 
 
 
ラウンドな人間 (昭和のマロ)
2009-03-21 08:07:03
 フォスターについてはよく知りませんが、<ラウンドな人間>という表現は面白いですね。

 彼は<個と社会>の関係を描いたそうですが、そこから<ラウンドな人間を造形する>ということが何となく見えてきます。

 <人間を描く>ということが、小説家のもっとも重要なテーマであることは論を待ちません。
 その一つは<男女の関係>、つまり性を描くことであり、もう一つは<個と社会>の関係を描くことなんでしょう。

 「性はもともと不一致なもの、不一致にできている。不一致を言葉や態度でお互いに調整して一致させる、一致させるための動力が、つきなみな表現だが、愛情や信頼ということになる」
 高樹のぶ子さんの<百年の予言>からの抜粋ですが、ある意味、動物的な人間の一面を描くのが<性>の問題なら、社会的な人間の一面を描くには、よりラウンドな人間を造形しなければならないということでしょうか。

 人間を動かす最大のエネルギー源は<恨み>だと言われることがあります。
 これは社会的な営みをする人間のみに与えられた<愛情や信頼>の裏側の感情です。
 これをベースに何か書いてみたいという気になりました。

 <甘苦上海>の紅子さんは上海というひとつの社会の典型の中で<性>の問題から、社会的な人間としての苦悩を背負ったラウンドな姿を表していくことになるのではないでしょうか。
 

 
 
 
 
少し調べてみました (ピース・リヴァー)
2009-03-21 09:54:34
Edward Morgan Forster(E.M.Forster)について、インターネットでしらべてみました。念のために日本語と英語とドイツ語のウィキペディアに当ってみましたが、いずれもノーベル賞のことは、書かれていませんでした。この件に関しては、おそらくのぶ子先生の錯覚と思われます。
のぶ子先生が話題にされているフォースターの作品は『小説の諸相』(原題 Aspepects of Novel )じゃないでしょうか。
死後出版された『モーリス』(原題 Maurice) では同性愛の問題が取り上げられているそうです。
 
 
 
性が不一致なのは (Unknown)
2009-03-21 10:06:25
男と女の間だけだらう。それ故同性愛が盛んになる。小谷野敦によれば、日本でも少し前までは女を愛するする男は社会の落伍者と見做されたさうだ。
 
 
 
生活における優先順位について (ピース・リヴァー)
2009-03-21 10:30:51
前回のコメントの中にのぶ子先生のワーク・ライフ・バランスのための優先順位のことが書かれていましたが、僕はとても感銘をうけました。吉本さんが、25時間目の仕事といわれているのを思いさしたからです。
小説や詩を書くということは、もともとやくざな仕事なんだから、人びとが24時間でやっているようなことはすべてやって、いわば25時間目でやるべきだ。もしそれができなかったら止めた方がいい。
勿論、一日は24時間で、実際には、25時間目なんてありません。吉本さんが言いたかったの優先順位のことだと思います。これをさらに言い換えるとこうなります。
たしか芥川龍之介論の中だったと思いますが、芥川が、人生は一行のボードレールにしかない、と云っているのに対して、それは倒錯だ、何千行のボードレールも人生の一こまにしかないのだ、と反論されていました。
 
 
 
ほんわかした女性? (崖道人)
2009-03-21 11:43:28
ほんわかした日和です。

マロさん、ピースさん、のご指摘興味深く読みました。
せふさんのご指摘もその通りでしょう。

これから手を付ける仕事の施主さんが、息子の結婚する女性や家族のことを、「ほんわかした女性」「ほんわかした家族」と表現し、人の「ほんわか」としたイメージは中々好評のようです。
若い施主のお嬢さんも兄の彼女はほんわかした素敵な女性と、昨秋表現しましたから、世の中ほんわかに憧れている時代なんでしょうか?

最近ではちょっとしたインパクトがこの「ほんわか」には有りました。

何せ、その気にいった「ほんわか」した若い女性の為にも、今度の造園・外構の仕事を施主さんは僕に発注したのです。


ピースさん、吉本隆明さんは難渋な文章の思想だけでなく、いろんな分野の検証をされているんですね。

葡萄棚改修の日曜大工の急ぎの作業が有り失礼します。



 
 
 
☆ 新しい時代 ! (乃阿一葦)
2009-03-21 12:30:25
◆女流文学者会は、2007年09月13日11時19分をもって終了しました!

高樹女史は自らの世界を切り開いて来られました!

プロの女性作家が、今後優先順位をどこに置いて物を書いていくのか。

これを読んでおられる全国の女性の皆さん!

これからデビューされる方々!

どうぞ、どしどし書き込んでみてください!
 
 
 
生活などは召使に任せておけば良い! (Unknown)
2009-03-21 14:31:24
とフォースターなら言つたでせう。
日本の国語教育のせゐで文体も確立してゐない高樹さんはもつと精進しなくては直に忘れ去られる - 或はもう諦めてゐるのかも知れないが。
倉橋由美子だつたか、小説家は贋金つくりで、原稿用紙に嘘を書けばそのまま紙幣に化けると言つたが。




 
 
 
ノーベル賞 (高樹のぶ子)
2009-03-21 18:38:33
EMフォースターはノーベル賞をもらったと思っていましたが、記憶違いかもしれません。もしそうなら、失礼しました。
 
 
 
文体とは (Unknown)
2009-03-21 21:13:23
寺田透が川端康成は文体がない、と言つたと記憶してゐたのですが、今見たら、『固有の体温のない軟体動物だ』と言つたのでした『川端康成の世界は、夜毎ちがふ男を迎へ、名のない女となり、絶えず顧みるべき原理的なものを擦り減らし、思ひつくままに物の言へなくなつた、と云ふより自分の言葉を追ひ詰める心の張りを蝕まれた、それ故に又純粋らしく見える娼婦の肉体のやうなものなのだ。』
寺田が文体のある作家と云ふことで挙げる日本の作家は、鴎外、正宗白鳥、『明暗』の漱石くらいで、鏡花や石川淳も修辞家としてゐるので別に高樹さんを未熟だと揶揄して居る訳ではありませんので誤解なきやう。
 
 
 
訂正 (Unknown)
2009-03-21 21:19:31
<思ひつくままに物の言へなくなつた>は
<思ひつくままにしか物の言へなくなつた>の誤記。
 
 
 
本文 (Unknown)
2009-03-21 22:07:47
>EMフォースターはノーベル賞をもらったと思っていましたが、記憶違いかもしれません。もしそうなら、失礼しました。

ネットでは間違った情報が広がるのがとても速いものです。
小説家高樹のぶ子さんのブログは、きっと世の中に大きな影響力を持っていると思われますので、コメント欄でレスされるだけでなく、早急に本文も訂正された方がよろしいかと思います。
 
 
 
ほんわかリラックス (崖道人)
2009-03-22 03:55:09
ほんわかリラックス。

こちらは自他とも気楽なブログのスタンス、どうってことない、間違いなど好いでは有りませんか。
お調子に乗ってはいけませんよ?



トビ職に近い屋上での、葡萄棚改修の日曜大工は緊張感で疲れました。
ほど好い?疲れで一眠り。


ところでモノを考え創る人は、先ず精神をほど好いリラックス状態に、保つことが秘訣ようです。

現代においての好い仕事には、奇妙な自覚心強さや、自意識過剰など何の役にも立ちません。

参考までに、建築関連の法や経済的チェックには、細心の注意を払いその緊張感で多少は疲れますが、各計画のイメージやコンセプトや、それを具現化する過程の機能や導線や造形及び、その全体像のアイデンティティの細心の調整は、仮想人間が相手、できるだけリラックスして考え楽しみます。



崖の携帯ブログ↓
http://blog.goo.ne.jp/ytaku0308145/

尚、レスポンスが好いので、奇妙なコメントは簡単に削除しています。笑




 
 
 
訂正について (小皿)
2009-03-22 06:29:16
僕自身、高樹さんが記事を訂正したり、削除されたりすることについてはどうかと思います。
個人的にHPを管理している者として、記事の内容を途中で変えたり、削除したりすることは、出来るだけしないほうがいいと考えています。
何故ならネットを通じてやり取りしている者にとって、その根本となる記事の訂正や削除は、マナー違反だと考えるからです。
ましてその記事に対していろいろなコメントがついてしまった後ならなおさらのことです。

本来、ブログという日々の思いや感想などを述べるという日記形式のものについて、高樹さんにそこまでの責任を課すとなれば、こんなふうに気軽にいろいろなことをコメントしていだだけなくなってしまうのではないでしょうか。
このSIAブログが気楽と崖さんはおっしゃっていますが、ブログというものそのものが本来気楽に書かれてしかるべきもので、間違ったことについては、今回のように気がついた者がコメントで指摘すればいいし、それについて高樹さんからのコメントがあれば充分だと思います。

E.M.フォスターに関しての誤認を高樹さんがコメントで認められている以上、記事そのものと変えてしまうことはどうかと思います。
むしろ、記事そのものを訂正等されずにいらっしゃる高樹さんにブログ主としての誠実さを感じます。
 
 
 
同感 (Q)
2009-03-22 09:46:47
大方の読者はそのように読んでいるでしょう。
書き込まれた方は、ご自分が書き込んでいることの方が読者に不愉快な思いを与えていることを認識していないようですね。
私でも、ノーベル賞作家のリストはファイルに入れています。
指摘は指摘でかまいませんが、プロの評論家か研究者であるのなら、ピースさんのように、身分を明かしてしかるべきです。
 
 
 
目くじら立てず (よし)
2009-03-22 10:31:24
せっかくだから、どんな人がノーベル文学賞を受賞したか、眺めてみましょう。

http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/laureates/index.html

知識を広げる良い機会くらいに捉えればいいのにね。
 
 
 
トルストイ (のあ いちい)
2009-03-22 11:56:09
1901年に第1回のノーベル文学賞を受賞した、
シュリ・プリュドム(Sully Prudhomme)は、フランスの詩人。賞金総額のほとんどを文芸家協会が授与する詩人への賞の設立に捧げた、とのこと。
興味深いのは、第一回の際にはトルストイが存命で、有力候補とされていたが落選。

授与は、その作家の作品、活動の全体に対して与えられるものであって、1つの作品に対して与えられるものではないというのが建前であるようですね。政治や経済、宗教、思想が背景にあっての受賞、複雑です。

☆アーネスト・ヘミングウェイ(第51回/1954年)受賞
 
 
 
ブログ (高樹のぶ子)
2009-03-22 14:20:31
あらためてブログというものについて、考えさせられました。
小皿さんがコメントされているように、ブログ上の間違いや誤認は、「あ、ごめんなさい、記憶違いでした」ということで、ご容赦いただきたく・・今回はgooさんにお手間をかけて、部分削除していただきましたが・・
これが雑誌や新聞のエッセイなら、編集者がチェックをしてくれますが、そのときの思いを勢いのままに書き付けていくのがブログなので、間違いがありましたら、どうぞご指摘ください。長年こうだと思いこんでいても、事実は違うということもありますから。これからもどうぞよろしくお願いします。
 
 
 
どうか建設的なコメントを! (ピース・リヴァー)
2009-03-23 16:12:25
もしコメントをかくのなら、皆さんが読んで不愉快になるような、不毛なコメントでなく、建設的なコメントを書きましょうよ。高樹先生に対する批判でも、建設的な書き方というものがあると思います。そして書いたものには、いざとなったらいつでも実名で登場できるように責任を持ちたいものです。
 
 
 
建設的なコメント (Unknown)
2009-03-23 21:08:54
とはまさか名前を変更した例の建築家のコメントではありますまい。
高樹さんは作家だから建設的に懇切丁寧に書かなくとも自分の限界は弁えて居るので読者は心配しなくとも宜しい。

 
 
 
 (崖ノ猪)
2009-03-23 22:06:35
淋しいせうさん、いい加減にしたほうがいいよ?
貴方の高樹さんに対する希望だって、大きなお世話だと思います。

初めから度々気分で名は変えてますよ。
これは高樹さんや常連さんはご存知です。

貴方の指摘なんかで、変えるわけないでせう?笑
褒め◯◯◯も有りです。

いい加減にしましょう。



 
 
 
四文字熟語 (オーシャンビュー)
2009-03-27 14:55:54
一週間ぶりくらいでこのブログを開きました。

毎朝の連載小説も、数日分まとめて読みました。
紅子さんはじめ主な登場人物が これからそれぞれ違う顔を見せそうな感じがしはじめ、楽しみです。

先般の松本さんの言葉”天真爛漫・傲岸不遜”に反応してすぐ浮かんだのは“勇猛果敢・変幻自在”です。それからしばらくして思い浮かべたのは“融通無碍”“酷薄非情”~あたり。

これからの展開を楽しみにしています。
 
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