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高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア)〜アジアの心の情報を発信する〜

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高樹のぶ子のSIAブログ

2008年09月18日 / SIAについて

SIA=DAYの準備と、台風

  嫌なお客さんが来ています。
台風13号です。
土曜日のSIA=DAYへの影響が心配です。
福岡は、20日の午後は台風も通り過ぎていると思いますが、東京方面から、かなりの参加者がおられます。この方々の足が心配です。ちょうど20日に、関東地方に再接近するようです・・
でもそんなことを心配していても、仕方ありませんので、準備に邁進しています。
明日は、リハーサルなので、レクチャーの写真の順番や、キーワードを外さないようにと、赤いペンで、レジュメに印をつけたり・・・
またゆっくり、このブログでもご報告できると思いますが、その一部、手元の写真をお見せします。
この写真の左側の文字は、モンゴル文字と呼ばれている、昔ながらの縦文字です。
この、一見模様のように見える文字も、いろんな種類があります。
右は、キリル文字。これはロシアで使われている文字で、ソ連の文化がモンゴルを
支配した姿でもあります。
今は、このキリル文字で、新聞、雑誌などは書かれていますが、モンゴル文字の
復活を願っている人たちも多いようです。


                                             高樹のぶ子

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

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縦文字 (見開きサイト)
2008-09-18 23:14:20
縦文字、というのがおもしろいですね!
 
 
 
台風と葡萄 (崖 之百合)
2008-09-19 08:15:03
台風の影響、関東地方では少し早めの夕方から、大雨が降る予報ですがどうでしょうか。

いろいろのモンゴル・サイアの準備、楽しみですね。

調べるとモンゴル文字は現代に合わせ、少し改良する余地の有りそうな感じがしましたが、そんな事も大変な作業でしょうね。

その文字は戦国時代の戦いの幟の文字に似て、戦闘的民族を連想させました。笑
何とも、元気のよさそうな文字ですよね?

 
 
 
忘れ、葡萄について。 (崖 之百合)
2008-09-19 08:55:12
しまった!笑

今年の葡萄栽培は・・・・大失敗に終り棚には枯れかけた葉のみが付いてます。
だから台風が来ても平気です!もうヤケクソです!苦笑

不作の原因は二つ、その一つは四月、六月の低温と七月の急な高温でした。
もう一つは巨大化のためのジベレリン濃度が少し濃すぎたことです。

その結果色付き始めた七月頃に、七割以上の葡萄の粒が実割れを起こして了いました!
もちろんこんな事は初めての事。(栽培歴は30年)

情報では我が家だけでなく埼玉県の農家の方々も、売り物になる葡萄は収穫できなかった所も多いと思います。
関東地方の天候は今年に限り、葡萄に向いてなかったようです。
我が家の葡萄は340房のうち70房だけ収穫でき、つまりほかの葡萄は廃棄処分にしました。 泣

来年は気を付けないと。
 
 
 
今日 (satoko)
2008-09-20 00:33:53
いよいよ今日ですね。

SIA=DAYの成功をお祈りします。

台風も思ったほどではなく、ほっとしました。

モンゴルの文字、縦のアラビア文字みたいですね。
一本の線上に、書いているようで、興味深いです。
 
 
 
SIA-DAYから得たもの (ビー玉)
2008-09-22 17:39:44
高樹先生、そして、スタッフの皆様、SIAーDAY、御苦労さまでした。

疾風怒濤の移動劇から解放されて、やっと感想の書き込みができる環境に至りました。ハードスケジュールのせいで、まだ少し心臓が苦しいので、うまく書けるかどうか不安ですけど。

このブログ上でいろいろなことがあって、疲れきっていた私は、正直、参加することをためらっていました。結果的には、参加させて頂いて非常によかったと思っています。

理由は二つあります。

一つ目は「五感で感じるSIA」と銘うってあるように、実際に参加しなければわからないモンゴルに関する「感覚」を会場で感じとることができたこと。おやつタイムにふるまわれた塩味のミルクティーの意外な味わいは、ネット上では感知できません。

二つ目は、ブログ上の言葉だけでは掴みきれなかった高樹先生の真意を汲み取ることができたことです。

たとえば、このブログで紹介された「心の運動」という言葉の意味あいも、私は大きく誤解していました。
以下はSIAーDAYモンゴル編終了直前に高樹先生が私たち参加者に問いかけられた言葉の概要です。もう、ずいぶん記憶があいまいになっているので、間違っていたらごめんなさい。

「人は運動能力(体力)や、知力を鍛えることを考えることはありますが、みなさんは心の運動能力を鍛えることを考えたことがありますか?
私はモンゴルの子供たちに、ある問題を出しました。日本では、お月さんの黒い模様を見て、うさぎが餅をついていると言ったりするんだけど、あなたたちには、どんなふうに見える?と。一番すばらしいと思った答えは、お母さんが子供をかかえている、と答えた子のものでした。(確か、この子にはお母さんがいないという話をされたかと思います)。その子の心の運動能力は、とても高いといえるでしょう。将来、国を支えるような偉い人になるかもしれません・・・。今から、九大の院生さんたちと、どうしたら、心の運動能力を鍛えることができるのか討論しようと思っています」

私は「心の運動能力」というのは、一種の耐性のようなものと勝手に解釈していました。しかし、実際に御話をうかがってみると、それだけでなく、心をはたらかせて想像したり創造する能力なのだということとがわかりました。確かに、その能力は、柔軟な思考と柔軟な生き方を身につけなければ習得し得ないものでしょう。

補足説明しますと・・・。モンゴルの生活現状は、(気候が厳しいだけでなく貧困の度合において)、予想以上に厳しく、アルコールに頼らざるを得ない男性も多くて、ウォッカの消費率が非常に高いのだそうです。生活難によるアルコール依存症による家族内のトラブルから母親が父親を殺したり、或いは逆のパターンによって孤児になる子も絶えないのだとか。
そんな理由から刑務所に入った父親が、家族に会いたいがばかりに脱獄囚の真似をして針を飲み死んでしまう話を、ある孤児の女の子がロウソクの灯りに向かって話すというエピソードには胸を打たれました。
開発や発展を急ぐばかりに、児童図書館などの施設が銀行に変わっていくという現実にも考えさせられるものがあります。

書きだすときりがないので、あとは高樹先生や、その他の方たちのレポートにお任せします。でも、もう少し話におつきあい下さい。

当日は、朝、京都から新幹線で福岡に戻り、ボストンバックを抱えたままでSIAに参加。その日のうちに、ふるさとの町へ移動したのですけれど、台風の影響で途中、立ち往生し、6時間近く列車のなかに閉じ込められ、家に着いたのは午前1時半を過ぎていました。

翌日、このブログでもお写真が紹介されていた黒井千次さんの講演を拝聴。「小説は最初に予定していた結末とは違う結末になった方が面白い」とか「最初に何らかの体験があって書きはじめるのだけれど、体験そのものでは小説にはならず、さりとて現実が認めてくれる虚構でなければ駄目・・・」などと興味深い話をして下さるので、心臓が苦しくて途中で気分が悪くなった私を帰させない面白さでした。

その日の夕刻から拝観する予定だった薪能も強雨のために開演時間延期。でも、なんとか開始されました。観劇の間は不思議なことにぴたりと雨がやみ・・・。薪の灯りに照らされたお城の石垣を背景とした舞台で、幽玄な雰囲気のなか、能と狂言が演じられました。会場は大盛況。私、出番が終わって着替えて出て来た茂山兄弟を真近に見ちゃいましたぁ~。以下は、SIAの後の打ち上げの際、揺籃の樹のメンバーに私が語った言葉です。

「私は、時々、地方に生まれたことを恨むことがあります。子供の頃、伝統芸能にふれたのは、たったの三回。茂山兄弟のおじいさんたちが全国の中学校を廻って演じてくれた狂言を観たのと、文化庁の公演で雅楽と歌舞伎を一回ずつ・・・。お能に至っては京都に出ていくまで一度も観たことがありませんでした。でも、その一回一回は、滅多にふれることのできない文化だったからこそ、子供の私にとても重く響き、今も強烈な記憶として残っているのです。だからこそ、今回、私のふるさとの町のお城の石垣の下で初めて薪能が開催される意義は大きいと思っています。
今日のSIA-DAYで、モンゴルの童話作家ダシドクさんが言っておられたー地方出身の学生の方が優秀だ。大自然のなかで育ち、都会にいては享受できないものを享受し・・・云々ーという言葉はとても印象的でした。モンゴルの田舎の子の瞳も、得難い文化に出会った時には貪欲にそれらを吸収したいという意欲に満ち満ちていたように思います」

今回のSIA-DAYの副題は「ローソクに話そうー子供たちの現実」でした。
第Ⅲ部では、高樹先生が現地で訪れた孤児院で、さまざまな事情で心に傷を負った子供たちが、暗闇のなかでローソクに自分の過去を話すシーンについて御話しして下さったのは前述のとおりです。

私は、涙が出そうになるのを必死におさえながら、孤児たちのエピソードを聞いていました。

すると、高樹先生が最後にこう言われるのです。
「涙を流してもよいではありませんか。
人生を生き抜く過程において、涙をながすことで発散されるものもあるように思います」。

すっと心臓の痛みが消えて、楽になった一瞬でした。
私が朝起きてすぐに流している涙も肯定することができました。

そして、最初に書いた「心の運動」の話でSIA-DAYは終わりを告げるのです。

関係者の皆さん、本当に御苦労さまでした。そして、国際比較のみならず、モンゴルを知ることで日本の文化をも振り返る機会を与えて下さり、尚かつ自分の暮らしを顧みる時間を下ったことに深く感謝致します。

次はタイだそうですね。新聞連載とのかけもちで大変でしょうが、がんばってください。


 
 
 
好いお話しでした。 (崖 之百合)
2008-09-22 23:29:13
ビー玉さん、報告ありがとう。
いろいろと好いお話しでしたよ。

そうですね、僕も元気が湧いて来ましたから、ビー玉さんの幸せを祈ってますがきっと大丈夫だよ。


 
 
 
 (ビー玉)
2008-09-23 15:45:50
崖さん、satokoさん、ありがとうございます。御二人のコメントに心が暖かくなるものを感じました。私も御二人から勇気や元気を頂いた気がします。

人の縁って不思議だなぁー、と思います。崖さんなんて、大嫌い!(あっ、正直に書いてごめんなさい)と思っていた時もあったのに。今はその崖さんに感謝している・・・。satokoさんも、御会いしたこともなく御齢もよくわからないのですが、いつも支えて頂いていることに深く感謝しています。

ところで、前述のコメントで、ひとつ間違いがありました。今回のSIA-DAYの副題(テーマ)は「大草原と一本のローソク」です。「ローソクに話そう―子供たちの現実」は、第Ⅲ部の題でした。お詫びします。ごめんなさい。

大草原といえば・・・ダシドンドクさんは、童話を書く時、わざわざ大草原に建てられた小さな小屋に出向くのだそうです。草原には、その小屋以外、何もなく・・・。夜は、きっと満天の星を眺めることができるのでしょう。空気の匂いまでは映像では伝わってきませんでしたけれど、きっと草の匂いと清澄な空気が流れているんだろうなと思いました。

前のコメントに書いた「地方出身の学生の方が優秀・・・」という件は、この大草原の小屋の前で語られたお話です。
その草原の映像を見た途端、モンゴルは、行ってみたい国のひとつになりました。

大草原以外、何もない・・・。それが、とてつもない魅力なのです。「何もない」ということは、却って人の心、殊に子供たちの心を豊かにするのかもしれません。おのずと想像力を働かせ、何もないところから何かを創造する「夢」を持って生きざるをえなくなるような気がするからです。

SIAの会場でそう思い至った時、改めて日本の地方に生まれたことに感謝しました。その想いが前述のコメントにつながっているのです。

私事で恐縮ですが、実は、私のふるさと、この10月から放映されるNHKの朝ドラの舞台になります。この山陰の城下町と京都の両方で撮影が進められているようです。主演は「ふたりっ子」でブレイクしたマナ・カナちゃん。彼女たちは、もう大学を卒業する年齢に達しているのですけれど、劇中では18歳の設定でスタートします。

私の長男も18歳で、私自身が8年前から京都とふるさとの町を行ったり来たり(一昨年からは+福岡も)する日々を送っているもので、妙に感情移入してしまいました。長男が福岡にやって来るまで通っていた高校でもロケが行われていたようです。

このブログでキリエが取り上げられた際のコメント欄に書かせて頂いた京都の合唱団に、NHKのディレクターがいたことが御縁で、学生時代、NHK大阪放送局に朝ドラの投書の返事書きのバイトに行っていたのですが・・・。その時、まだ下から二番目くらいの位置にいた長沖渉さんというディレクターが、「ふたりっ子」でマナ・カナちゃんを発掘し、今回もプロデューサーを務められるようです。

互いの出生の秘密を知らない双子の姉妹が、偶然、出雲大社で出会うところから物語はスタートします。出雲大社は「縁」にゆかりのある神社・・・。そして、実は、私の生まれた地方は、福岡と同様に、最もアジアに近いという地理的条件を備えています。
これも何かのえにしかもしれません。





 
 
 
ほんとう (わたし)
2008-09-26 00:05:40
        わ 
       た 
       し 
        が 
       ほ 
       ん 
        と 
       う 
        の 
       P 
  U 
        P 
        P 
       Y 
       ち 
       ゃ 
        ん 
        よ 
       ! 
         

 
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