高樹のぶ子のSIAブログ
ハノイの露店DVD
ベトナムに行ったとき、書店の現状を見てきました。
出版点数も多いし、多種多様な本が並んでいました。
日本では大きいビルに書店が入っていますが、ベトナムではそれもいろいろで、
路地裏の、ちょっとアブナイ感じの奥まったところにも、ちゃんと本屋があり、
それも、書庫のように本が積み上げてあり、若い人たちが来ていました。
活字文化の活発な様子がわかります。
この写真は平台に並べられたDVDです。
日本のアニメも、ありました。
黒澤明のものも見えるでしょ?
スタジオジブリも、それからアメリカの人気テレビ番組関係も・・
若い人たちのオートバイの音に、このDVDたちは不思議に似合っていました。
若い国、という印象ですね。
高樹のぶ子
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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それはお隣の中国や韓国においても同じこと。
戦争で味わった痛みの記憶はおいそれと消えないものなのでしょう。
僅か30年余りしか経っていないベトナム戦争を経験したベトナムは、なお強い怒りの感情を抱いていたとしても不思議ではないでしょう。
こうした歴史的な痛みを実感として知らない世代は、かつての敵国であっても音楽や映画を通して、フワリとそうした壁を越えてしまう気がします。
文学は…残念ながら音楽や映画のように急激に浸透していく力を持っていないように思います。
ただ、人の心に静かに堆積して、音楽や映画にはないうねりのような力を持っていると信じています。
高樹さんのSIAが、アジアの国の人々の大きなうねりになるのだとWEB SIAを訪ねていると思えてなりません。