高樹のぶ子のSIAブログ
フクからの賀状
新しい一年を、みなさまいかがお迎えでしょうか。
私は福、いえフクです。
通常はフグと濁りますが、縁起が良いので、フクと発音します。
下関の水族館で暮らしています。
高樹のぶ子さんによると、わたしが無邪気で、すごくカワイイのだそうです。
無邪気というより、無知の可愛さだと言いたいのでしょう・・
（あの人、ちょっとタカピーね）
どうです？
無知でも無邪気でもいいですが、のんびりと泳ぐ姿は、癒し系でしょ？
たまたま水族館に運び込まれて来ましたので、こうしてユラユラと
泳いでいますが、ここ下関では、フクはチリや鍋にして食べるものです。
何が幸不幸を分けるのか、少なくともフク世界では、努力や能力とは
関係ありません。
高樹のぶ子さんは、昨年１２月にインドへ行きました。
そこで思わず、私つまりフクのことを思い出したのだそうです。
インドでも、ほんのちょっとした運不運で、あるいはどの親の子に
生まれるかで、人生が決まってしまう。
あまりに不条理だと感じたそうです。
しかし不条理という言葉も、ちょっと旧くなったようですね。
カミュの「異邦人」がこの言葉で説明されたときに、それはそれで
新鮮だったそうですが。
世の中で起きる事件の中で、不条理が占める割合がどんどん増えてくると、
不条理を条理で整理整頓しなくてはならない。
説明出来ないもの、分類不可能なものは、どんどん増えていきます。
小説は、「ともかくソコに在る」だけのもの。
人間が「居る」のだから仕方ない。
私だって、なぜだかわからないけれど、こうして生きて「居る」んです。
フクの身なのに・・
誰か説明してください・・
というわけで、小説はフクなんだそうです。
無理がある？私もそう思います。
首をひねっているあなた・・でもまあ、正月ぐらい、大目に見てあげてください。
高樹のぶ子さんも、人が言うほどには、条理はわかっていませんから。
フフフ・・ククク・・
今年も高樹のぶ子さんとこのブログを、よろしくお願いしますね。
高樹のぶ子
コメント ( 15 ) | Trackback ( 0 )
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（昨年亡くなった身内がいましたので、オメ・・・は控えさせてね）
可愛くてしあわせそうね！
よかったね。水族館ならニンゲンという動物に食べられることもないでしょう
昨日、小説家の「たかぎのぶこ」という人の『蔦燃』という小説を読みましたよ！フクちゃんに説明するのには、ちと大変かな？
でもね、そこに人が居て、小説というのがあるらしい、ということだけを、「あっ、そんなこといっても、ニンゲン世界のことなんか、わからないよね」
では、ハッピーな年になりますように！
いちいちゃんより
みなさん、おめでとうございます。
フクさんおめでとう。
生きとし生けるもの、おめでとう。
ぼくもいい歳になりました。
言い換えれば人生も晩年になったということです。
しかし、ミネルヴァの梟は日暮れに飛び立つと言います。
そんな気持ちで新年を迎えました。
今年も、ありとあらゆるものからのご指導あらんことを・・・。
ちょっと変か？
ほとんどの不条理と、ほんのわずかの条理しかないのでしょうねえ。そもそも人間だけが、条理や意味を求めているのだと。
『シーシュポスの神話』は、正しい寓話
『嘔吐』のロカンタンは、みんな意味を持たないのだと気づく
でも、今年も意味をさがして歩きまわりたいですね。
しがない人間ですから。
今年は本当に茨の道でしたね。。
ブログ炎上しないで、
質素ながらも高樹さんらしいブログが出来上がった事にとても安心しています。
高樹さんの感性は、、
一般的に受け入られるところと弾かれるところの境界線にありますからね。。（苦笑）
私は高樹さんの奔放な感覚に同調しますが、、、
気に入らない人も沢山いると思いますよ～
人との関わりの難しさを感じた高樹さんのブログではありました。
高樹さんからお声かけしていただいた時には本当に嬉しかったです～♪
今年もこちらのブログを楽しませていただきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。。
去年のことですよね～
日々進化する中で、
新しい高樹さんの感性を受け取りたいと思いますよ♪
これからも、
マイペースに頑張ってくださいね！
ごめんなさい～
あ～～～ドジな私（爆）
多分高樹のぶ子さんには遠く及びませんが、
僕も愚かな妹の喪から未だ明けてないのでご挨拶は控えます。
水族館で頑張ってる虎河豚さんに太平洋で出会った、
或る箱河豚さんことでもお話ししましょう。
はて、あれは何処の防波堤だったか、南房総の防波堤にＭ先生を誘い釣りをしていたら、
そこへ弱った大きな不思議な魚が流れ着き、するすると玉網を下ろし掬い上げました。
何と掬い上げて見ると今までには見た事もない、５０センチ近くも有る巨大な箱河豚でした。
無毒の箱河豚を眺めながら、ちらっと蒸し焼き料理の仕方を想像しましたが、
しかしその箱河豚の大きさに圧倒され、これはきっと老衰に違いないと思えました。
直ぐに外海へ戻すと体を横たえて、時折ひれを上げバタバタさせる箱河豚を、
潮の流れで遠く沖合に消えて行くまで見送りました。
水族館のガラスの箱の中で嘴をカットされ、一生を終える虎河豚さんには、
この巨大な箱河豚さんの一生はどう映っただろう。
河豚は表情が可愛いですね。
今年は牛年から虎年に移行する、その途中は丑寅（艮）って事でしょうか？
今年はかなり具体的な社会変動が有りそうですから、現役の皆さま方自らの英知とポジションを活かし社会貢献をしましょう。
お元気ですか♪
今年もがんばりましょう（^-^）
こちら東京は２日間とも快晴でした。
「マイマイ新子」が連日満員だった阿佐ヶ谷の隣の区ですが、年末の風がホコリやスモッグを吹き飛ばしてくれたのでしょうか、きれいな青空が広がった２日間です。
日本海側の大雪に見舞われた人たちのことを思うと喜んでばかりもいられませんが、天気図を眺めていると、小さな小さな日本の上に、晴れあり、曇りあり、雪ありと、あらためて結構な広さを感じます。
今年もSIAを楽しみにしています
フクちゃん・・めちゃくちゃ可愛いです。
真っ白なお腹が鏡餅に飾付けるウラジロに似てると思いました。
寅年だけにトラフグ・・ナイスです。
お正月は「ナポリ 魔の風」で楽しませて頂きました。
良い年でありますように。
高樹先生のブログで、いつも、知恵と元気をもらっています。
ありがとうございます。
今年も、素敵なお話を楽しみにしております。
私の産土神社です。
この土地に住んでいた頃の記憶は幼すぎて全くありませんが
街並み、景色がとっても好きです。
フクちゃんもたくさん見てきましたよ！
年末の博多駅でのサイン会で握手をして頂きまして
ありがとうございました
マイマイ新子を劇場に足を運んで見に行くのは何か気が引けて小説の方を読んでいます。（まだ途中です）
三つ子の魂百までと言いますが、生まれて９年しか経っていないのに、カリフォルニアの女に「仇」を取りに行く正義感や、傷痍軍人のおじさんの「逃げずに自分の目で確かめないと怖いままだ」という言葉は、連載小説終了直後にインドに行く行動力の原点かなと感じました。
トラフクの愛嬌を持ちながら読者に感動を与え続けてくださる先生に感銘しました。
今年も宜しくお願いします。
ありがとうございます。
近場の温泉で短い骨休めをしてきました。
ほっと一息。
福岡は天気予報と違って、とても美しい数日でした。
新しい記事は明日５日からアップをいたします。
今日までは管理スタッフがお休みなんです。