猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

三味線の根緒

2015年09月28日 18時21分55秒 | 調査・研究・紀行
 以前から古い根緒が切れてしまっていました。面倒くさいので、テーピングで補強して使っていましたが、いくらなんでも、舞台では使えません。先日、浅草に行ったついでに、新しい根緒をひとつ買ってはきたのですが、自分で組めないものかと、その古い根緒をほどいてみました。すると、うまいことに、テーピングが目印となって、どういう組み方なのが一目瞭然です。そこで、実験的に、山道具の中から細引きを引っ張り出して来て、組んでみました。太棹用ですので、5mm程度の細引きがぴったりです。

(クリックで拡大します。)
左が切れてテーピングだらけの古い根緒。右が細引きで組んでみたもの。形を決めるために、試作品もテープで留めながら、作業しました。
やっと完成。

古い方も元通りにできました。
今度、綺麗な紐がありましたら、オリジナル根緒を作りましょう。細棹用なら3mmぐらいがよさそうです。

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