猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

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新発田 三光寺公演 延期

2020年03月18日 14時41分18秒 | お知らせ
先回、お知らせいたしました4月25日(土)に予定されていた新発田市の三光寺での猿八座「平家女護島」は、諸般の事情により延期と決定されました。ご迷惑おかけいたしまして申し訳ありません。延期日程については、今後の情勢を考慮しつつ、改めてお知らせ申しあげます。
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新発田市 三光寺公演 第3回目

2020年01月13日 22時34分06秒 | お知らせ
次の公演は4月までありません。4月25日午前10時から、午前中です。お間違いなく。演目は「平家女護島」いわゆる「俊寛」です。今年は、異常な暖冬で、新潟にはさっぱり雪がありません。きっと春も早いことでしょうから、桜の頃になるかもしれません。是非、ご覧ください。


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2020年 猿八座 活動開始

2020年01月13日 22時16分14秒 | 公演記録
昨年は、新潟県国民文化祭で大変お世話になりました。また、沢山の応援をいただきました。本年もよろしくお願いいたします。さて、新年を言祝いで、三番叟でスタートいたしました。小泉八雲の狢は、まあ、いわばお年玉。

柏崎ドナルドキーンセンターにて第6回の古浄瑠璃を楽しむ会

ところで、今年は、落ち着いて新作に取り組むことになりました。制作と稽古に集中するので、公演は少し減るかとお思いますが、出来たところから、公開稽古で試演していくので楽しみにお待ちください。さて、演目は「をくり」小栗判官照手姫です。宮内庁所蔵、岩佐又兵衛作の御物絵巻を全六段16場に構成し直して、お届けしようと考えています。「山椒太夫」全6段に匹敵する大作になると思われます。


照手姫
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国民文化祭公演 全日程無事終了

2019年12月01日 20時55分16秒 | 公演記録
9月21日にスタートした新潟県国民文化祭参加公演「山椒太夫」は、全9公演を無事に終えることができました。最終日は、再び柏崎のドナルドキーンセンターに戻って、公演を締めくくりました。なによりも。ご来場いただきました皆々様に御礼申しあげます。この間の観客動員数は、千人近い数字となったと聞いております。全面的にご協力いただいたブルボンをはじめ、ご後援をいただいた各社様にも深く感謝申しあげます。
 猿八座としても希有な経験をさせていただきました。集中的に同じ演目を繰り返して演じる機会はなかなかありませんので、実践的稽古となって、手前味噌ですが、少しは実力アップにつながったような気がします。少なくとも自信になりました。
 
 さて、この「山椒太夫」は、そもそも「丹後国の金焼地蔵」の本地物語です。由良の如意寺の地蔵堂に納められております。猿八の芝居では、口で紹介されます。


安寿と厨子王の額につけられた焼き金の傷は、地蔵菩薩の験力によって消されますが、その傷は地蔵が負うので、これを「身代わり地蔵」というわけです。「金焼地蔵」にはその傷があるわけです。安寿は別れ際に、持仏の地蔵を形見として厨子王に渡します。



その地蔵菩薩の持仏は、母との再会の後、もう一度奇跡をおこして、母の目を開かせます。



この度は、連続九回、これらの奇跡が起こったわけです。ありがたし、ありがたし。

本年の猿八座公演はすべて終了いたしました。
来年2020年の初舞台は、1月11日(土)同じく柏崎ドナルドキーンセンターで、「三番叟」「狢」です。
少し、気が早いですが、よいお年をお迎えください。


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国民文化祭参加 山椒太夫 新発田・村上公演終了

2019年11月18日 19時36分36秒 | 公演記録
後半の山場、二日連続公演でした。同じ場所ならむしろ連続公演はいいのですが、場所が違うと、舞台の組み立てばらしが続くので重労働です。ところで、新発田公演の会場「きやり館」は、元々料亭だった建物ですが、昔からの置屋さんが並ぶような所ですから、なにか別な住人がいらしゃるようで、開幕直前に幕が落ちる、開演中に電気のコードがたれる。最後に持仏のお地蔵さんが、舞台下に転がり落ちる等々、さんざんに悪戯をされました。翌日、村上公演は使い慣れた教育情報センターホールでしたが、前日のことがありましたから、念入りにお祓いをして臨みました。おかげさまで、今回の山椒太夫公演の中でも最高の舞台になったようです。さて、あと残すところは1回。最終回は再び柏崎のドナルドキーンセンターに帰ります。11月30日をお楽しみに。

新発田市きやり館  撮影:藤田雅善
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国民文化祭参加公演 山椒太夫 佐渡公演

2019年11月04日 20時31分30秒 | 公演記録
猿八座の山椒太夫は、「山本角太夫本」を使っています。説経山椒太夫では、安寿は山椒太夫館で責め殺されてしまうのが普通の筋ですが、この本だけが、安寿を佐渡まで運びます。安寿は佐渡島でようやく母親に出会います。しかし、いったい誰がこんな話にしたのでしょうか、盲目になった実の母親に叩き殺されてしまうのです。

佐渡島が舞台となる「鳥追いの段」・・・めくらの杖は咎ならじ・・・

その安寿の墓と言われている安寿塚が、島内の畑野と外海府の鹿ノ浦にあります。しかし、鹿ノ浦の社は元々十二所権現であったという記録があるので、修験者がいなくなってから、この浄瑠璃にもとづいて神様が書き換えられたようです。

さて、安寿が亡くなってから、出世した厨子王が、国司として佐渡島へとやってきます。そこで持仏の地蔵菩薩が、奇跡を起こして母の目を開かせます。さすがは佐渡です。その瞬間に大きな拍手が巻き起こりますした。最新の演出では、地蔵菩薩を逆さまにかざす、「逆さ地蔵」という祈祷を行います。写真ではよく見えませんが・・・これにも、みなさん気づかれていたようでした。


さて、残り3公演です。
11月16日(土)新発田市地域交流センター
11月17日(日)村上市情報交流センター
最終回11月30日(土)は再び柏崎市、ドナルドキーンセンターでお待ちしております。
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国民文化祭参加 山椒太夫 長岡歴史博物館公演

2019年10月22日 18時36分23秒 | 公演記録
全九回の国民文化祭公演のうち、5回目までが無事に終了。長岡の歴史博物館では毎年、佐渡の真明座による文弥人形公演が行われているだけあって、観客の目も肥えております。要所要所で、的確な反応をいただき、芝居が大いに盛り上がりました。母君開眼の瞬間の拍手を久しぶりにいただいて、私も一安心。これぞ浄瑠璃冥利であります。

母君開眼。厨子王が持っているのは地蔵菩薩の持仏。
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国民文化祭参加公演 山椒太夫 新潟ふるさと村

2019年10月07日 21時41分42秒 | 公演記録
東京から新潟に通う楽しみのひとつは、道々の山並みを眺めては、次の修行場を探すことだった。それに、なんといっても谷川岳を拝することがなんといっても喜びだった。今度、奈良から新潟に、飛行機で通うことになって、なによりなのは、まず富士山を拝し、それから、
御嶽、乗鞍、北アルプス付近を上空から俯瞰することである。50分間のパノラマから目がはなせない。


富士山遠望


穂高岳付近


さて、それはさておき、3回目の国民文化祭参加公演「山椒太夫」は、新潟「ふるさと村」で行われました。多くの方々のご来場ありがとうございました。先回の直江津からの帰りに、上越妙高から新幹線に乗り、金沢からサンダーバードに乗り換えて京都まで戻ったのですが、この車中で、どうやら「風邪」か「インフルエンザ」かわかりませんがいただきまして、今回は、鼻声のがらがら声で、申し訳ありませんでした。一日二回公演という時に限って、どうもこういうことになるようです。熱がなかっただけよかったです。一部のご感想によりますと、枯れててよかったとか・・・・



撮影:藤田雅善

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国民文化祭参加 山椒太夫 連続9公演はじまる

2019年09月23日 11時43分57秒 | 公演記録
新潟での国民文化祭がはじまりました。第1回目は柏崎のドナルドキーンセンター。全公演の成功と、また最終回に無事にセンターに帰ってこられるようにとの祈念を込めて「二人三番叟」で舞台を清めました。

ドナルドキーンセンターにて。

翌日は、いよいよ、初の「直江津」での公演です。なんといっても、都を目指した安寿・厨子王の一行は、この地で人買いに売られてしまうわけですから、力が入ります。

佐渡汽船にて。場面は、直井の浦の扇の橋。直井というのは、直江津のことで、現在「扇の橋」はありませんが、「なおえつばし」には山椒太夫物語のレリーフがあって、その雰囲気が味わえます。



佐渡汽船の一階ロビーには、山椒太夫の文弥人形が飾られています。「人買い」というのは怖いです。


次回は、10月6日(日)新潟ふるさと村で、午前11時からと午後2時からの二回公演です。


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国民文化祭にいがた2019特別連携事業 

2019年07月19日 22時40分05秒 | お知らせ
今年の国民文化祭は、新潟です。猿八座は「山椒太夫」三段組み一本で、上越から佐渡、村上まで、9公演を予定しております。是非、お近くの会場にお越しください。


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親鸞記 初演 於三条別院

2019年06月02日 21時54分04秒 | 公演記録
宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要。浄土真宗の法要というものに初めて参加させていただいた。びっくりしたのは、合唱団がエレクトーン演奏で朗々と賛歌(・・・ここが教会なら賛美歌にしか聞こえない)を歌うのである。たとえば「真宗宗歌」は、

ふかきみ法(のり)にあいまつる
身の幸 なににたとうべき
ひたすら道を 聞きひらき
まことのみむね いただかん

と、もちろん、参会の門徒全員で歌うのである。なかなか壮観であった。



さて、午前中が法要で、午後が「親鸞記」である。浄専寺の堀川秀道氏からお話をいただいてからまる2年。やはり、門徒の方々は、親鸞聖人のことはよくご存じですから、見る目も厳しいでしょうが、ちゃんと分かってご覧になっていらしゃるという安心感がありました。そして、なによりも沢山ウケていただいたので、こちらもだいぶノリました。以下の写真は、幼い親鸞聖人が出家をする場面です。よく使う単純な早変わりの手ですが、これが大ウケでした。

慈鎮和尚(御殿の中)の所に弟子入りします。僧がカミソリを手にして、九歳の親鸞の髪を落とします。



坊さん達の人形で覆い隠して、人形をすり替えます。



一瞬で丸坊主のくりくり親鸞が現れます。因みに下手にいるのは、お父さんの日野有範です。
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親鸞記 公開稽古

2019年05月26日 22時33分41秒 | 公演記録
いよいよ三条別院での「親鸞記」初演が近づいて参りました。新作の仕込みが大変なのは、頭(かしら)から衣装から、書き割り、小道具となにもかも、ひとつひとつ手作りだからですが、これらはほとんど西橋八郎兵衛師匠の作品です。その中でも、たいていひとつや二つは私も、参加して作ります。今回は24人の山伏の兜巾。本当に24個作りました。発砲スチロールですけど。あとはだいたい「字」は私が書きます。今回は、親鸞が指で岩に書き付けるという「帰命尽十方無碍光如来」を書きました。
今週は、本番前の公開稽古。仕上げの稽古でしたが、なんとか、停まらないで通せたようでした。本番は、来週6月2日です。「親鸞記」の公演は13:30開演の予定です。一般の参拝者は無料で観覧できますが、立ち見のみですので悪しからず。


笠間郡稲田での布教を憎んだ山伏達24人が、親鸞聖人を殺害しようといろいろ企てますが、うまく行きません。とうとう草庵に押しかけて殺そうと、詰めよりますが・・・。



この岩は、小田原市国府津の真楽寺の帰命堂の下に埋められているということです。



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6月猿八座 新作「親鸞記」 

2019年05月06日 19時35分03秒 | お知らせ
この私のブログのうち、「忘れ去られた物語たち」というページには、説経や古浄瑠璃の現代語訳を収録してあります。その中から、「親鸞記」を探し出してこられたのは、真宗大谷派太田山浄専寺の堀川秀道氏でした。新潟三条教区の親鸞聖人の750回御遠忌法要で、「親鸞記」をやってほしいとの打診があったのは、もう1年以上も前のことですが、あっという間にその本番がせまってきました。どうやら、この連休中に数々の小道具・大道具も完成したようです。「親鸞記」は古浄瑠璃の中でも古い1630年の作品で古活字本です。当時はかなりの人気作品で、本願寺から何回も上演禁止の訴えがなされて、その度に題名を変えて再演されるなどした記録があります。しかし、そのブーム以降は、ひょっとすると、これが約400年ぶりの再演かもしれません。

初演の作品になりますので、猿八座では、公開稽古を行います。

「親鸞記」公開稽古 5月26日(日)午後1時半より  猿八座稽古場(東光寺心萃房)にて

お近くの方は是非、おいでください。観覧無料・飲食自由です。

本番は、

 6月2日(日)10時から三条別院で行われる「親鸞聖人七百五十回御遠忌」法要の一環として行われます。
観客席約400は全て檀徒の皆様で埋まりますので一般申し込みはできません。
ただし、参詣される一般の皆様は、客席の後方、脇からご覧いただけます。
法要に参加される御門徒の皆様を優先させていただきますので御了承下さい。

13:30開演、約1時間半の公演です。

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阿弥陀胸割 瑠璃山三光寺 新発田市 

2019年04月08日 10時58分57秒 | 公演記録
久しぶりの「阿弥陀胸割」(あみだのむねわり)でした。由緒ある浄土宗のお寺で開催できたことがなによりでした。この寺には、本尊の阿弥陀三尊をはさんで上手に浄土宗の高祖である善導和尚(ぜんどうかしょう)、下手に法然さんの像が、祭ってあります。「阿弥陀胸割」は、この高祖「善導和尚」が日本に伝えたことになっていますので、大変ありがたいわけです。

善導和尚像

御本尊
150名もの方々にご来場いただき誠にありがとうございました。方丈様の御協力で、楽しい舞台になりましたことに感謝申しあげます。別時念仏の場面で御出演いただきました様子をご覧ください。

阿弥陀胸割(別時念仏)ユーチューブへ



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阿弥陀胸割 あみだのむねわり

2019年02月01日 09時05分24秒 | お知らせ

洛中洛外図《舟木本》の一部拡大ですが、ここには、貴重な記録が描かれています。「むねわりあやつり」と外題が書かれているのがわかります。400年前の京都、四条河原の光景です。この絵に描かれている人形は、天寿・ていれいの姉弟と大萬長者だと思われます。口を開いて観ている客が又印象的です。この説経は、かなりのヒット作品だったようです。それから、四百年、今や、この芝居を観ることができるのは、世界広しといえども、猿八座だけですので、この機会に是非「阿弥陀胸割」をご覧ください。
4月7日(日)新発田市の三光寺で開催です。


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