てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

 オオミノガ幼虫

2015年08月13日 10時05分53秒 | 日記

 

 

 

 

オオミノガはオオミノガヤドリバエの出現で数を減らし絶滅状態にあるとよく聞く。

が、ここのオノエヤナギでは何百、何千という数のオオミノガが見られた。

大きな樹の葉はすべて食べられて僅かに残るだけ、葉の代わりにたくさんのオオミノガがぶら下がっていた。

そして今、蛹化の時期を迎えているのだろう、あちこちで移動しているのが見られた。

 

成虫が「」の形になるのはに限られる。雄は退化しており、などを吸うことはできない。雄の体長は30〜40mm。

は無翅、無脚であり、形は小さいに、小さなと体の大半以上を腹部が占める形になる(また、雄同様口が退化する)。したがって「ガ」にはならず、蓑内部の蛹の殻の中に留まる(性的二形)。 

 雄は雌のフェロモンに引かれて夕方頃飛行し、蓑内の雌と交尾する。

この時、雄は小さな腹部を限界近くまで伸ばしの殻と雌の体の間に入れ、蛹の殻の最も奥に位置する雌の交尾孔を雄の交尾器で挟んで挿入器を挿入して交尾する。

交尾後、雄は死ぬ。その後、雌は自分が潜んでいた蓑の中の蛹の殻の中に1,000個以上のを産卵し、卵塊の表面を腹部の先に生えていた淡褐色の微細な毛で栓をするように覆う。

雌は普通は卵が孵化するまで蛹の殻の中に留まっていて、孵化する頃にミノの下の穴から出て地上に落下して死ぬ。

 とある。

 


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